編集部が独断で取材する“目の保養”となるようなイケメン特集「眼福♡男子」Vol.71に、総合格闘家・矢地祐介(やち・ゆうすけ)選手(31)が登場。

いよいよ明日、9月19日(日)に開催される「RIZIN.30」に参戦する。格闘家には珍しい!?ロングヘアと、いつも笑顔の絶えない“お祭り男”のイメージが強い矢地選手の「実は…」な素顔に迫った!

――まずは、今のコンディションと自信のほどはいかがですか?

絶好調です!心身共ににいい形で練習ができていますし、試合に向けて取り組めていると思います。自信もありますよ。やることも決まっているし、さらに精度を高めていくつもりです。でも、対戦カード発表会見の時に、対戦相手の武田光司選手からもっと煽られたりいじられたりすると思ったのですが、そんな雰囲気もなくびっくりしました(笑)。

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母に反対されるも…プロ野球選手あきらめ格闘家の道へ

――そもそも格闘技を始めたきっかけは?

中学校まで硬式野球をやっていて、プロ野球選手を目指してたのですが、行きたい高校に行けなくて熱が冷めてしまったんです。当時人気だった「PRIDE」や「K-1」を見て“かっこいいな”と憧れていたので、キックボクシングジムに通うようになりました。母からは「え!やめちゃうの?」とすごく反対されました。硬式野球は、クラブ費や道具まで何から何まで高いのですが、母は一生懸命僕をサポートしてくれていたんですよね。でも、父は「やりたいことはやればいい。ただしダメだった時の責任は自分で取れ」と言ってくれたんです。

――ジムでの練習はいかがでしたか?

キックは2カ月でやめてしまい、総合格闘技のジムに移ったのですが、すごく楽しかったのを覚えています。

――その後は順調にキャリアを積んでいくのですよね?

そこまでは思っていませんでしたが、それなりには順調だったかもしれません。反対していた母も応援に来てくれるようになりましたし。でも1度だけやめたくなった時がありました。24歳の時、PXC(アメリカの総合格闘技団体)でフェザー級チャンピオンになったのですが、防衛戦でこてんぱんにされて負けたんです。病院に向かう救急車の中で「もう、やめよう」と思いました。

――でもやめなかったのは、なぜですか?

落ち着いて考えて。もっとできることもあるし、やはり格闘技が好きだから続けたい、と。

『梨泰院クラス』にどハマり中!「僕もがんばろう」と

――一日のルーティンはどのような感じですか?

基本的には朝7~8時に起きて朝食、日中は練習です。午後は映像を見るなどしてテクニックの研究や勉強をして、夜も練習に行きます。自宅で時間があるときは、韓国ドラマの『梨泰院クラス』にはまっていて、もう2回見ちゃいました(笑)。ベタな展開なのですが、それが面白い。僕もがんばろう!ってなるんです。

――食事などは気を使っていますか?

試合前は自炊もしますが、最近は外で食べることが多いです。でも添加物をとらない、グルテンフリーとか、けっこうこだわっているんですよ。基本的に白米が好きなので、和食中心ですね。お菓子も断然和菓子派です。豆大福やいちご大福、羊羹…あんこが大好きなんです。

――プライベートではまっていることは?

自転車です!ピストバイクという競輪選手などが乗るもので、バックもできるんです。大好きすぎて、4台持って用途で使い分けています。ぼーっと風をきって走るのは、気持ちいいんですよ。

ロングヘアを切らない理由「何をしてもおしゃれっぽい」

――矢地選手といえば、ロングヘアがトレードマークですね?バラエティ番組で「切ったら?」と言われていたこともありましたが、こだわりが?

もうね、人が何と言おうと、断固として切らないことにしました(笑)。どうしてなんですかね~。今は長いのがブームだと思っているので。あと、長いと何をやっても“おしゃれっぽく”見えるじゃないですか!長髪の格闘家はあまりいないし、人がやっていないことをやりたがる“あまのじゃく”なんですよ。

人が「いいよね」って言うと嫌になっちゃうし、流行には手をつけたくないんです。でも、ここ2年くらいで、ちょっと変わってきたかもしれません。「俺」という人間ができてきたような気がするんです。今は、大勢で撮影した写真の中の自分を見て、「ぱっとしてきたな」と思えるようになったんです。格闘家としてではなく、ひとりの人間として大人になったんですかね(笑)。

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――矢地選手のチャームポイントは?

難しいですね。でも“横乗り系”(スケーター、サーファーなど)、けだるい感じのカルチャーに憧れているから、髪の毛も長くしているのですが、結局、性格も育った環境も真面目だから、そうはなりきれないというところですかね!(笑)

――格闘家の中でも特に優しい印象がありますが、それは“素”なんですかね?

“らしくない”ことはしない方がいいかな、と。無理してキャラを作っても、そのうちボロが出るし自分がきつくてつらくなりますからね(笑)。

真面目に「俳優を目指しています!」

――そんな矢地選手にとって、“眼福”なものは?

自然と焚き火です! キャンプに憧れているのでやってみたいのですが、グッズとかよくわからないので、とりあえずYouTubeで焚き火の映像をぼーっと見ています。病んでいるわけではないですよ!心が落ち着くのだと思います。

――格闘家の他にもやってみたいことなどありますか?

公言していますが、俳優を目指しています。セカンドキャリアとして、やってみたいなと思っています。アクションだけでなく、演技派のジャンルまで、チャレンジしたいです!

――最後に、フジテレビュー!!読者へメッセージを!

練習の環境を変え、新生・矢地祐介、“ブランニューやっちくん”(※やっちくん=矢地選手の愛称)として、ブラッシュアップしていくので期待していてください。次の試合で勝って、ライト級のベルトに絡んでいけるように頑張ります。ぜひ注目してください!

撮影:河井彩美