純烈が純烈を演じる、FODオリジナルドラマ『純烈ものがたり』。
10月10日(土)に配信された第1話ではコロナ禍でライブができない純烈のもとへ、“秘密”と書かれた差出人も宛てた人物もわからない手紙が到着。マネージャーの千堂あかり(松下由樹)が手紙に隠された謎を追いかけたところ、小田井(小田井涼平)に関する友情の物語が判明するという感動の物語が描かれた。
そこで、フジテレビュー‼ではデビュー10周年を迎えた純烈へ直撃取材を決行!世間を騒がせたあの騒動や思い出、“これから”についてインタビューした。
【聞かせて!純烈 本音トーク】
――10周年おめでとうございます!10年間でもっとも思い出に残っている出来事について聞かせてください。
白川裕二郎:僕はやっぱりNHKの『紅白歌合戦』ですね。
酒井一圭:僕ももちろん紅白なんだけど、かぶらずにいくなら…デビューできた時もうれしかったな。
後上翔太:これはちょっと苦い思い出なんですけど、ショッピングモールの1階でイベントをやった時に、誰も足を止めてくれなかったクリスマスキャンペーンですね。
小田井涼平:いろいろあったけど、全部の思い出に紐づいて考えると、やっぱりメンバーのスキャンダルは良くも悪くも大きかったですよね。念願の紅白初出場の直後にメンバーが1人いなくなるという…。
なんで、僕がそう感じるかというと、スキャンダル以降、このコロナ禍でコンサートができなくなる期間まで2回目の紅白をはさんだんですけど、5人でやってた曲が4人になったことによって歌ってない曲なんかも出てきてるんですよ。その後の活動内容が大きく変わりました。
――そんな騒動も経て、皆さんの絆はより深まったことだと思いますが、10年間でもっとも変わったメンバー、逆に変わってないメンバーは誰だと思いますか?
酒井:一番変わったのは後上だと思います。この10年で大人になったんちゃうかな。
後上:がむしゃらに生きてきてたどりついた10年なんで、自分のことはよくわからないんですけど、「初心忘るべからず」という言葉があるように、変わらないようにしようと思う部分もあれば、変わらないでいきたいという部分もあるんですよね。これだけ近くで見てきているメンバーがそういうふうに言うっていうことは何かしらの変化があったと思うんですけど、自覚はないんです。
逆に、僕から見てもメンバーの変化はわかりません。毎日一緒にいると家族の変化がわかりづらいように、僕らお互いの変化がわからないぐらいの距離で一緒に過ごしているんです。
小田井:あれだよ。俺はこの中で一番年上やんか。俺たちは今のゴガちゃん(後上)の年齢をすでに経験しているから、自分の人生に置きかえることができるけど、ゴガちゃんはまだ俺たちの年齢を経験していない。自分がゴガちゃんの年齢だった頃のことを考えると、自分の成長なんてわかるわけないって思うもん。
後上:僕はまだ30歳とちょっとだけど、食べたら食べたで体に肉がつくし、動いても体についた肉は簡単に落ちない。そう考えたら僕以外の4人はめちゃくちゃ若い。奇跡の40代の集まりだと思います。
白川:しいてあげるなら、やっぱり後上になるのかな。デビュー曲「涙の銀座線」のPVを見てみると、後上はほとんど映ってないんですよ。だけど、この10年でどう動けば自分がより良く映るのか、どういう表情をしたらファンが増えるのかなど自分なりに一生懸命研究しているので、そういった意味では後上が変わったと思います。
――10年後の純烈はどうなっていると思いますか?
酒井:何人か辞めて、何人か死んでるんじゃないかな(笑)。もしくは、大病を患って復帰している。客席のマダムも病気になったり、亡くなられたり、いろんなことがありましたしね。そんな様子を見ていると、近い将来、自分たちにも起こるんやろうなって思いながら、勉強させてもらってるところがあります。
それぞれチャレンジや乗り越えなくちゃいけない山場はあるんだろうけど、 生きている限り、純烈という名前は存続していると思います。
――酒井さんから皆さんの10年後を予想していただけますか?
酒井:ズバリ言ってよろしい?
白川:誰だよ(笑)。「酒井一圭のズバリ言うわよ」いきましょう!
酒井:白川さんは、ペットをたくさん飼って、動物に囲まれています。
白川:ムツゴロウ王国?
酒井:後上さんは、「俺は結婚しない」と開き直っています。そして、厄年やケガ、病気を乗り越えて、「またいい女に出逢いたい」とブイブイ言わせてると思います。
白川:10年経っても43歳ですからね。
酒井:まだまだモテモテですよ。そして、小田井さんは膝を骨折しています。
小田井:それLiLiCoや!LiLiCoの今や!
酒井:仲良く同じようなケガをしちゃうっていう(笑)。
小田井:どうせケガすんのやったら来年ぐらいにしてくれ。10年後じゃ治りにくくなって、手術もできない。
白川:しかも、体が大きいからね。折っちゃったら終わりですよ。
酒井:いろんなことがあったけど、純烈は前向きやから試練を乗り越えられたと思うし、オバチャンたちのシミやシワじゃなく、元気で可愛らしい部分をキャッチできるアンテナを持っているから、それを自分のエネルギーに変えることができたんだと思う。
後上:10年後、小田井さんの還暦パーティーをみんなでやりたいですね。赤いちゃんちゃんこを着て、ステージの真ん中にいてもらって。
小田井:ちょっとディスってるやろ。
後上:大江戸温泉の座敷の真ん中でやりたいです。
小田井:言えば言うほどディスってるみたい。そもそも純烈という言葉は辞書にも何にも載っていない造語なんですよ。俺のかすかな希望でいうと、10年後、行動でも描写でも何でもいいんで、何かをやった時に「それ純烈やん」って言われるようになってたら面白いなと。
酒井:今でも、横分けでヒゲを生やしとったら「純烈」って言われてるよな。
小田井:太ってメガネかけてても、「純烈」って言われてるわ。商品でもええわ、酢昆布の商品名が純烈みたいな。
酒井:酢昆布、いいねぇ(笑)。
――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
白川:『純烈ものがたり』はオジサン4人がワチャワチャと楽しく、時にカッコよく芝居をしていて、見終わった後にはほっこりする素敵なドラマです。ぜひ楽しんで見てください。
後上:ファンの皆さんには全然お会いできていませんが、そのぶんドラマで純烈の日常に近い雰囲気や、普段見られない楽屋での雰囲気などを見て身近に感じていただければ。ライブが再開できて、またお会いできるようになったら、ドラマの感想をぜひ聞かせてください。
小田井:コロナの影響でライブやイベントができなくなりましたが、でも、だからこそこのドラマが実現できたんだと思います。
ライブなどではお見せできないような一面も、画面を通して見ていただけるいい機会だと思いますので、ドラマを見て純烈への想いを募らせ、ライブが再開した時には笑顔で「『純烈ものがたり』よかったよ」と言っていただければ、パート2が見えてくるんじゃないかと。ぜひともよろしくお願い致します。
酒井:『純烈ものがたり』は人のぬくもりがたくさん詰まった物語です。1話から続けて見ていただくと、心がふわっと温かくなると思いますので、ぜひご覧ください。