毎週木曜22時より、フジテレビで放送中のドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。8月13日(木)に放送される第5話に田中美里、長谷川朝晴のゲスト出演が決定した。

本作は、日本の連ドラ初となる病院薬剤師が主人公の新・医療ドラマ。石原さとみ演じる葵(あおい)みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。

第5話はみどりの過去が明らかに!キーとなる人物が登場

田中が演じるのは、病院薬剤師・清水佐緒里(しみず・さおり)。佐緒里は、今まで触れられてこなかった“みどりの過去”に深く関わる人物であり、現在のみどりに多大な影響を与えたキーパーソン。みどりはなぜ病院薬剤師になったのか、患者たちひとりひとりと真摯(しんし)に向き合う理由などについて初めて明かされることになる。

みどりは、末期の胃がんで萬津総合病院に入院している辰川太一(たつかわ・たいち/伊武雅刀)とその家族である辰川秀三(たつかわ・しゅうぞう/迫田孝也)、辰川樹里(たつかわ・じゅり/久保田紗友)との出来事をきっかけに、佐緒里のことを思い出す。

長谷川が演じるのは、消化器内科の医師で、辰川太一の担当医・畑中聡(はたなか・さとし)。畑中は太一の息子・秀三の頼みで、太一ががんであることを本人に伏せていた。しかし、みどりの後押しもあり、秀三は太一にがんであることを告げ、抗がん剤治療をしていくことを決意。畑中とみどりは、太一にがんの進行状況などを説明した上で、治療を進めていく。

病と闘う太一とそれを支える秀三と樹里、家族3人の目標は、退院して太一の大好きな野球を見に行くこと。しかし、そこに薬剤部で治験管理を担当する七尾拓(ななお・たく/池田鉄洋)が現れ、太一に治験薬の使用を提案。

一方でみどりは、治験薬の提案が太一ら家族に精神的な不安をもたらすことを心配する。畑中は、治験薬の使用を推し進めようとする七尾とそれに反対するみどりとの間で揺れ動く…。

初めて明かされるみどりの過去、末期の胃がんである太一とそれを支える家族が現実を受け入れ、それでも前に進もうとする姿。そして、みどりら薬剤部も太一ら家族を全力でサポートしていく。第5話は、人と人との支え合いや諦めない気持ちが連鎖していくストーリーに注目だ。

<田中美里 コメント>

私の演じる佐緒里は“葵みどりが薬剤師を目指すきっかけになった人物”なので、石原さとみさん演じるみどりの患者さんに対する深い思いや接し方を参考にして丁寧につくっていけたらと思います。

ふとした瞬間にみどりと重なる部分があればいいなと思って演じています。引き続きみどりの優しい眼差しのように寄り添って見ていただけたらうれしいです。

<長谷川朝晴 コメント>

今回、わたくしは第5話から出演させていただきますが、このドラマの台本を読んで、今後の衝撃的な展開に絶句しました。病気とどう向き合うかに始まり、どう生きていくのか、どう人生を全うするのかさまざまなことを問われている気がして、何度も読み返しました。このドラマの中で、どのように答えを出していくのか、皆さまぜひともオンエアでお楽しみくださいませ。

ちなみに、わたくし長谷川はこのドラマの中ではひっそりと脇役の医師を演じきりたいと思います。数多くの作品にて医師役を演じてきましたが、今回の自分のテーマは“目立たず存在する”です。どうか皆さまの目に留まらぬように(笑)。

<第5話 あらすじ>

萬津総合病院に入院中の「娘娘亭(にゃんにゃんてい)」店主・辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容態が急変。幸い安定したものの、葵みどり(石原さとみ)は辰川家を心配していた。

太一は末期がんだが、辰川は本人に告知をしていない。そのことで、祖父に嘘をついていると悩む秀三の娘、樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていたのだ。太一が倒れた後も、秀三と樹里の溝は埋まらない。樹里に助けを求められたみどりは、辰川と話に行く。

みどりの説得で、辰川は太一に告知して抗がん剤治療を受けてもらうことにしたと樹里に告げる。太一の妻が抗がん剤で苦しんだ時よりは薬も改善されてきてはいるが、それでも辛いことになるかもしれないと話す辰川に樹里はうなずいた。

医師から告知を受け、抗がん剤治療を行わなければ余命3カ月と言われた太一は治療の必要はないと思っていると言う。辰川と樹里は反対するが、太一は入院せずに家族と過ごしたいらしい。みどりは抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすことも出来ると提案する。太一は家族との話し合いで治療を決めた。樹里は太一と一緒に、これからやりたいことのリストを作る。

そんな中、みどりは相原くるみ(西野七瀬)とケモ室(抗がん剤調剤室)へ。くるみはがん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。調剤室に戻ると、くるみはみどりと一緒に太一を見たいと販田聡子(真矢ミキ)に申し出た。くるみにはまだ早いと不安視する販田だが、みどりは了承。命の現場で薬剤師がみた現実は…。