元宝塚男役トップスターの紫吹淳と、女優の佐々木希が、正体を隠して私物をこっそりメルカリで出品した。
10月26日(火)の『所JAPAN 2時間スペシャル』(カンテレ・フジテレビ系)では、所ジョージ発案企画「ハッピーメルカリ便」が放送された。
「ハッピーメルカリ便」は、芸能人が正体を隠して、私物をこっそりメルカリで出品。連絡が取れた購入者に、出品者をネタバラシして、サプライズを届けるという企画。今回は、紫吹が宝塚時代のお宝を、佐々木が子育ての思い出が詰まった愛用の私物などを出品した。
憧れの紫吹の私物に購入者感激「盛り上がってますね、家の中で」
紫吹がメルカリに出品した商品は、以下の通り。
ルイ・ヴィトン モノグラム・ヴェルニ
宝塚時代に、稽古の際にいろいろなものを詰めて持ち歩いていたバッグ。「汗と涙の青春が詰まっている」と語る思い出の一品。
ドルチェ&ガッバーナ セットアップスーツ&フェンディサングラス
宝塚時代の稽古着。
FOXEY 黒の膝丈ワンピース
宝塚時代に男役をやっていた反動から購入した洋服。
Twisted Heart スウェット
飛行機移動などでよく着るリラックス着。
AIMER ホワイトビンテージウェディングドレス
高円宮妃久子殿下がお書きになった、絵本を読むお仕事の際に着用。
出品者の名前を明かさずに出品する「ハッピーメルカリ便」。紫吹は、「(宝塚歌劇団では)月組だったんです。あと、私の本名が理佳と言って、ファンの人たちはリカさんと呼んでくれていたのです。なので、月組のリカということで、月野リカとかどうですか?」とファンならピンとくる名前を提案。
また、出品時の商品の紹介文にも、「お稽古バッグとして、花のみちからムラ(※)へと向かいました」などと宝塚通でなければわからない言葉で匂わせた。
※花のみちとは、阪急宝塚駅から劇場へ続く道のこと。ムラとは、宝塚歌劇団の本拠地「宝塚大劇場」のこと。
そして、いざ出品すると、紫吹が出品した5品はあっという間に完売。その後、兵庫県・姫路市に住む竹田祥子(仮名)さんが、取材に応えてくれることに。
竹田さんが落札したのは、AIMER ホワイトビンテージウェディングドレス。
幼いころから花嫁衣装を着ることが夢だった竹田さんだが、30代で結婚するも結婚式はなかった。その後、離婚してしまい「ウェディングドレスを着たことがないので、一度は着てみたいという、純粋な気持ちで購入しました」と説明した。
竹田さんは「ハッピーメルカリ便」の大ファンだそうで、毎日「メルカリパトロール」をしているそう。このドレスも検索中に見つけたもので、幼い日の夢がこみあげて即購入したのだとか。
スタッフから、出品者が紫吹だと明かされると、「感激です!紫吹さん大好きなんです。大ファンです」と大喜び。
実は、竹田さん、私服も紫吹愛用のFOXEYがメインというほど、紫吹は憧れの存在。「このような企画がなかったら、紫吹さんの私物を譲ってもらうことができなかったので、“胸が張り裂けそうです”」と、『所JAPAN』ではお決まりの紫吹のセリフを引用して喜びを表現した。
また、紫吹からサプライズとして、紫吹が宝塚時代に実際に使用していた指輪も渡された。
さらに、竹田さんは紫吹が出品したTwisted Heart スウェットとドルチェ&ガッバーナ セットアップスーツも購入していたことを明かした。
所ジョージは、「紫吹さんの私物だと知らないで買って。紫吹さんのファンで、紫吹さんのものが手に入る。すごいですよね」と驚き、紫吹も「こんなドラマがあるとは思っていなかったですし、今後の糧になります」と喜んだ。
所ジョージ「これが正しい『ハッピーメルカリ便』」
続いて、佐々木希がメルカリに出品したのは、以下の4件。
ミス ディオール ブルーミング ブーケ オードゥ トワレ
ナタリー・ポートマンに憧れて、大人買いしてしまった香水。
SIXIEME GINZA(シジェームギンザ)がま口の小銭入れ
