五十嵐唯織(窪田正孝)たちが働く、甘春総合病院のラジエーションハウスに、黒羽たまき(山口紗弥加)の母・るり子(中田喜子)が突然訪ねてくる。

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るり子は、いまだ独身のたまきを心配し、親同伴の見合いをセッティングしてくれるという結婚相談所のパンフレットを無理矢理たまきに手渡す。

「誰とも結婚する気がない」と反発するたまきに、「いま結婚しないと、一生独身で孤独死まっしぐらだ!」と言い放つるり子。実は前夜、自宅マンションでぎっくり腰を起こし、他に頼る人がいなかったため、技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)に助けを求めたばかりのたまきだったが、唯織だけでなく、整形外科医・辻村駿太郎(鈴木伸之)らにもたまきとの結婚を持ちかけるるり子にイライラを募らせる。

そんな中、堀田成美(臼田あさ美)が夫の誠司(忍成修吾)に付き添われて救急搬送されてくる。弁護士の夫を持ち、ふたりの子宝に恵まれた成美は、パティシエの仕事を辞め、いまは育児に専念しているという。絵に描いたような幸せを手にしている美男美女夫婦をうらやましがる軒下吾郎(浜野謙太)や田中福男(八嶋智人)たち。

腹痛を訴えていた成美のレントゲン写真を見た甘春杏(本田翼)は、便秘だと判断。成美は人より腸が長いこともあり、便秘になりやすいのだという。それを聞いた唯織は、便秘の原因の一つに大腸がんがあり、成美が40歳であることも考慮し、「一度きちんと大腸の検査をした方がいいのではないか」と杏に進言する。

それを受け、杏は成美に検査を勧めるが…。