女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

10月2日(金)の放送では、「大学生の戻りきらない日常」「頑張りすぎちゃうママ」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈アナ、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、庄司智春、福田萌、婦人公論前編集長の三木哲男が議論した。

「頑張りすぎちゃうママ」というテーマでまず紹介されたのは、「3月に出産し、平日はほぼワンオペ育児中。赤ちゃんが泣き止まないと悩んでばかりだが、夫や母には弱音を吐けない」という30代女性のお悩みだ。

視聴者に意見を募る「せきらら投票」で、「育児で悩んでいても弱音を吐けない気持ちが理解できるか?」と問いかけると、90%が「理解できる」と回答。番組公式SNSにも「毎日泣きながら赤ちゃんを抱っこしている」「みんなはできているのになぜ自分はできないのか、と落ち込んでばかり」など、育児に悩む母親からの悲鳴が続々到着した。

スタジオでも「何について悩んでいるのか頭で処理できず、誰かに相談しようと思っても言葉にできなかった」(福田)、「他の人から『すごいね』と言われただけで、弱音が吐けなくなっていた」(大神)など、育児を頑張りすぎていた時期の体験談が。

そんな中、千秋は「SNSや雑誌で、身綺麗で美味しい食事を作れるママばかりが紹介されたり注目されたりするから、プレッシャーになる。できなくてもいい、できなくて当たり前、というスタンスでの紹介が多くなれば、ママたちの悩みも減るのでは?」と提言。

「コロナ禍で母親学級などが開催されず、孤立している母親が増えている」という問題に対しても、千秋は「ママたちがいい形でつながることのできるSNSがあればいいのに」と持論を述べ、竹山も「本音を吐き出せる場所は必要」と同意した。

「産後3ヵ月で職場復帰し、職場では元気にしていたが、会社を一歩出た途端、涙が止まらない状態が続いた。自分の体をコントロールできない状態が怖かった」という30代女性のエピソードでは、三木は「仕事は努力すれば答えが出るが、育児はそうではないので、完璧主義の人ほどプレッシャーを受けやすい」と分析。

育児中に心のバランスが崩れていると感じた時は「ホルモンのせい!」と自分に言い聞かせていたという大神は、「自分の子を育てたことがあるのは、自分しかいない。誰もやったことがないことをしているのだから、自分のことを批判できる人はいないはず」と心の持ち方を変えたことでラクになったと告白し、SNSには「授乳中の身には、今日のサミット、染みる」などの共感の声が届いた。

「入試以来大学に行っていない」…オンライン授業が続く大学生から本音が続々到着!

「大学生の戻りきらない日常」というテーマでは、秋学期から週1で対面授業が始まった学生や、対策を講じて対面授業をスタートさせた大学の現場を取材。

しかし、全面的に対面授業になった大学は、19.3%に留まっているのが現状で、SNSにも「入試以来、大学に行っていない」「リアルな人付き合いが苦手になりそう」など、学生からの本音が寄せられた。

「授業時間以外の活動が制限できず、クラスターが発生しやすい」「感染者が出ると、就職活動での差別などの風評被害が起こる」など、大学側が学校を開けられない事情も紹介されたが、「せきらら投票」で「人との交流が大学生活において必要か」を問うと、「必要=94%」「必要ない=6%」と圧倒的な結果が出た。

千秋も竹山も「大学では勉強以外にも学ぶことがあるから、早く学校を開いてあげてほしい」と主張したが、「無症状の若い学生が、年配の先生にコロナをうつしてしまう可能性もある」(竹山)、「小学校や中学校とは人数の規模が違う」(庄司)など、大学を全面的に開けることの難しさも浮き彫りになった。

また、オンライン就活についての話題では、「オンライン面接でミスマッチが増えた」と感じる大学生が多いというアンケート結果も登場したが、千秋は「(面接でのミスマッチは)コロナの前からあるのでは?」と指摘。

「オンライン就業体験」を実施している企業の活動が紹介されると、「柔軟性のある企業かどうか、判断する材料になる」とスタジオ一同は絶賛し、SNSにも「いろいろな企業の取り組みを見ることができるのは、オンラインのメリット」などの声が挙がった。