9月8日(水)、ジャパネットホールディングスの新CM発表会が行われ、CMに出演する吉瀬美智子、東京オリンピックで女子100mハードルに出場した寺⽥明日香選手、高田旭人氏(ジャパネット社長)が登壇した。
CMで中学受験に挑戦する子どもの母親を演じた吉瀬は、作品を通して「挑戦する過程にある“Good”を見つけることの大切さを表現しました」とコメント。また撮影時のエピソードについては「真夏の暑い中での撮影で、冬用の衣装だったのでマフラーや手袋などが大変でした」と撮影の裏側を語った。
CM内で息子から「人と比べるなっていうくせに」というセリフがあることを受け、MCから「子どもを他の子と比べてしまうか」という質問が飛ぶと、吉瀬は「確かに、比べてました」と苦笑。「私自身も思い当たる点がいっぱいで、子どもは頑張っているけど自分は何を頑張っているんだろうとか、メッセージが強くて考えさせられました」とCMを振り返り、「人それぞれの価値観がありますし、一概には言えないんですけど、勝ち負けではない。結果は出てしまってもそこを通過点として、また次にチャレンジするために考える。そこだけではなく、もっと前に進んでいけるような考えを持ってほしい」と親心を見せた。
トークセッションでは、CMのテーマ「勝ち負けではない価値」にちなみ、①自己目標、②努力・挑戦、③パフォーマンス、④仲間、の中から、一番大切なものを選ぶことに。②努力・挑戦を選んだ吉瀬は「チーム戦なのか個人戦なのかでも違いますが、トータルとして、②努力・挑戦になるのかな」と説明。理由については、「挑戦する過程、努力した上で結果、勝敗が出るので」と話した。
また、「子どもがくじけそうになったときにかける言葉」について質問が飛ぶと「チャレンジした事に意味があるんだよ」と回答。吉瀬は「この間プールに行ったんですが、娘が飛び込み台に立ったまま、10分ほど飛び込めなかった」というエピソードを披露。周りからクレームが出たため、娘を引き戻したと吉瀬は「飛び込みに挑戦しようとしたことはとても素晴らしいよ」と声をかけ、「周りの人のことも考えるようにね」とアドバイスを送ったという。その10分間は見ていた吉瀬にとって、気が気じゃなかったようで「言いにいった方がいいのか、もしかしたら飛ぶかもしれないし、悩みましたね。(子育てって)難しい」と微笑んでいた。