10月27日(火)21時よりスタートする、有村架純主演、フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』に、新たに藤木直人、小池栄子、奈緒、髙橋海人(King & Prince)、紺野まひる、やついいちろう、光石研、和久井映見の出演が決定した。

『姉ちゃんの恋人』は、脚本家・岡田惠和が手掛けるオリジナルドラマ。ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手ひとつで弟3人を養う桃子(有村)と、個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、恋と家族愛の物語を描いたラブ&ホームコメディ。

有村が、主人公の“肝っ玉姉ちゃん”安達桃子(27)を演じ、桃子の恋の相手・吉岡真人(31)を林遣都が演じる。

<役どころ紹介>

藤木が演じるのは、桃子が働くホームセンターの配送部で働く高田悟志(45)。後輩の真人とコンビを組む“異常にさわやか”な男。仕事はサボりがちだが、人懐っこい性格とかわいらしい笑顔が憎めない“イケオジ”。お調子者な悟志との会話では、普段は物静かな真人が思わずツッコミ役に回ることもあるが、真人が過去に抱えた心の傷について理解する悟志は、真人にとって職場で唯一心を許せる存在だ。

小池が演じるのは、桃子の職場の上司・市原日南子(40)。ホームファッション売り場のチーフとして、部下を束ねる姉御肌な女性。美人でしっかり者だが、なぜか恋愛においては残念な結果が続き、結婚願望がないわけでも、仕事に生きたいわけでもないが、この年まで独身。桃子の境遇も、日々の頑張りもよく知る理解者。日南子が店舗のクリスマスプロジェクトの責任者に桃子を推薦したことがきっかけで、桃子は真人と出会うことになる。

奈緒が演じるのは、桃子の幼なじみで旅行会社に勤める浜野みゆき(27)。ときどき仕事終わりの桃子と近所のコンビニの前で待ち合わせては、仕事や家族や恋愛のことなど、ガールズトークに明け暮れる。みゆきは桃子にとって、家族にも職場の仲間にも言えない悩みを打ち明けられる大事な存在。また、安達家とは3兄弟も含めての付き合いで、桃子同様に親目線で成長を見守っている。

髙橋が演じるのは、3兄弟の長男・安達和輝(20)。農学部に通う大学3年生で、家族のために働き、大学にも通わせてくれた桃子に対して心から感謝している。姉思いで、いつか恩返しをすると心に誓っているやさしい弟。過去に恋愛に失敗して傷つく桃子を見てきたため、桃子の恋の気配を感じ取って以降は心配が尽きない。

紺野が演じるのは、桃子の同僚で、ホームセンターに勤める岸本沙織(39)。知的な雰囲気に包まれた落ち着いた女性だが、いかんせん表情から喜怒哀楽が全く読み取れないことが職場のネタになっている。沙織自身も幸が薄いことを認識している。

光石が演じるのは、桃子ら4姉弟の親戚の川上菊雄(62)。元消防署の署長で、定年退職後は、町内会や地域のボランティアをはじめとした社会貢献の仕事に就いている。かつて、両親を失った桃子の就職先として、現在勤めるホームセンターを紹介した。

和久井が演じるのは、真人の母親・吉岡貴子(54)。夫と死別後は、弁当屋「藤吉」でパートとして働きながら、真人と2人で暮らしている。天然でかわいらしい一面もあるが、過去に心の傷を抱えた真人の幸せを誰よりも望み、職場のクリスマスプロジェクト、そして桃子との出会いによって表れた息子の変化を喜び、応援している。

やついが演じるのは、弁当屋「藤吉」の店主・中野藤吉(43)。パートで働く貴子と2人で店を切り盛りしているが、時々手伝いに来てくれる真人とも交流がある。貴子や真人が抱える事情を理解したうえで、「ある思い」を抱いている。

有村架純×林遣都だけじゃない!?クリスマスに向けて巻き起こる同時多発ラブ

岡田惠和ならではの、繊細な心の機微を表現するリアリティのある会話劇が繰り広げられるこのドラマでは、恋愛・家族・仕事・将来などのテーマで、個性豊かな登場人物それぞれが“主人公”として描かれる数々のサイドストーリーが、互いに影響し合いながら展開していく。

有村架純×林遣都による、太陽のように明るい桃子と、どこか幸せを諦めている真人の初々しい恋模様に加えて、大人のラブコメ、悩み多きOLと年下男性のピュアな恋、切なくほろ苦い片思いなど、視聴者ごとの楽しみ方が詰まった、まさに“同時多発ラブ”が巻き起こる。

そのどれもが、ほほ笑ましく、さわやかで、やさしい気持ちになれる物語ばかり。見る人ごとに共感する人や、応援したい恋が見つかるはず。

その一つが、藤木直人×小池栄子による、“イケオジ”悟志と“残念美人”日南子の40代の2人の恋。

普段職場での接点がないため、互いの素性を知らなかった2人が出会い、日南子が恋に落ちていく様子がコミカルに描かれていく。

有村架純×林遣都、藤木直人×小池栄子に続き、このドラマの恋愛パートに参戦するのは誰と誰の組み合わせなのか!?物語が進むにつれて、徐々に登場人物たちの恋心が明らかになっていく。