がま口の中に金庫の鍵を入れて、購入者にサプライズを届ける佐々木発案のドッキリ商品。
iNtimite(アンティミテ)デニムスカート
佐々木がプロデュースするブランドの(プライベートで着用した)デニムスカート。
育児本3冊と絵本のセット
子育てで迷ったときに参考にした育児本と、子どもに読み聞かせた絵本「ノンタン」。
佐々木が出品した商品もすべて完売。まずスタッフに連絡をくれたのは、兵庫県に住む山本さん夫婦(仮名)。購入したのは育児本3冊と絵本のセット。現在、奥さまが妊娠7ヵ月だそうで、今後の出産と育児に備えて、「4冊で300円と安かったので即決しました」と語った。
そして、出品者が佐々木だと明かされると、山本夫妻は出品者名の「ノゾミ―・ポートマン」という匂わせに、気づいていたそうで「『佐々木希さんだといいな』という話はしていました」とコメント。
生まれてくる子どもは女の子だそうで、出品者が佐々木だと信じ、「素敵な女性なので、佐々木希から一字もらおうという話をしていました」と話し、佐々木を驚かせた。
また、iNtimite(アンティミテ)デニムスカートを購入した西村瞳さん(仮名)も取材。
購入理由を聞いてみると「(メルカリを)毎日チェックしていて、佐々木さんのアンティミテだけが検索に出るようにしているんです。(商品ページで)写っている写真が『ノンちゃんだ!』ってなりました」と説明。
12年前から佐々木希の大ファンだそうで、写真の顔は隠されていたが「手の感じが、細い引きしまった感じで『絶対そう!』だと思いました」と語り、ゲストの深田恭子は「ファンの方って手でわかっちゃうんですね。のぞみんと長年の付き合いだけど、手が小っちゃいって知らなかった」と驚きの声を上げた。
西村さんは「女優さんとしても活躍されていて、ちょっとずついい意味で変化されている。見た目だけじゃなくていろんな努力をされて、今輝いていると伝わってくる。今の佐々木さんが大好きです」と話し、佐々木を喜ばせた。
また、デニムが届いた日に西村さんにある事件が起こったそう。「デニムが届いた日に、顔見知りだった男性と偶然出会って、その方からLINEの(アカウントが)書いてあったメモを渡されました」と、思いがけないアプローチがあったと明かした。
恋愛に憶病になっていた西村さんだったが、「デニムが届いた日というので、これはハッピーな気がすると思って、LINEを返しました」。その後、食事に行き、告白されたという。
佐々木の「ハッピーメルカリ便」に背中を押された西村さんは、「毎日が楽しくて、絶対ノンちゃんのおかげです」と感謝した。
さらに、西村さんは、デニムスカートと同じ出品者だったことから、佐々木がサプライズを仕掛けたSIXIEME GINZA がま口の小銭入れも購入。
西村さんが「がま口の中に鍵。なんの鍵だろうこれ?倉庫の鍵なのかな?」と鍵を眺めていると、スタッフがネタバラシに来て、佐々木の仕掛けたドッキリだと説明。
西村さんの前に金庫を差し出し鍵で開けてもらうと、中からシャネルのネックレスが。これは、佐々木が20代前半に購入したもので、「2~3万くらいだったんですが、当時の私からしたら値段も高く、『自分が稼いだお金でシャネルを身につけているぞ!』というモチベーションもあって。毎日つけて仕事に行っていた」と語った一品。
西村さんは「言葉にならないくらいうれしいです。ノンちゃん!いっぱいありがとうございます。ノンちゃんのおかげで毎日がハッピーな日々を過ごしています。大好きです」と感激し、所も「すごい!これが正しい『ハッピーメルカリ便』のあり方じゃん!」と喜んだ。
ほか、「アスリートを密(ひそ)かに支えるスンゴイですね!」のコーナーでは、カズレーザーが体操競技に挑戦しながら、器具の進化や選手たちが使うアイテムを調査。
スタジオでは、東京オリンピック女子レスリング金メダリスト・須﨑優衣が、迫力満点の技を披露し、そんな須﨑の強さを支える2つのスンゴイ秘密を紹介した。