9月15日(水)、「劇場版 ソードアート・オンライン ープログレッシブー星なき夜のアリア」完成披露IMAX上映会が行われ、声優を務めた戸松遥、松岡禎丞が登壇した。
この作品は、第15回電撃小説大賞で大賞を受賞した川原礫による小説「ソードアート・オンライン」シリーズが原作。次世代VRMMORPG(仮想現実で行う大規模多人数同時参加型オンラインRPG)を舞台に繰り広げられる主人公・キリト(松岡)の活躍を描いた物語を、原作者の川原がアスナ(戸松)目線で描く新たな「アインクラッド」編となる。
思い出のシーンを聞かれると、戸松は「キリト視点で描かれていた、テレビシリーズのセリフが、アスナ視点では新しい演出で劇場版に出てきます。アスナ視点で見ると、このシーンはこういう経緯があったから、(テレビシリーズのシーンに)つながるんだと。なんでそうなったのかというのが丁寧に描かれているので、別の視点でもう一度、昔のシーンを見られるのは、あまりないと思うので、楽しみにしていただきたいです」と笑顔で語った。
松岡は「ネタバレは防ぎますが、新規カットがありつつ、アニメ版の“あの”シーンもあるので、『あのときのシーンをもう1回演じれるんだ』という喜びがありました」と明かした。
また、イベントでは本作の主題歌「往け」を手掛けるLiSAからサプライズでビデオメッセージが届く場面も。
LiSAは「今回の主題歌は作詞はわたくしLiSAが、作曲はAyaseさんにお願いしました。本作はこれまで、私たちが見てきたアスナの強くてかっこいい姿の裏側にある、『最初から強かったわけではなかったんだ』という、本当の強さに触れたような作品になっています。その作品を受けて、強くしなやかなアスナへの応援ソングとして届けられたらなと思い今回の楽曲を作りました」とコメント。
また、「私が初めて『ソードアート・オンライン』に関わらせていただいたのは、2012年の夏に初めてのテレビアニメになったときです。それから9年が経ち、そのアニメに繋がる物語を描いた本作をとても楽しみにしています」と感想を語った。
戸松は、「本編の見た最後にLiSAちゃんの『往け』が流れたときに、イントロを聞いた瞬間から鳥肌が止まらなくなりました。歌詞もストレートに心に刺さってきて、アスナのことを歌ってくれていたりと。(LiSAが歌った)テレビアニメの最初のオープニングと被る部分があって、『あの時の興奮がもう一度…!』という感じで、すごくステキでした」と感謝。
松岡は「テレビシリーズの第一期の頃からLiSAさんの歌とともにあった『ソードアート・オンライン』です。今回もLiSAさんが主題歌を担当されて、『往け』を聞いたときに、歌唱の素晴らしさもあるんですけど歌詞の『往け』っていう思いが、『いけよ!』ではなくて『いって…』というニュアンスで、思いが伝わってくる楽曲になっています」と絶賛した。
<ストーリー>
あの日、「ナーヴギア」を偶然被ってしまった結城明日奈は、本来ネットゲームとは無縁に生きる中学3年生の少女だった。
ゲームマスターは告げた。
「これはゲームであっても遊びではない」
ゲームの中での死は、そのまま現実の死につながっている。
それを聞いた全プレイヤーが混乱し、ゲーム内は阿鼻叫喚が渦巻いた。
そのうちの1人であったアスナだが、彼女は世界のルールも分からないまま、いただきの見えない鋼鉄の浮遊城「アインクラッド」の攻略へと踏み出す。
死と隣り合わせの世界を生き抜く中で、アスナに訪れる運命的な“出会い”。
そして、“別れ“。
目の前の現実に翻弄されるが、懸命に戦う彼女の前に現れたのは、孤高の剣士・キリトだった…。
「劇場版 ソードアート・オンライン ープログレッシブー星なき夜のアリア」は、10月30日(土)より、全国公開。
©2020 川原礫/KADOKAWA/SAO-P Project
配給:アニプレックス
最新情報は、「劇場版 ソードアート・オンライン ープログレッシブー星なき夜のアリア」の公式サイトまで。