彼らは強いだけではなかった。なんとドラマで演技もできるとは…!8月30日(月)放送のフジテレビ「ナイト・ドクター」(第9話)に、RIZINヘビー級ファイターのシビサイ頌真選手、宮本和志選手、ディラン・ジェイムス選手が俳優として出演する。
3人は試合中にケガをして、救急搬送される総合格闘家役を演じている。救命救急センターで待ち構えるのは、主演の波瑠、田中圭、岡崎紗絵らが演じるドクターと、野呂佳代扮する看護師たちだ。腹部外傷、助骨骨折など重傷を負ったファイターたちの巨大な体に驚きを隠せない彼らは…。シビサイ選手にはセリフまで与えられ、3人はNGを出さず撮影を乗り切ることができたのか?
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ドラマに出演することも、ドラマの撮影現場に来ることも「初めて」だという3人をフジテレビュー!!が直撃した。
撮影現場に先に到着したのは、シビサイ選手と宮本選手。アザのメイクがほどこされ、ごつい体が痛々しく見える。他の出演者と共に、前室と呼ばれる控え室でスタンバイするふたりは、少々緊張ぎみ!?
ディラン選手も合流し、スタジオに入った3人。ストレッチャーに横たわった彼らは、それぞれがケガの痛みに耐えるようなつらそうな表情を浮かべている。
シビサイ選手のセリフは、幸保(岡崎紗絵)に大胆にも連絡先を聞くなど、興味深い内容に。彼が発する言葉に、美月(波瑠)がいらっとするシーンもあった。宮本選手とディラン選手は、撮影の合間に野呂たちと談笑する場面もあり、撮影は順調に進んでいるように見えた。
撮影は3時間ほどで無事に終了し、3人はキャストらと記念撮影を。シビサイ選手は、岡崎が腕からぶら下がっても余裕の表情を見せていた。
撮影がすべて終わったところで、3人にインタビュー。セリフが与えられたシビサイ選手は、前日どう過ごしたのか?
シビサイ選手「12キロのダンベルを何度も」
――オファー受けたときの感想は?
シビサイ:うれしかったです。自分に演技ができるのか?と思いましたが。あとで台本が送られてきてセリフがあることがわかり「ちゃんとやらなければ!」と気合が入りました。
宮本:月9のドラマがオファーが来るとは…びっくりしました。
ディラン:自分の人生ですごい出来事だと思いましたよ!宇宙の中でもすごいギフトですね。
宮本選手「すっかり野呂さんのファンに」
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
シビサイ:試合のインタビューよりも緊張しました。カメラ向けられると自然にしゃべるのは難しいですね。セリフは頭の中でイメージトレーニングしていました。短いシーンでも何回も撮影するのですね、大変だと思いました。これからドラマの見方が変わりそうです。
宮本:僕は、実際に試合で足を複雑骨折して、病院に運ばれたこともあるので、同じくらいの臨場感がありましたね。野呂さんがカメラが回っていなくても「足をたたくぞ!」なんて、ユーモアたっぷりになごませてくださって(笑)。最初は緊張していたのですが、すっかり野呂さんのファンになってしまいました!
ディラン:ドラマ出演は初で、とても大きな経験をさせていただきました。友人のファイターたちと共演できたのも良かったです。ニュージーランドでは、コマーシャルなどに出演していたのですが、日本のドラマ撮影の現場は全く違いますし、とても楽しかったです。
ディラン選手「人生ですごい出来事!ギフトですね」
――撮影の裏話はありますか?
シビサイ:苦労したところとしては、ダンベルを持ちながら話すシーンがあって、12キロのダンベルだったんです。腕がパンパンになって、汗も出てきて、ふいていただきました。
宮本:波瑠さんと岡崎さんの息が合っていて、すごいな!と思いました。僕たちみたいな総合格闘家は、普段きれいな人と接することが少ないので、今日は目の保養にもなって自分のバロメーターも充実させていただきました(笑)。