映画「窮鼠はチーズの夢を見る」の公開記念舞台挨拶が9月12日(土)に行われ、主演の大倉忠義(関ジャニ∞)、成田凌、行定勲監督が登壇。
今回の舞台挨拶の様子は、全国102の劇場にライブビューイングとして放映された。
ステージに登場した大倉は「約3万人の方がライブビューイングでいらっしゃるということで、短い時間ですが良い時間を過ごしたいと思います」と挨拶。
一方、成田は「3万3千人と裏で聞いて僕はドキッとしたんですけど、大倉くんは素直に受け入れているので『さすがだな』と思って(笑)。このライブビューイングでの舞台挨拶は、今後も続いていくんですかね。良い時代に公開することができたなと改めて思っています」と笑いを交えながらコメント。
行定監督は「待ちに待っていただいた方、3万3千人の人が舞台挨拶を見ていただいてるというのが感無量です。『これは恋愛映画だ』という映画が完成しました」と全国の観客に感謝の気持ちを示した。
トークセッションで、今回の映画を通して発見したことについて聞かれると、大倉は「男女の関係とは別物として考えようとしていたんですけど、撮影していくうちに『この感じ、経験したことあるな』とか(普段の恋愛にも)当てはまっていく感じがあって、男同士だからとか考えなくていいくらいに、やりやすかった」と感想を。
成田は「正しいことっていうのはいまいち分からないけど、正しくないことをしているというのは分かるもんだなと。今回演じた今ヶ瀬は、傷つくことを前提に立ち向かっていって、当たったら当たったまんまみたいな。よくないって分かっていても、どう行動したらいいか分からなくなるというモヤモヤは『そうだよな』と共感しました」とコメントした。
するとMCは、大倉が演じた恭一の“クズっぷり”についてトークを展開。大倉は「映画を見た友人たちから『今ヶ瀬がかわいい』という感想を聞いたけど、ダメなやつ(恭一)を好きになっている今ヶ瀬もダメなんですよ。だからお互いダメなんですよ」と、力説。
続けて、「僕もやってて“クズ”って思います。でも、みんなの周りにもいると思うんです、『あんな人やめときな』って言われる人。でも結局そういう人が好きって人もいるじゃないですか、ダメな人でもかわいいんですよ。だから複雑です」と胸の内を吐露した。
すると成田が「今ヶ瀬も悪いんですよ、勝手に『わーっ』と言って傷ついて、怒ってってだけで。何してんの?っていう…」と大倉の意見をフォローし会場を笑わせた。
最新情報は、映画「窮鼠はチーズの夢を見る」公式サイトまで
©︎水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会