フジテレビでは、8月14日(土)21時から、楽器を使わず声だけで仲間とハーモニーを奏で、アカペラ日本一を競う『全国ハモネプリーグ大学日本一決定戦2021夏』が放送される。

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今大会は大学生のアカペラグループのみ参加できるが、前回に引き続き今回も、フジテレビアナウンサー・永尾亜子、藤井弘輝、久慈暁子、杉原千尋、藤本万梨乃、堀池亮介、佐久間みなみの「アナペラ」チームが、“ハモネプ21世紀枠”としてふたたび参戦。前大会最低点を出してしまった雪辱をはたせるか?

フジテレビュー!!では、「アナペラ」の事前練習やリハーサルから、本番終了まで帯同し、その様子を前編と後編に分けてリポート。ここでは、「アナペラ」取材レポートの前編をお届けする。

◆「アナペラ」のパート割りは以下のとおり

リードボーカル:佐久間みなみアナ
コーラス:永尾亜子アナ、久慈暁子アナ、杉原千尋アナ、藤本万梨乃アナ
ボイスパーカッション(ボイパ):藤井弘輝アナ
ベース:堀池亮介アナ

YOASOBI「もう少しだけ」をアカペラで挑戦!

「アナペラ」が挑む「もう少しだけ」(YOASOBI)のアレンジver.

今回彼らが歌うのは、YOASOBIの「もう少しだけ」。前回大会の優勝チーム「あまがさ」(明治大学)が、「アナペラ」用にアレンジした楽譜を制作してくれたほか、「アナペラ」の練習でもハモネプOBとともに先生として指導をつとめた。

2回目の出場が決まって以降、アナウンサーの仕事の合間に自主的に練習を重ねてきた「アナペラ」。だが、今回は楽曲のアレンジ難易度が上がっていることもあり、これまでなかなか歌声がそろっていないそうで、「不安と焦りが歌に出ていた」(杉原アナ)という。

若干の焦燥感が残ったまま、先生に見守られながら今回初のマイク練習へ。音響機材がセッティングされ、本番と同じ環境で歌ってみるが、アカペラ初心者チームの「アナペラ」にとっては、マイクを通じた“自分の歌声の聞こえ方や出し方”に慣れない様子。

すると、先生から「まずは改めて音取りを」とアドバイスが。ハーモニーを作り上げていく上で、各人が担当パートの音程を正確に歌うことの大切さが伝えられ、真剣に聞き入る「アナペラ」一同。スマホの“ピアノアプリ”で自分のパートを聴き直したり、自分たちの歌声を何度も録音・再生して意見を出しあったりと、試行錯誤しながらも手元の楽譜に書き込みを重ねて修正していく。

最大の課題はラストの「転調」

左から)杉原千尋アナ、久慈暁子アナ、藤本万梨乃アナ、佐久間みなみアナ ※永尾亜子アナは仕事のため途中参加
「アナペラ」が苦戦した「転調」部分の譜面。
歌詞「きょうも」と「あなたから」の間で曲調が変化する

さらに、彼らが「最大の課題」だと口をそろえるのは、ラストのサビから始まる「転調」(※)だ。曲の雰囲気を瞬時に変え、終盤に向かって盛り上げる重要なブロックだが、ここで全員が一斉に音程やタイミングを正確に取って「転調」を決めなければ、聞き手に“ハモれていない”印象を残したまま演奏終了となってしまう。先生の指導のもと、用意されたガイド音源を再生しながら繰り返し練習し、「もう1回やろう!」と粘る声が本人たちから何度も上がっていた。

(※楽曲の途中で、曲の「キー」が変わること)

『みんなのKEIBA』生放送直前に立ち寄った佐野瑞樹アナ(写真右)が、サプライズで陣中見舞い。
リードボーカルは、仕事のため早退した佐久間アナに代わって、「アナペラ」の先生を務めるチーム「あまがさ」のみゆきさんが担当

マイクの使い方、音取り、転調…と、当初は苦戦していた「アナペラ」だったが、この日の練習を終える頃には、先生からすかさず「良いです!」「今の、よかったです!!」と何度もお褒めの言葉が。「どんどん上手くなってる」と太鼓判を押されるほどの急成長に、一同はほっと一安心したようで、藤本アナは「このまま、収録スタジオに行きたいです(笑)」と話した。

左から)堀池亮介アナ、藤井弘輝アナ

本番に向けて着々とレベルアップしてきた「アナペラ」。難関の「転調」を成功させ、最高の演奏を届けられるか!?練習後、フジテレビュー!!が「アナペラ」を直撃。ここまでの手ごたえや、本番への意気込みなどを聞いた。

<「アナペラ」 練習後インタビュー>

リードボーカル:佐久間みなみアナ 

佐久間みなみアナ(※写真は本番前日に撮影)

――今日の練習はいかがでしたか?

