9月4日(土)23時40分より、伊野尾慧主演、オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』Season1 第5話が放送される。
本作は、完全記憶力を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかる大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディによる謎解きミステリー。
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第4話「白い服の幽霊の怪」では、映画の撮影現場で起きる怪奇現象の謎を解明。市川由衣が演じた女優・更紗の「セリフに泣いてしまった」「『世の中が私を諦めたって、私が私を諦めない』って胸に刺さる」など、女性が生きづらい現代社会に一石を投じたとして、SNSで称賛の声が上がった。
いよいよ後半戦に突入!第5話でも、夢を追う若き女性が登場する。相談者は、一人暮らしの部屋で何度引っ越しても怪異が起きるという桂木奈々子(鞘師里保)。
原因を調査するため瑠衣子(岡田結実)と不動産店に向かった高槻は、そこで店主の山口(螢雪次朗)と息子の雅史(金井浩人)に会う。奈々子は、何かに呪われているのか。高槻は、本物の怪異と出合えるのか…奈々子役を演じた鞘師里保に話を聞いた。
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<鞘師里保 インタビュー>
――鞘師さん演じる、桂木奈々子という役について教えてください。
私が演じる奈々子は23歳で、どうしても声優になりたいという気持ちを抑えられなくて、親の反対を押し切って東京に出てきたのですが、引っ越しするたびに、いろいろな怪奇現象に遭遇してしまいます。
台本を読んで思ったことは、奈々子は「これだ!」と思ったら突き進むような真っ直ぐな子。私より“若々しい”と言ったら表現が違うかもしれませんが(笑)、誰よりも“汚れた気持ちがない”そんなピュアさを感じました。
――そんな奈々子とご自身に、共通点はありますか?
私は普段、昼ご飯を決めるだけでもウダウダしちゃうタイプなんですが(笑)、「絶対これ!」と思ったときには、行動しないと後悔しちゃうタイプです。
なので、自分の人生に重ねると、モーニング娘。に在籍している中で「留学に行きたい!」と思い「絶対そうする!」と決めたら行っちゃうような突き進む感じは、自分と似ていると思いました(※)。
加えて、奈々子は九州出身で、私は広島出身と、田舎から東京に出てきたところも重なります。私の両親はありがたいことに「頑張れ!」と応援してくれたので、そこは奈々子と違いますが、私もたとえ両親が反対したとしても、きっと同じように行動したと思います。自分に近い役だったので、気持ちが乗って演じることができました!
(※)5年間在籍したモーニング娘。を卒業後の2016年、英語とダンスを習うために17歳で単身アメリカ・ニューヨーク市などへ約2年間留学。
――奈々子は、怪異が続く役。怖い体験をしたことは?
本当にタイムリーな話なんですが、このドラマの撮影中に、自分の家で怖い体験をしたんですよ!
仕事から帰宅して、しばらくしたときに、自分より10mくらい離れた場所に置いていたスマホから急に音楽が流れ始めたんです。「私、着信音を設定したかな?」と思ったんですけど、そんなはずもなく、タイマーでもなく。深夜ではないとはいえ、夜だったし、本当にビックリしましたね。
最近は、声を発したら反応するスマート家電もありますが、何も言ってないのにスマホが勝手に音楽を流したので、すごく怖かったです。私の方が反応して「えっ!?」って言いましたもん(笑)。
――伊野尾さんとの共演経験、印象は?
伊野尾さんは、明るくて“内に秘める”というより“みんなに自分の気持ちを共有する”愛されキャラのイメージでしたが、今回初めてお会いして、さらにそのイメージが膨らみました。
一ゲストの私を含めて、全員とフラットにお話され、とてもいい雰囲気作りをしてくださる方だと思いました。
今日は伊野尾さんと岡田(結実)さんとの撮影でしたが、合間ではスパイスカレー屋さんの話で盛り上がりました。どこのカレー屋さんが美味しいのか、3人で情報交換ができたので、開拓が楽しみです。
――神宮寺さんの印象は?
神宮寺さんも初対面ですが、テレビでKing & Princeさんがバキバキに踊っているのを見る機会があり「すごいな!」と思っていたんですが、実際お話ししたら、とても“おしとやか”というか。同じ年なのに落ち着いていて、やさしい印象を受けました。
先日の撮影では、伊野尾さんと神宮寺さんが体が硬いのを気にされて「このドラマの期間中に体を柔らかくしよう」と目標を立てたようで、私にも「体、柔らかいですか?」と聞いてくださったので「私はこの程度(床に手が)着くんですけど」とやって見せたりしまして。
「レッスン前は柔軟をたくさんします」という話をしたら、お2人は「そんなに時間をかけない」とおっしゃって「逆に、軽くストレッチしただけであんなに踊れるのがすごい!」と感心してしまいました。
――岡田さんについては、どうでしょう?
岡田さんは一度ご挨拶しただけだったので、今日初めてちゃんとお話したんですけど、初日とは思えないぐらいたくさんお話させていただきました。
たぶん、(ゲストの)私が一人でポツンとしやすいと思って、気を遣って話を振ってくださったんだと思うんです。岡田さんは、たしか1つか2つ年下だと思うんですけど(※)、すごく気遣いができる素晴らしい方だなと思いました。
(※)鞘師が23歳、岡田は21歳。(2021年9月2日時点)
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
第5話は、女性の方にとっては、ちょっとヒヤッとするような話です。ドラマの中で起こる怪異な出来事もそうですし、展開の中でもそういうふうに思ってしまう場面もあるのですが、最終的には温かい気持ちになってもらえるんじゃないかなと思うんですね。
それが、どんな形で現れるのか、楽しみにしながら見ていただけたらなと思います!
第4話「白い服の幽霊の怪」を見逃した方、もう一度見たい方はFODをチェック!
<第5話あらすじ>
嘘がわかる能力を失い「助手を止めさせてほしい」と、尚哉(神宮寺勇太)が言ってくる。高槻(伊野尾慧)は「わかった」と受け入れるが…。
そんな中、なぜか不幸続きの難波(須賀健太)が尚哉に泣きついてくる。原因は、不幸の手紙にありそうだが、こともあろうに高槻は、自分が代わりに呪われると言い出す。
さらに「隣のハナシ」に新たな相談が入る。相談者は、桂木奈々子(鞘師里保)。一人暮らしの部屋で何度引っ越しても怖い体験が続くのだという。原因を調査すべく、瑠衣子(岡田結実)と不動産店に向かった高槻は、そこで店主の山口(螢雪次朗)と息子の雅史(金井浩人)に会う。