9月17日(金)に公開されるヒュー・ジャックマン主演のSFサスペンス大作「レミニセンス」。公開に先駆けた8月11日(水/現地時間)に、イギリス・ロンドンでワールドプレミアが開催され、ヒュー・ジャックマンをはじめ、キャスト・スタッフ陣が集結した。
海に沈み水に支配された世界が舞台の本作をイメージした、ブルーカーペットに登場したのは、ヒュー・ジャックマン、レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンらキャスト陣に加え、監督・脚本・製作のリサ・ジョイ、そして「インターステラー」「ダークナイト」など数々のクリストファー・ノーラン作品の脚本を手掛け、本作の製作も務める、クリストファーの弟・ジョナサン・ノーラン。
ロンドンでは久々となる大規模ワールド・プレミアに豪華キャストが登壇!
新型コロナウイルスの感染拡大以降、数々の洋画作品のプレミアイベントの延期を余儀なくされる中、ロンドンでは久々の、大規模ワールド・プレミアイベントとなった。鮮やかなブルーカーペットに、華やかな衣装で登場したキャスト&スタッフは、世界各国のメディアからの取材を受けた。
本作の主人公で、記憶潜入(レミニセンス)エージェントのニックを演じたヒュー・ジャックマンは、「こんな日が本当に来るとは思っていなかったし、特にリサ・ジョイの映画監督作品第1作目だったから、こうやってプレミアにみんなで参加でき、観客にIMAX®シアターで観てもらうことができて本当にワクワクしているよ。こうやって劇場で観てもらうべき作品だからね」と、興奮を隠せない様子でコメント。
また、本作のオファーをリサ・ジョイから受けたことについて「信じられなかったね(笑)。もちろんうれしかったけど、『そうか、ブラッド・ピットが断ったんだな!』って内心思っていたよ(笑)。でも、彼女は僕に、脚本をまずは読まないでいい、アイデアやアートワークを見て、自分がなぜこの脚本を書いたのかを話して、その上で脚本を渡したいと言ったんだ。そして僕にいろいろ説明してくれたんだけど、『あなたがやらないなら私も多分やらないわ』と言うので、ものすごいプレッシャーを感じたよ(笑)。でも、とてもワクワクしたし、気に入ったんだ。きっとブラッドも引き受けたはずだね(笑)」と、ジョークを交え振り返った。
謎の女性・メイを演じたレベッカ・ファーガソンは、脚本を読んだ時の印象を「とても複雑で一旦脚本を置いたけど、もうこの役をやると決めていたわ。リサがとても多彩で、知的で、このストーリーのビジョンの説明が素晴らしかったから」と明かした。
7年前から脚本執筆のリサ・ジョイ「“記憶”をテーマにすることに取りつかれている」
世界的に有名なドラマシリーズ『ウエストワールド』を手掛けた、監督のリサ・ジョイは、本作のテーマでもある“記憶”について、「私はかなり前から、記憶というものをテーマにすることに取りつかれていて、たくさんのSF作品を書いてきたけど、記憶というものは一番原始的なタイムトラベルの手法。それが私をとても惹きつけたの」とテーマについてコメント。
また、水に支配された近未来の都市、という舞台について「最初の発想は単純に今地球で起こっていることから得たの。7年前からこの作品の脚本を書き始めたけど、その頃からもう気温上昇や地球温暖化については言われ始めていて、実際に撮影が始めるころには上昇する海面の防波堤がマイアミでは作られ、私が『レミニセンス』で考えていた防波堤のイメージとそっくりだった」と話し、実際の撮影現場の様子を「マイアミのライトに照らされた通りが全て水に沈んでいる様子が本当に幻想的だった」と振り返った。
そして、「ダークナイト」「インターステラー」の脚本を務め、本作では製作を務めたジョナサン・ノーランは、「リサはこの作品を作り上げるのに何年もかけていて、今日こうして彼女と一緒にプレミアに参加できて、観客とともに大きいスクリーンで観られることにとてもワクワクしているよ」とリサ・ジョイに賛辞を送った。
親日家のヒュー・ジャックマンは「本当に京都にまた戻りたい!」
また、先日実施された、日本メディア向けの取材で、親日家で知られるヒュー・ジャックマンは、日本への変わらぬ愛と、オリンピック開催の労いのコメントを寄せた。「僕は日本が大好きなんだ。この映画のために日本に行けると思っていたんだ。残念ながら、コロナ禍でそれは出来なくなったけど。でも、僕は本当に京都にまた戻りたい!そして、こんな大変な時に、オリンピックを開催したホストである日本の皆さんにも感謝を伝えたい」と語った。
<「レミニセンス」予告編>
最新情報は、映画「レミニセンス」公式サイトまで。