<藤木直人 コメント>

岡田惠和さんの作品は『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』から始まって、今回で4作品目の参加となります。再び岡田ワールドの住人になれること、役者冥利(みょうり)につきます。

軽妙な会話劇、でもそれぞれのキャラクターが抱えている想い、悩み。今回の僕の役も、ちょっと不思議な部分がある役です。有村架純さんをはじめ、林遣都くん、小池栄子さんなど素敵な共演者ばかり。精一杯楽しんで演じたいと思います。

<小池栄子 コメント>

桃子の職場の先輩で、良き理解者でもある日南子を演じます。仲間達と日々のささやかな幸せに一喜一憂する可愛らしい女性です。

今までの日常が崩れている現在、ドラマでは人の心をポッと温かくしてくれる大切な何かをみなで紡いでいくことで、見てくれる人がやさしい気持ちになれる作品にしていければと思っています。

岡田さんの書くチャーミングなセリフ達とたくさん遊びたいと思います。

<奈緒 コメント>

登場人物の機微が繊細に描かれた、とても素敵な本をいただき、この作品に参加できることが本当にうれしいです。

誰かのために頑張れる、誰かのために怒れるヒロイン・桃子さん。こんな人がそばにいたらどれだけ心強いだろうと思います。そんな桃子さんと会えるコンビニ前を、みゆきさんと同じ気持ちで「今」と向き合いながら楽しみたいです。

人と人との間に物理的な距離があき、少し寂しさを感じる今だからこそ、このドラマがやさしく温かくみなさんの心に広がることを願います。

<髙橋海人 コメント>

岡田惠和さんの作品はこれまでたくさん拝見していて、本作のお話をいただく直前に偶然にも『いちごの唄』を見たところでした。恐れ多いのですが、運命を感じてしまいました。

和輝は姉弟の2番目で、長男であり、やさしくて、ピュアで真っ直ぐな青年です。僕自身も姉がいるのですが、弟達がいる、いわゆる間っ子はプライベート、お芝居含めて初めての経験なので、ソワソワしつつ楽しんでいます。

弟である和輝、お兄ちゃんである和輝のバランスをうまく使い分けて演じていきたいです。姉弟のやりとりが多く、他愛もない日常のやりとりがコミカルで温かい気持ちになれる作品なので、沢山ニヤニヤしながら楽しんでいただければと思います!

<紺野まひる コメント>

みんないろいろなことを抱えながら生きている。どんなことが起こっても、みんな平等に時間は過ぎていく。そんな当たり前のことが、幸せだったり、そうでなかったり。

何事も一生懸命に「生きる」桃ちゃんと一緒に仕事をして身近で応援する、少し幸薄そうな沙織を演じます。

見終わった後に、きっと心がすっと軽くなるような作品になるはずです。

<やついいちろう コメント>

弁当屋さんを営む中野藤吉をやらせてもらうことになりました。不器用ながらも、気持ちが全部顔とか態度に出ちゃう様な、とにかく良い奴。わかりやすい性格という点で、かなり自分と近いところがあるかもしれません。

脚本の岡田さんの作品には何度か出させていただいているんですが、いつもセリフを言っていて違和感がありません。今回もスッと藤吉になれそうです。

何かとピリピリしている世の中にやさしい毛布をかけるみたいな物語だと思います。お楽しみに。

<光石研 コメント>

岡田さんの脚本で有村さん主演。出演は、林くんをはじめ錚々(そうそう)たる方々!

楽しみで仕方がないです。とにかく、みなさんの足を引っ張らないよう、楽しんでついて行きます。

<和久井映見 コメント>

登場人物ひとりひとりが持っている、それぞれの背景、環境。そこからまた人と関わりを持つことによって、それぞれの人生がどんなふうに動いていくのか。岡田さんがどんなふうに描かれてお話が進んでいくのか。

今回いただいた役、とても難しいなぁ…と思いながら、でもこの先の物語の展開を私自身もドキドキしながら楽しみに、頑張りたいです。

<ストーリー>

安達桃子(有村架純)は、高校3年生のときに両親を事故で亡くし、大学進学を断念。それ以来、3人の弟たちを養うため、親戚の紹介で就職したホームセンターで働き始めて9年目の27歳。「あいつら幸せにするって決めたんで、私」ときっぱりと言い切る桃子は、それぞれ20歳、17歳、14歳となった弟たちの幸せを何よりも大切に考える一家の大黒柱として、辛い過去や日々の苦労を懸命に乗り越え、毎日を過ごしていた。

世の中の日常が大きく変わるなか、その影響を受けつつも、それなりに幸せな毎日を送っていた桃子。しかし、ハロウィーンからクリスマスに人々の興味が移ろい始める頃、偶然職場で出会った吉岡真人(林遣都)との恋によって、彼女の日常は大きく変わる。

少し年上でほほ笑みを絶やさない好青年の真人に、次第に心ひかれていく桃子だったが、彼には「ある秘密」があった…。

太陽のような桃子と、どことなく影を感じさせる真人。そこそこ大人な年齢なのに、どこか初々しくて、ぎこちない2人の恋は、応援するお互いの家族や、職場の同僚、友人たちも巻き込んでいく。