世はまさにポイント還元戦国時代。

未来の歴史家が現代の日本を表するとき、このように呼称するのではないかと心配になるほど、今の日本にはポイントが溢れています。

自社のポイント勢力を伸ばすべく各社がしのぎを削り、雨後の筍のごとく新しい種類のポイントが登場。あるものは栄華を誇り、あるものは戦いに敗れ吸収されていく。

様相はまさに戦国時代そのものであり、このままでは本当に未来の教科書に、ポイント還元戦国時代と間抜けな名称が載ってしまいそうな勢いです。

3英傑が群雄割拠に終止符を打ったように、天下統一をしてポイント幕府を開けるような、ポイ大将軍やポイ閤の登場が待たれます。

「身代金は現金で5億。キャッシュレス決済の場合は、5%ポイント還元だ」

これを英語で言うと…

“I demand a ransom of 500 million yen in cash. Cashless payments will receive a rebate of 5% in points.”

Point: 身代金 = ransom

たとえば、知り合いの子供や動物が可愛すぎて連れて帰りたいときは、“I want to kidnap your puppy.”=「あなたの子犬を誘拐したい!」と言って、ついでにransomを求めましょう。

一件物騒な表現もジョークとして混ぜることで、ワンランク上の会話になります。

他にも、監禁 = captive や 人質(をとる) = hostage といった表現もありますので、ブラックジョークがわかる相手に言ってみましょう!

TPOを間違えると 犯罪者 = criminal となってしまうので注意です。

「ransom」、ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!

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