8月6日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。
MC・松本人志の脇を、千鳥(大悟、ノブ)、フットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)、ケンドーコバヤシと陣内智則がそれぞれ務めた回から、未公開シーンを厳選。「延長営業!こぼれちゃったここだけのレアな話SP」としてオンエアした。
大悟の父は袋いっぱいの氷を手に立ち尽くす
まずは、千鳥が語るそれぞれの父親の話から。
ノブの父は、「めちゃくちゃイカツイ親父で、大悟とかにも厳しく言う」威厳のあるタイプだという。ある日、ノブと2人の兄の間で「もう古いし、おとうとおかあの家を建て替えようか」という話に。すると…。
ノブ:お父から電話がかかってきて、(落ち着いた父親の口調を真似て)「建て替えようとしてくれとんか。なんか、子どもが立派になりましたね」みたいな。
大悟:イヤな言い方やな(笑)。
ノブ:そしたら「な、なんぼくらいの家を?」って言ってきたから…。
大悟:(遠慮せず)言うとるがな。
ノブ:土地はあるから、田舎やし、2000万くらいで大きいの建つんかなって。そしたら(父親が)「ああー、もう、うれしい!息子に家建ててもらうなんて、一番うれしいかもな。ありがとう!」って。
謙虚に喜ぶノブの父だったが、一週間後に再び電話が。
ノブ:「ノブか。建築士の人としゃべったんやけどな。……(と、長い沈黙のあと)もう1000じゃ!」って。
松本:あはははは。上げてきた?
大悟:上げてきたな。
ノブ:「もう1000じゃ。もう1000じゃな!」って。
大悟:1000じゃ“な”。2000でも、ええ家が建つけど、わしが「ほんまににええのう」と思うのは、もう1000じゃ“な”!と。
ノブの父の、“威厳のある”素直でかわいらしい要求に、一同爆笑となった。
一方の大悟は、不器用な父親の話を披露。
数年前に、離島の実家に当時5歳くらいの娘を連れて行ったときのこと。孫にめったに会えない大悟の父は、とにかくハイテンション。花火をする際には、風で消えてしまうろうそくの代わりに、自分に火の粉がかかろうとも、まったく気にせずライターの火を差し出すほど、孫に嫌われまいと必死だった。
そんな中、かき氷を食べようとしたときに問題が発生する。
家に氷がなかったのだ。孫は「コンビニに買いに行けばいい」と思ったが、そもそも島にはコンビニがない。それを理解できない孫は「コンビニがないことなんかない!嘘ついてる!」と、泣いてしまい…。焦る大悟の父。
結局、お風呂に入ったことで機嫌を取り戻した孫は、かき氷のことなどすっかり忘れてしまい、寝支度。そこに、大悟の父親が異様な出で立ちで現れたという。
大悟:おとうが、汗だくで…。ハァハァって。ナイロン袋パンパンの氷を手につかんで立ってたんです。
松本:どうしたんや?
大悟:夜の9時くらいに走り回って、近所のじいさん、ばあさんに「氷くれぇ」言うて。
渋谷凪咲:えー!?
大悟:ほいで、うちの娘に「かき氷できるよ」って見せたんやけど、娘は忘れとるから「じいじ、おやすみ!」って言うたんすよ。
徳井健太:かわいい(笑)。
大悟:おとうは、これ(氷の袋)を「ゔぅーーーっ」って、(何かをこらえるように)後ろにやって「おやすみ…」って。
大悟が再現した、おとうの悲哀に、Hiro(MY FIRST STORY)の「せつなーい!」の声とともに、一同は大笑いした。
後藤が母親の旧姓を名乗ったら“コンビ”になる!?
後藤輝基は、名前についてのトークの流れで、両親に離婚の話が出たときのエピソードを披露。子どもだったため、父と母のどちらについていくか考えたときに「僕は、おかんについていくやろなと思ったんですけど…」。
後藤:でもやっぱり、おかんについていくのやめとこかなと思ったんです。
松本:うん。
後藤:おかんの旧姓に戻るじゃないですか。
一同:(何かを期待し、クスクスと笑いが広がる)
後藤:おかんの旧姓「ナラモト」っていうんですよ。だから僕「ナラモトテルモト」になるんです。
一同:(笑)
後藤:(大声で)もうこれは、コンビです!
「漫才師ですね」(盛山晋太郎)、「1人じゃないよね」(松本)、「若手芸人!」(岩尾望)と、みなが乗っかり、大きな笑いが起こった。
見取り図・盛山晋太郎はタクシー運転手に「興奮しました」と言われ…
盛山が、7~8年前にタクシーに乗車したときのこと。運転手に「今日は大阪ですか?すごい好きなんですよ」と言われたという。
盛山:話聞いてたら、「あのときは、一番興奮しましたねぇ」って言われたんです。あんま芸人に興奮する場面とかないじゃないですか。
後藤:そうやんな。
盛山:「(ザ・)グレート・サスケさんとの試合が一番興奮しました」って。
岩尾:え?
盛山:僕、獣神サンダー・ライガーの中身やと思われてたんです!
一同:(笑)
盛山:「ファンちゃうやないか!」と思って。ファンやったらライガーの素顔は知ってるやろ思って(笑)。
松本:雰囲気あるけど!
覆面の“中の人”と間違われた話に、酒井美紀は「あはははは」と声を上げて大笑い。盛山は「(長髪の)ライガーにしては、俺(の髪型)はちょっとボブやし…」と首をひねっていた。
松本人志のヤンキー武勇伝に「だっさ!」「やめて!」「かっこわるい」の声
「生理的に無理なもの」についての話題では、おいでやす小田が「ヤンキーですかね」と回答。
小田:ほんまに嫌いなんですけど、なんであんな感じなんやろなって。目的がわからないというか…。
小田は、電車で足を広げて座るなど、迷惑行為を「する意味がわからない」と眉をひそめる。
小田:バイクも爆音でアピールするとか…。
松本:お前もじゅうぶん爆音やけどな!
小田:一緒にすなっ!誰が爆音のヤンキーやねん!これは仕事ですやん!!
その流れから、松本は、まだヤンキーが多かった自身の若いころを振り返った。当時は、街でヤンキーに睨まれて、睨み返すとケンカになるような時代。
松本:俺は、見かけはヤンキーやってたけどね。で、メンチの切り合いもあったよ。
生駒里奈:えぇー!?
松本:たまにガーッて来られて。「お前、誰にメンチ切ってんねん」って(言われて)。
一同が、固唾をのんで耳を傾けると…。
松本:(弱々しく)「ちょっと、知ってる人に似てたもんでね」。
後藤:だっさ!
松本が、武勇伝さながら得意げに「この言葉は万能」と語る中、「ちょっとやめて!(笑いの)神様やめて!」(小田)、「一番かっこわるい…」(後藤)と幻滅したようなツッコミが響き渡った。