9月17日(金)、映画「マスカレード・ナイト」公開初日舞台挨拶が行われ、木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、渡部篤郎、鈴木雅之監督が登場した。

左から)鈴木雅之監督、小日向文世、木村拓哉、長澤まさみ、渡部篤郎

本作は、数々の傑作ミステリーを世に送り出してきたベストセラー作家・東野圭吾が描く「マスカレード」シリーズを原作とし、その第一作である「マスカレード・ホテル」は2019年に実写映画化され、大ヒットを記録した。

イベントレポート前編はこちら!<木村拓哉「思ったことをすべて口に出す」共演作の多い小日向文世に公開反撃!>

イベント終盤には、東野よりメッセージが届き、MCの軽部真一フジテレビアナウンサーより代読されることに。

<東野圭吾からのメッセージ>

この度は無事に初日を迎えられることになり、おめでとうございます、私もホッとしております。木村拓哉さん、再び新田浩介を演じてくださり、ありがとうございました。前作もそうでしたが、今作でも私が執筆中に頭で描いていた以上に新田は魅力的でした。『なるほど、新田はこういう刑事だったんだな』と逆に教えられました、次回作の参考にいたします。長澤まさみさん、小日向さん、渡部さんにも感謝いたします、皆さんのおかげで登場人物は前作以上に輝いておりました。鈴木監督には『お見事でした』と申し上げたいです。この原作を一晩の物語にすることは、至難だと思っておりました、恐れ入りました。それにしてもコロナ禍の中、これほど豪華絢爛なエンターテインメントを作り上げられたことには驚きます。役者、スタッフの皆さんによる徹底した管理がなければ、実現できなかったはずで、そのご努力に心より敬意を評します。ところで木村さん、今回はアルゼンチンタンゴに挑戦していただきました。この次は何がいいでしょうか。

メッセージを受け木村は、「軽部さんのお声を聞いていて、代読なのに鳥肌が2回ほど立ちました」と称賛。続けて「今の状況に絶対負けずに、前を向いてやっていけば、こういうメンバーで舞台挨拶ができる日がくるんじゃないかなと、できたらいいなと思います。それを可能にするには、観ていただく皆さん、現場で作るスタッフ、ひとりひとりが気をつけていかなきゃいけないなと思います。うれしいですね」としみじみ語った。

軽部アナから「アルゼンチンタンゴの次は何にしましょうか?」と質問が飛ぶと、木村は少し悩み「普通に、みたらし団子でいいんじゃないですか?タンゴはいいです、団子で」と答えるも、客席からはやや受け。「やめましょう、今のはとっさに思いついただけなんで」と仕切り直そうとする木村に、長澤は「なんか新鮮です。もう一回言ってください」と無邪気にリクエスト。

木村は「(長澤は)わりと“天丼”(※前の答えを繰り返し言うこと)が好きなんです」と説明すると、改めて「次は、そうですね…。タンゴはもういいと思うので、みたらし団子で」と“天丼”をすると、客席から大きな拍手を浴び、会場を沸かせていた。

「みたらし団子」待ちの長澤まさみ

映画「マスカレード・ナイト」は、全国東宝系で公開中。

©️2021 東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会
配給:東宝

最新情報は、映画「マスカレード・ナイト」公式サイトまで。