9月23日(水)の『TOKIOカケル』は、タカアンドトシが番組初登場。「生まれてはじめて聞かれました」で知られざる過去を明かしたほか、相方への不満をぶつけた。

14年ぶりの共演に、長瀬智也は「本来だったら笑いにもっていくようなところもガチで答えてほしい」、国分太一も「笑いで逃げないで」とプレッシャーを与えると、タカも「僕ら、ONとOFFの強弱がなかなかつけられないので、今日は笑いなしでいいですか?」と、芸人とは思えない発言で応える。

まずは長瀬が、結成27年目の2人へ「相方のずっと許せないところは?」と質問。

タカは「友達として(関係が)始まって、こいつ(トシ)もツッコミ役と決まっていたわけじゃなかったので、最初は楽しかったんですよ。だけど、仕事になったとたん、ツッコミマシーンと化してしまった。人の心をなくしてしまいましたよね」と、「欧米か!」というギャグで注目されるようになって以来、仕事でしかツッコまなくなった相方の変貌にガッカリ。

そんな相方の指摘に、トシは「こいつが僕を誘ってこの世界に入ったんで、常に自分のほうが上だという意識がある。ちょっとお金をもらえるようになって車を買うと、裏でスタッフに『あいつ、生意気に車買いやがって』と言ったり、僕がゴルフへ行くと『あいつ、生意気にゴルフやりやがって』と言ったり。いちいち『生意気』って言うな」と反論。

さらに、トシは「こいつの母さんもめちゃくちゃなんです。僕が1人で出た番組を見たらしく、電話をかけてきて『三浦(トシの本名)が1人で出てたよ。あんたがこの世界に誘ったのに何で三浦1人が出てるのさ、生意気に。あんたも出なさい』と。普通、同級生が出てたら『三浦くん、頑張ってたね。あんたも頑張りなよ』でしょ?」と続け、タカ親子からの“生意気発言”にかなり困惑している様子。

互いに不満を吐き出す2人に城島茂は、「いろんな積み重ねが今にきてるんだ」と苦笑いを浮かべた。

北海道会のラストは、飛天の間で北島三郎さんと「まつり」を大合唱したい

そして、タカトシと松岡昌宏がともに北海道出身ということから、国分は「北海道会をやってると聞いたんだけど…」と、話題は会の詳細に。

北海道会は極楽とんぼの加藤浩次が主催するもので、松岡やタカトシのほか、大泉洋、GLAY、m.c.A・T、高橋名人ら錚々たるメンツが参加。総勢50、60人のメンバーがいるという。

そこで松岡は、加藤が「北海道会の最後は、(高級ホテルの宴会場の)飛天の間でやりたい。そして、北海道の親父を呼んで、みんなで手をつなぎながら『まつり』を歌いたい」と、FNS歌謡祭の会場にもなっているホテルの宴会場を借り、日本歌謡界の大御所・北島三郎を巻き込んで会を締めたいと、壮大な夢を抱いていると明かした。

東京進出目前、後輩に先を越されてしまったタカはショックのあまり、風貌が激変し…

タカアンドトシは、高校3年生だった1994年、北海道で放送されていた「よしもとのもと公開オーディション」という番組出演をきっかけに吉本興業入り。翌95年に札幌よしもとの芸人第1号としてデビューし、3年目には東京進出のチャンスが訪れる。

ところが、タカいわく「よしもとが全国の若手代表を集めてユニットを作るプロジェクトがあって、僕らが北海道代表の有力株だった。ほぼ僕らで決まりだったんですが、オーディションをかねたライブで、勉強のために来ていた後輩のほうがウケてしまい、プロデューサーの意見が変わってしまった」。

タカとその後輩が2人で車に乗っている時に、オーディション結果を知らせる電話が後輩にあり、後輩が東京行きの切符を手にしたことを知らされた。タカは「おめでとう」と言うことができないほど気落ちし、無言で車を降りた苦い思い出を明かした。

それをきっかけにタカの風貌が豹変。トシいわく「どんどん荒(すさ)んでいって、髪もヒゲも眉毛も茶色に染めて、カラコンを入れて、パンクみたいな格好。それで毎日カラオケですよ」。

カラオケの行き過ぎで声が出なくなったタカに、たまりかねたトシは「俺たちは漫才しかないのに、その漫才がおろそかになったらダメだろ」と一喝。

タカは「こいつが初めて注意してくれたことがうれしくて、その日もカラオケに行きました」と“ダメ人間っぷり”を明かし、スタジオは大爆笑となった。

次週9月30(水)の『TOKIOカケル』は嵐の二宮和也が登場。「生まれてはじめて聞かれました」で、先輩・TOKIOだからこそ聞ける質問を連発し、二宮の過去と未来を丸裸にする!?