映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」大ヒット御礼舞台挨拶が8月13日(木)、都内にて開催され、主演の長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、関水渚、田中亮監督が登壇、小日向文世がリモートで出席。映画第3弾の制作が発表になり、長澤らが喜びを爆発させた。

左から)田中亮監督、小手伸也、小日向文世(パネル)、長澤まさみ、東出昌大、関水渚、ジャッキーちゃん

本作は、数々のヒット作を手掛けた脚本家・古沢良太による人気テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の映画第2弾。

美しきコンフィデンスウーマン・主役のダー子(長澤)、若きコンフィデンスマン・ボクちゃん(東出)、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード(小日向)がコンフィデンスマン=信用詐欺師に扮し、欲望にまみれた人間たちから大金を騙し取る痛快エンターテインメントコメディだ。

「プリンセス編」では、ダー子らが大富豪一族の10兆円にもおよぶ莫大なる遺産を狙い、マレーシアの伝説の島“ランカウイ島”で史上最大のコンゲームが繰り広げられる。

当初の公開予定日から2ヵ月以上の延期を経て、7月23日(木・祝)より全国で上映をスタートさせた本作。公開初日のアンケート調査によると、満足度は前作を超え、96.3%(※東宝調べ)を記録。公開22日目となる8月13日(木)時点で、観客動員170万人、興行収入23億円を突破しており、前作の29.7億円を超える大ヒットを見込めるという。

“プリンセス級”の大ヒット御礼として、開催された今回の舞台挨拶は、初日舞台挨拶と同様に全国201の劇場に生中継された。長澤は「こんにちは!観てますか~?」と生中継先の観客に満面の笑みで呼びかけ、「本当にたくさんの方にこの作品を観ていただけるいうことで、とてもうれしいです。前作を超えて、たくさんの人に観ていただいて、この映画を愛してもらいたい」と挨拶。

東出は「劇場に足を運んでいただき、ありがとうございます。時間に限りはありますが、楽しんでください」と言い、小手は「おかげ様で大ヒット。今後ますます勢いがつけられたら」とニッコリ。

関水は「とてもうれしいです」と笑顔を見せ、田中監督は「古沢さんが素晴らしい脚本を書いてくださり、新たな『コンフィデンスマン』の世界を広げることができました。いろいろなことがありましたが、無事公開して、たくさんの方に観ていただけていると聞き、うれしいです」と感謝。

また、仕事の都合でリモート出演することになった小日向は、「本当にたくさん応援してくださり、ありがとうございます。皆さんが応援してくれるおかげで、コンフィデンスマンチームはしばらく不滅です」と満面の笑みで呼び掛けた。

今回、スタッフキャストが選ぶ「コンフィデンスマンJP」にまつわる“何が本当で、何が嘘か分からない”話ベスト3を発表。第3位では「あの国際的スターが登場!?」ということで、ジャッキーちゃんが登場し、お祝いのコメントを。

また、第2位は「コックリ役の関水渚はミシェルの英語のスピーチを暗記している!?」といったテーマが飛び出し、関水の無茶ぶりから小手が英語のスピーチネタを披露し、すべる一幕も。

そして、第1位ではスクリーンに「コンフィデンスマンJP 英雄篇」が映し出され、運びこまれたくす玉を長澤が割ると、映画の第3弾が制作されることが発表に。

キャスト陣は知らなかったそうで、東出は「あ、やるんだって」と硬直した表情で話し、物事を理解すると「本当に驚くと人ってこういうリアクションになるんだ」と笑顔を見せた。

また「全然想像できなかった」とこぼし、「『ロマンス』、『プリンセス』と続いてきて、『英雄』。今度は漢字なんですね。想像がつかないけど、楽しみにしています」と期待を込めた。小日向は「とにかく第3弾、うれしいですよね。同じシリーズ3本目は経験がないので、それ自体が光栄」と感謝した。

長澤は、「本当にうれしいです。まさかこんなことになるとは…」と感動している様子。東出から「知っていたのか?」と問われると、「(スタッフに)『聞きたいですか?』と聞かれたんですが、『聞かなくていいです』って言ってました」と、知らなかったことを打ち明けた。

第1作目の「ロマンス編」の舞台挨拶で言ったことが「プリンス編」で叶ったこともあり、田中監督から「ご希望を今言っておけば叶うかもしれないんで」との提案が。小日向は「ロケ地は国内!」と勢い発言し、田中監督が「こひさんは国内が好きだもんね」とニッコリ。長澤も「近所がいいなとは思っています」と苦笑いした。

長澤は「2本立て映画にしたい」と言い、「『コンフィデンスマン 英雄篇』と『コンフィデンスマン 五十嵐篇』みたいな(笑)。二本立てで楽しむのは今の時代はないですし、3作も続くのはそれだけ愛されてる作品だと思うので、映画っぽいことをしたいです」とリクエスト。

小日向は「CGを多用して、とんでもないことやりたいですね。今までにないカッコいいやつ」と言い、「だったらスタジオ撮影が多くなるのでうれしいですね」とニヤリ。小手から「海外に行きたくないという思考が透けて過ぎてて」と突っ込まれ、爆笑していた。

最後には、長澤が全国の劇場に「まだまだ見てない人にもこの作品を面白さ、今回は特に感動作でもあるので、そこに注目してたくさんの方に観てほしい。私としては、『プリンセス篇』は大人の人たちにグッと届くような物語になっていると思う。子供も大人もみんなひっくるめて楽しんでいただけたら。もう1回くらい大ヒット舞台挨拶ができたらいいな」と笑顔を見せ、締めくくっていた。

「プリンセス篇」から「英雄篇」へ物語はつながっているそうで、「プリンセス篇」の登場人物がキーパーソンになるという。撮影地、撮影時期、公開日は未定とのこと。続報に期待が高まる。