10月29日(木) 22時より放送のフジテレビ『ルパンの娘』第3話に、コウメ太夫が出演することが決定した。

コウメ太夫は、過去に映画や舞台に出演したことがあるが、ドラマ出演は今回が初となる。

コウメ太夫が演じるのは、刑事の桜庭和馬(瀬戸康史)にマークされる、無職の寸借詐欺師・御子柴保(みこしば・たもつ)。深田恭子演じる三雲華とのアクションシーンもあるそうだ。

<コウメ太夫 コメント>

――出演のオファーを聞いた際のお気持ちは?

最初はドッキリだと思いました(笑)。すごく有名な作品じゃないですか。そこに、ドラマに出たことのない自分が呼ばれるなんて、絶対にドッキリだと。

その覚悟で収録現場に行ったら、深田恭子さんや渡部篤郎さんたちがちゃんといらっしゃったので、「これでドッキリはさすがにないだろうな。現実だったんだ!」と自覚したんです。

――お芝居のご経験は?

舞台は少しあります。あとは、映画に一度ぐらい出させてもらったぐらいです。

――バラエティ番組などに出演されているので、撮影現場には慣れていらっしゃるかと…。

全然違いますよ。コウメ太夫は15年以上やってますから、すでに作り上げていますので、キャラクターがもう体に染みついています。

今回は別のキャラクターとして芝居を演じるんですから。幸い、監督が「ここはもう少しビビってください」とか、アクションシーンでは「もっと、ガッとせめてください」など、シーンごとに細かく指示をくださいました。

僕は、それを忠実に出しきらないといけないと必死こいて演じました。もう“チックショー!”は封印ですよ。あっ、コウメ太夫として今後封印するわけではないですよ(笑)。

――今回演じる寸尺詐欺師、御子柴はどのようなキャラクターですか?

強い者には弱い。弱い者には平気なようですが、どこかビビリな感じの男ですね。

ただ、一人になるとだましたお金で優雅な生活をしているんですよ。マンションの上層階に住んで、酒を飲みながら街を見下ろして「オレはやったぜ」みたいな性格もある男です。

――実際に御子柴を演じられていかがでしたか?

深田さんにお会いした時は、あまりのキレイさに驚きました。そういうふうに思わないように思わないようにと芝居に集中するようにしましたけど(笑)。

でも、最初はすっごく緊張しました。舞台だと何度も練習してからですけど、ドラマだといきなり本番ぐらいの感じで、そこに深田さんがいらっしゃるんですから。もう、急に現れたので(笑)。

これはもう、超集中しないと無理だと思いました。また、深田さんとはアクションシーンもあったので、余計に緊張感が増したんです。

僕が演じる御子柴がゴルフクラブで華をぶん殴るんですけど、深田さんに当てちゃったらシャレにならない!と。恐ろしいシーンでした。

格闘シーンには僕のちょっとしたダンスも入れてほしいと言うオファーでしたので、ほんの少しですけど軽くマイケル・ジャクソン風のステップもやりました。これは気持ちよかったです。まあ、その後、やられちゃうんですけど(笑)。

あと、渡部(篤郎)さんの本気の芝居を間近で見られたのも良かったです。本当にカッコいいんですよ。芝居のアドバイスもいただけて…。家に帰ってからもビール飲みながら「やっぱ渋いわー」とか、シミジミと思いました。

小沢(真珠)さんもキレイでしたし。どんぐりさんは以前、少しお話しさせていただいたことがあったので、唯一、親しみを感じられて…。あとはもう、本当にドッキリみたいな感じですよ(笑)。

――最後に視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

本当に豪華なメンバーの中に、よくぞ招いていただき、お芝居させてくださったと思っています。ですので、僕がどんなことになっているのかを見ていただきたいです。僕としての見どころは、やはりアクションシーンですので…。

今回の経験でいただいた役を演じることが楽しくなりました。また、機会をいただけたらドラマなどにも出させてもらいたいと思います。

<第3話あらすじ>

三雲華(深田恭子)は、桜庭和馬(瀬戸康史)との間にできた子どもを無事に出産。初孫の誕生に和馬の両親、典和(信太昌之)と美佐子(マルシア)、そして祖父の和一(藤岡弘、)も華との生活を認めることになる。

ただし、まだ和馬は“Lの一族”に関わった者として公安警察にマークされているため、表向きは独身として土日だけ華たち家族と生活することが条件となった。そのため子供は“Lの一族”の姓で「三雲杏」と命名される。

時は流れ、典和たち桜庭家だけでなく、尊(渡部篤郎)や悦子(小沢真珠)たち三雲家の愛を一身に浴びて育った杏は小学生(小畑乃々)になった。

華は“Lの一族”を親の代で終わらせようとしていたため、尊たちが杏に三雲家の家業が泥棒と教えはしないかと冷や冷やし続けている。

“Lの一族”の助けもあり、警察内で手柄を上げ続けていた和馬は警部に昇進。そんな時、課に新人刑事としてキャリア警察官が配属されてくる。しかし、その新人刑事は何かを企んでいるようで…。

名探偵の娘・北条美雲(橋本環奈)は社会人となっても極貧生活を強いられていたが、“Lの一族”の正体を突き止めるための“最短ルート”を考え出し、実行に移していく。

“Lの一族”はL,新たなターゲットを希少価値の高い化石宝石“アンモライト”に定める。華はいい加減に泥棒をやめるよう言うのだが、尊たちは杏に本物の化石を見せてやりたいと聞く耳を持たない。それどころか、そろそろ華も育児休暇を終わらせて泥棒を手伝ってはどうかと言い出す始末。

一方、和馬は寸借詐欺師、御子柴保(コウメ太夫)逮捕に向けた証拠固めの捜査に着手する。和馬は新人刑事とともに、御子柴の部屋がうかがえるマンションに張り込みを開始。和馬が望遠鏡で見張っていると、なんと御子柴の部屋に泥棒スーツの尊たちが忍び込んで来るのだ…。