この前の練習で初めて合わせてみたとき、だいぶ音がずれていたので、“これはヤバい”と思ったんですけど、今日の練習ラストでは、けっこうキレイにまとまったので、ちょっと自信がついてきました。あと、ネックになっているのが転調で。私がちゃんと音程を合わせて歌わないと(※佐久間アナはリードボーカルを担当)、きっとほかの皆さんもつられちゃうんじゃないかなと思って。そこが一番不安ですね。

――本番への意気込みを教えてください!

今まで練習してきたことを本番でしっかり出せるように心がけつつ、あとは、楽しむことですかね。今回の曲は、まず楽しんで歌わないとキレイな音が出せないと思うので、楽しんで、悔いのないようにしたいと思います!

コーラス:永尾亜子アナ、久慈暁子アナ、杉原千尋アナ、藤本万梨乃アナ

――今日の練習はいかがでしたか?

久慈アナ:今日が初めてのマイク練習だったのですが、最初は(モニタースピーカーから歌手側に返される音の聞こえ方に)慣れなくて、音が分からなくなっちゃって。だんだんと慣れていって、やっぱりマイク練習って大事なんだなと思いました。

藤本アナ:今日は、先生に教えていただいたというのもありますけど、初めて全員で息を合わせて歌えたと思います!初めて、ちょっとだけ自信が持てました!

杉原アナ:これまでは、不安と焦りが歌にも出ていたんですけど、心にちょっと余裕を持って楽しめるようになってきたなと感じています。

久慈アナ:杉原、すっごく楽しそうに歌ってるよね(笑)。

永尾アナ:今日は、私は途中からの参加でしたが、部屋に入ってみたら、皆のことを「別人?」って思うぐらいに上達してて、びっくりしました。これは、もしかしたら、勝てるんじゃないかな!?っていう希望の光が見えてきましたよ!

永尾亜子アナ
久慈暁子アナ

――本番を控え、最大の課題は何だと思いますか?

久慈アナ:(他のメンバーを見ながら)やっぱ、転調?

永尾アナ:そうですね。ちょっとでもズレると、不安定に聞こえてしまうので。

藤本アナ:練習で上手に歌えた状態のまま、本番に臨みたいですよね(笑)。今、スタジオに行きたいです(笑)。

杉原アナ:先生にも言われましたけど、“歌いだしでコケたら聴く気が失せる”のは本当にそうだと思うので、私たち「ベルトーン」隊(※)がキレイに決めて、審査員の方々に「おっ!?」って思っていただきたいです。2回目の出場ですし、初出場のときみたいに「頑張ったね」じゃ済まされないと思うので。

(※“Bell tone”/音楽用語。鐘の音のように、タイミングをずらして音を重ねていくこと)

永尾アナ:あとは、パフォーマンス的な意味で、動作とか表情も大事ですよね。

久慈アナ:まだ今日は、そこまで「笑顔で楽しく」はできなかったので、次こそ意識したいです。

藤本万梨乃アナ

――本番への意気込みを教えてください!

永尾アナ:前回は、けっこう悔しい思いをしたので…。

杉原アナ:ダントツ最下位でしたから。

藤本アナ:せっかくこれだけ皆が楽しく歌えるようになってきたからこそ、本番でもこの思いを出したいですよね。

久慈アナ:前回は「全員が緊張してたんじゃないか」っていう空気があったんですよ。今回は、緊張せずにとにかく楽しみたいです!

永尾アナ:たぶん、緊張すると思う(笑)。でも、次は杉原のうれし涙が見られますように!

杉原アナ:もう悔し涙はこりごりです(笑)。うれし涙を流したいです!

