8月14日(土)23時40分より、伊野尾慧主演、オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』 Season1 第2話が放送される。

第1話では、SNS上で「民俗学意外と面白い!」「大学時代に民俗学の講義を取ればよかった!」「第1話から古事記が登場するとは」「怪異を題材にしつつ人間ドラマになっていて面白い」と、ドラマだけでなく民俗学への反響も。

本作は、完全記憶力を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかる大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディによる謎解きミステリー。第一話では「コックリさん」を巡る怪異事件が題材となり、志田未来演じる小学校教師の心の影を浮き彫りにした。

『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』の記事はこちら!

第2話では、高槻や尚哉が通う青和大学で「わら人形の呪い」を巡る騒動が起こる。 呪われたのは、陸上部の期待の新入生・山崎綾音(山田杏奈)。高槻は、綾音の姉・琴子(金澤美穂)から相談を受け、尚哉を助手に指名し、真相の解明に乗り出す。

そんな“山崎姉妹”を演じる山田と金澤に、それぞれの役どころや作品の魅力、現場エピソードなどを聞いた。

<山田杏奈&金澤美穂 インタビュー>

――まずは、それぞれの役どころについて教えてください。

山田:私が演じた綾音は、金澤さん演じる琴子さんの妹。大学から奨学金をもらって、陸上部の選手として頑張っている女性です。

金澤:私の演じる琴子は、すごく妹思いの女性です。ただ見方によっては、ちょっと重いかも(笑)。

――姉妹役というのはどうでしたか?

山田:実際の私は、弟がいるんですけど、男兄弟との関係と比べると、女性同士の姉妹関係は濃いのかなと感じました。同じように、男性のご兄弟(兄)がいる金澤さんとも「男兄弟の場合は、カラッとしているよね」と話していて。

金澤:でも、(山田)杏奈ちゃんとは、役じゃなかったら、すごくカラッとした姉妹関係でいられそうだと思いました。

山田:確かに!私もそう思いました

――スタッフがモニターを見て「めっちゃ姉妹感ある!」と驚いていました。

金澤:それは、うれしい!今回の設定上、ちょっとバチバチするシーンもあったんですけど(笑)、役じゃないときの杏奈ちゃんとはすごく近しい感じがするので、今回共演できてうれしかったし、一緒の撮影はまだ2日目ですが、すごく心地良いです。

山田:私も、金澤さんに対して、あまり“はじめまして感”がしないというか。もともと2人の持っている気質が似ているのかもしれないですね。

――お互いの印象や、現場でのエピソードを教えてください。

山田:前回、ある映画の現場で1日だけ金澤さんとご一緒したのですが、あまり話せなかったので、今回改めてご挨拶しようとしたら、真っ先に「杏奈ちゃんが参加していた写真展を見に行ったよ!」と言ってくださって。

その写真展に、金澤さんのお友達が出ていたので見に行かれたそうなのですが、私のことまで覚えていてくださって、すごくうれしかったです。金澤さんは、現場でフランクに話しかけてくださり、先輩なんですけどすごく話しやすくて、素敵な方だなって思いました。

金澤:私の印象は、杏奈ちゃんはどんな現場でも自分で自分のペースをつかめるタイプ。というのも、寝ているところをよく目撃するんです (笑)。前回、映画の現場で初めて会った時に「おはようございます」って挨拶してすぐ「すや~」って寝ていたよね(笑)。

山田:そういえば、すごく私が寝ていた日でした。でも、たまたまですよ、本当に。

金澤:今回も待ち時間にふと見ると寝てる(笑)。(山田が参加した)写真展を見させていただいたときに、猫と共演している写真があって、それがすごく好きだったんですけど、杏奈ちゃんはその猫ちゃんぽいなって。ふと見ると寝てるけど、すぐパッと起きて芝居ができちゃう!

山田:お恥ずかしい(笑)!!

――印象に残ったシーンはありますか?

山田:今日(研究室のシーン)ですね。というのも、伊野尾さんが黒板に(セリフとは違う)文字を書きながらお芝居をしていらして、それが「難しい」と言いながらスタンバイの間、ずっと練習をされていたんです。そういう地道な努力や芝居に真摯に向き合っていらっしゃる姿を間近で見ることができて、今回ご一緒させてもらって本当に良かったなと思いました。

金澤:私は、神宮寺さんなんですけど、現場でメイクさんがお水を持ってきてくださったときに「いただきます!」と、元気におっしゃって。それから、さーっと飲んだ後に“お寿司をおごってもらった”くらいの勢いで「ごちそうさまでした!」って(笑)。

“狙っている”とかでは全然なくて、本当に素直におっしゃってたんです。お水に対してあそこまで丁寧に「ごちそうさまでした!」と言った人を初めて見たので、驚き過ぎて思わず笑ってしまったのですが、神宮寺さんは「どこがツボなんですか?」と不思議そうな顔をされていて (笑)。

たぶん、神宮寺さんにとっては日常的なことなんでしょうね。本当に素直で丁寧な方なんだなと思いましたし、楽しい撮影現場の思い出として印象に残りました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

山田:第2話は、針が登場したり、藁(わら)人形が出てきたりと、言葉で聞くとおどろおどろしい呪いというものに向き合っていますが、それ以外でも登場人物それぞれの思い、人間関係も複雑なドラマになっています。

呪いというものが人と人との関係性にも影響を及ぼしていく。怪異の要素もありつつ、そういった人間関係も見どころになっていますので、楽しんで見てもらえたらうれしいです!

金澤:このドラマは、怪異に対する「現象」と「解釈」がすごく重要なテーマになってきます。でも解釈の仕方は人それぞれ。日常にもある“歪んだ解釈”が何を引き起こしてしまうのか。

見ている方にもご自分の物語として感じてもらえるよう、台本のテーマを杏奈ちゃんや伊野尾さん、神宮寺さんたちキャスト皆でお芝居として昇華できたと思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思っております。

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<第2話あらすじ>

尚哉(神宮寺勇太)の過去と特殊能力を知りながら「助手をやってほしい」と告げる高槻(伊野尾慧)。

戸惑いつつも断りきれない尚哉の前に、早速次の調査依頼が。大学の陸上部エース・山崎綾音(山田杏奈)の姉・琴子(金澤美穂)が研究室を訪れ、妹が誰かに呪われていると語る。

無数の針が突き立てられた藁人形が見つかったのだ。針の呪いで記録が伸び悩んでいる綾音。陸上部の同期・細木まりな(喜多乃愛)らは綾音の才能を妬んでいるという。そんな中、尚哉は古書店で怪しい男(吉沢悠)に出会い…。