8月21日(金)映画「糸」の公開初日舞台挨拶が行われ、菅田将暉、小松菜奈、斎藤工、榮倉奈々が登壇し、全国111の映画館で上映前に生中継された。

冒頭の挨拶で菅田は「劇場に今日は来てくださり、ありがとうございます」と感謝を述べ、小松は「この作品が1人でも多くの方に届いたらいいなと思います。今日は初日と言うことで、昨日眠れませんでした。そわそわしちゃって、1時間ごとに目が覚めちゃって」と明かした。

それを受け、斎藤は「昨日、たっぷり眠りました(笑)。いつも以上に眠れた気がします、ノンレム睡眠とレム睡眠の繰り返しで…」と淡々と話し、笑いを取った。「作品に対する思いは、人一倍持っているつもりです」とまとめたものの、菅田から「ノンレムの件は逆効果ですよね。いい声で何、言ってんだ」とツッコまれた。

榮倉は「4ヵ月越しの公開(※当初は4月公開の予定)を嬉しく思います。目の前にお客さまはいないのに、1万人のみなさんが見てるって状況がすごく不思議で少し緊張します」と中継ならではの心境を語った。

今回の映画で、菅田と榮倉、小松と斎藤はそれぞれが初共演ということで、MCから「お互いの印象について」質問が飛んだ。

まず菅田が「はじめての父親役だったので、家庭という部分では全乗っかりというか、娘さんへの接し方とかは榮倉さんを見ながら真似してました」と伝えると、榮倉は「すごく子どもが懐いていましたよね、お母さんのところに行かないで菅田くんの隣にずっといて」と撮影時の様子を告白。

すると菅田は「あれは無理やり僕が(お母さんの元へ)返さなかった。本当のお母さんには現場の近くにいないようにしてもらっていた」と説明。榮倉は「ずっとそばにいるから、すごいと思っていた」と改めて感心していた。

そんな榮倉は「世代も離れているし、はじめて会う時は、緊張していた。『今をときめく菅田将暉くん、ドキドキ』みたいになってて(笑)。現場ですごくのびのびとしていらっしゃる印象で、全く壁とかがなくて最初から楽しく撮影ができました」と菅田の印象を語った。

続いて、斎藤は小松について「沖縄ロケが最初だったんですけど、海沿いに小松さんがいらっしゃいまして…絵かと思いました。絵画が動いているという印象でした」と語り出し、「その後も、今もそうなんですけど、絵画が動いている」と独特なワードセンスで会場を笑わせた。

「絵画」と言われた小松は、斎藤の印象について「沖縄の海になじみすぎていて、もとからそこにいた人のように、タンクトップに釣り竿を持って麦わら帽子かぶって…大人な余裕のあるスマートな、優しい風(?)」と、これまた独特な表現で返し、笑いを誘っていた。

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