杉原千尋アナ

ボイスパーカッション:藤井弘輝アナ、ベース:堀池亮介アナ

左から)堀池亮介アナ、藤井弘輝アナ

――今日の練習はいかがでしたか?

藤井アナ:マイク練習は、我々にとっては非常に重要で。特に私、ボイスパーカッション担当としては、マイクの使い方次第で、音の聞こえ方が全く違うんです。前回の出演でそれはかなり痛感したので、今回は“こうやればいいのかな”とか、黙々と確認しましたね。堀池は、今回かなり難しいんでしょ?

堀池アナ:そうなんですよ。前回はゆっくりなテンポの曲だったんですけど、今回は“息継ぎをどこですればいいんだ”ってくらいテンポが速くて…。今日、全体で合わせて確認できて本当によかったです。

藤井アナ:楽曲の難易度も上がっていますから、いや、どうなるかね。

――これまでの音楽経験について教えてください。

藤井アナ:私はドラムをやっていました。『ハモネプ』にボイパで出場することが決まった当初は、“ドラムとボイパ、あまり関係なくない?”と思っていたんですけど、意外とこう、ボイパの基礎を攻略できるようになると、曲中のフィルイン(※)も、ボイパでなんとなくイメージできるようになって。先生からも「全然、そのやり方でいいですよ」と言っていただけて。

(※“Fill-in”/おもにドラムの演奏技法として使われる。曲の変わり目などで即興的なフレーズを入れること)

堀池アナ:僕は、小学校の時にピアノを習っていたぐらいで、その時の感覚はもうほぼないですし、本当に、ほぼ初心者という感じですね。

――最後に、本番への意気込みをお願いします!

堀池アナ:前回は、本番の緊張感もあって全力を出しきれなくて、それをオンエアでも確認したので、今回は、皆で楽しく、そしてベストをつくせるように頑張りたいです!

藤井アナ:世の中がこういった状況の中で、今からなにか新しいことに取り組むのって難しいと思うんです。その中で、我々がどうやって新しいことに挑んでいるのか、という面から見ていただけると、おもしろく見えるのかなと思いますので、頑張ります!

「アナペラ」取材レポートの後編は、8月14日(土)21時〜の『全国ハモネプリーグ大学日本一決定戦2021夏』オンエア後に公開予定。「アナペラ」の大会結果や、彼らが本番直後に明かした心境を紹介する。

本番当日、「アナペラ」控え室
リハーサルに臨む「アナペラ」

『全国ハモネプリーグ大学日本一決定戦2021夏』出演者概要

<出演者

MC:ネプチューン(名倉 潤、原田泰造、堀内健)

進行:チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、渡邊渚(フジテレビアナウンサー)

ゲスト:HIKAKIN、京本大我(SixTONES)、小芝風花、土屋礼央、吉田圭介(INSPi)、ゆりやんレトリィバァ

<出場グループ

※左から順に、出場チーム名、所属大学、歌唱曲・アーティスト名。

アナペラ(フジテレビアナウンサー:佐久間みなみ、永尾亜子、久慈暁子、杉原千尋、藤本万梨乃、

藤井弘輝、堀池亮介):「もう少しだけ」(YOASOBI)

ウタタネ(東京大学):「魔法の絨毯」(川崎鷹也)

エイトロー(国際基督教大学):「One Last Kiss」(宇多田ヒカル)

エトワール(順天堂大学):「打上花火」(DAOKO×米津玄師)

オクト(芝浦工業大学):「あー夏休み」(TUBE)

シシー(大阪市立大学):「ドライフラワー」(優里)

セルジャム(上智大学):「廻廻奇譚」(Eve)

ダスク(早稲田大学):「Mela!」(緑黄色社会)

ブラックムーン(大阪音楽大学):「青と夏」(Mrs. GREEN APPLE)

ペンタゴンズ(神戸大学):「感電」(米津玄師)

み空色(駒澤大学):「炎」(LiSA)

琉球グルーパーズ(琉球大学):「カイト」(嵐)

ヤミツキ(青山学院大学):「怪物」(YOASOBI)

夜にワルツ(横浜国立大学):「夜に駆ける」(YOASOBI)

<番組公式HP>

https://www.fujitv.co.jp/hamonep/

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https://twitter.com/hamonepleague

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