8月7日(土)より、伊野尾慧主演、そのバディを神宮寺勇太が務めるフジテレビ系オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』が放送される。
本作は、東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ・第三弾。Season1を、東海テレビで放送後(全8話)、Season2を、WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで10月10日(日)23時~放送・配信予定。
『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』の記事はこちら!
本作は、完全記憶力という“異能”を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかるようになってしまったが故に“孤独”を抱える大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)が、様々な怪異事件の謎解きを通じて、人とつながることの大切さを描いたヒューマンミステリー。
第1話では、高槻と尚哉が大学で出会い、近所の小学校で起こった「コックリさん」騒動の謎を追うという展開。騒動が起こる小学校の担任教師・平原まりかを演じるのは、志田未来。副校長・真鍋和夫を演じるのは、温水洋一。撮影は、5月、関東近郊の旧小学校で行われた。
撮影日の前日に、28歳になった志田。以前から「好きな物の第1位がツナ缶、第2位がスイカ」と公言していたようで、それを知ったスタッフが“好きな物セット”を用意して、志田の撮影前にサプライズでプレゼント!
志田は「数日のゲスト出演なのに、誕生日をお祝いしてもらえるなんて、本当にすごくうれしかったです。以前、誕生日に、ケーキじゃなくてスイカにロウソクを立ててお祝いしてもらったこともあるくらい、子どものころからスイカが好きです。実は、ツナ缶を誕生日にいただくことは結構あったのですが、スイカまでいただけることなんて今までなかったので、一生の思い出に残る誕生日になりました!ありがとうございます」と大きな笑顔を見せた。
そんな第1話のゲストである、志田と温水に話を聞いた。
<志田未来 インタビュー>
――オトナの土ドラへの出演は、『ウツボカズラの夢』(2017年/主演)以来ですね。
お仕事をしている中で、同じスタッフさんにまた呼んでいただけるのを目標に頑張っているので、今回もお声をかけてくださって、すごくうれしかったです。
また、脚本が『ウツボカズラの夢』と同じ藤井清美さんなので、それもうれしかったです。
今回は、撮影が数日のゲスト出演なので、みなさんと親しくなる前に終わってしまいそうですが、知っているスタッフさんがいらっしゃるので、とても安心感があります。
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
何よりうれしいのは、連ドラの1話のゲストとして呼んでいただけること。それは、スタッフの方に「安心して任せるからね!」と言ってもらっているような気がして、すごく光栄なことなので、うれしさもあるのですが、その分「自分がいただいた役をしっかり全うしなきゃ」というプレッシャーもあります。
――台本を読んだ印象は?
この作品は、ただのミステリーではなく、1話完結ではあるのですが、その先に隠された大きな謎みたいなものがジワジワと出てきて、きっと回を重ねるごとに、どんどんハマっていく作品になるんだろうなと感じました。
――志田さん演じる、平原まりかという役について教えてください。
クラスでコックリさん騒動が起きて対処に困っている担任です。先生役は初めてで「自分も先生役ができる年齢になったんだ!」という驚きがありましたが「生徒役はどんな方なんだろう?」とドキドキもしました。
というのも、私自身がまだ学生に見える部分があると思っているので、「ちゃんと先生に見えるかな?」と不安が少しありました。
――本作の「異能を持つ凸凹バディ」が登場します。志田さんの、“人より優れた才能”は?
家を出るまでがすごく早いです。目覚ましのアラームが鳴ってから10分後にはもう家を出ることができます。
一応、前の晩に出掛ける準備はしておきますが、それは私が几帳面だからということではなく、朝が弱いので、二度寝しちゃったりとかが怖くて…。
時間って、あっという間に経ってしまったりしますよね。だから、ささっと家を出られるように、しっかり準備して寝るようにしています。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
私が演じる平原まりかは、この作品の中ではリアリティがあり、共感していただきやすい役なのかなと思っています。
(高槻の)異能だったり(尚哉の)嘘の言葉が歪んで聞こえるというファンタジーの中でも、リアルに感じていただけるように意識して演じているので、ぜひ注目して見ていただけるとうれしいです。
<温水洋一 インタビュー>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
オトナの土ドラへの出演は、『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ』シリーズ第2弾の『ミラー・ツインズ』(2019年)以来。今回の作品は、第3弾ということで「面白くなりそうだな」と思ったのが第一印象でした。
――台本を読んだ印象は?
第1話に出てくるコックリさんは僕も子どものころ、本当に怖いと思っていたし、霊に憑(つ)かれるとか、祟(たた)りというものを信じていました。
生徒がコックリさんをするシーンを読んでは「こんな感じだった!」と思い出したり、高槻の謎解きに「なるほどなぁ」と思ったり、大人になって改めてコックリさんのことを考えましたね。
――温水さん演じる、真鍋和夫という役について教えてください。
私が演じる真鍋は、第四小学校の副校長で、コックリさん騒動が大事にならないか心配している人です。
これまで普通の先生や学年主任などは演じたことがありましたが、副校長は初めてですね。衣装合わせのときに、監督がおっしゃっていたのは、ドラマを見ている人に「この人(真鍋)も、この学校も何か怪しい」と思わせたいということ。
なので、高槻と尚哉を校門で迎える真鍋の態度や、5年2組の教室まで廊下を歩きながら案内するシーンでは、照明も怪しげな雰囲気で「とんでもないところに来たな」という、ちょっとした恐怖感を感じてもらえると思いますよ。
――本作の「異能を持つ凸凹バディ」が登場します。温水さんの、“人より優れた才能”は?
自分は、料理が得意なわけではないんですけど、段取りが得意です。最初にお湯を沸かしておいて、とか、料理が効率的に進むように頭の中で考えるのが好きなんですね。
最近、朝ご飯は奥さんと作るんですけど、自分もサラダの野菜を切ったりしながら「奥さんが次に何が必要か」というのを考え、「あ、おたまが必要だ」と思ってパッと出す、といったことをしています。
よく料理番組で、カメラに映っていないところに料理の助手がいて、カメラを振った瞬間にパッと鍋を変えて、できあがった料理を置いたりする人がいますよね。そんな感じで段取りよく、相当な料理の朝ご飯でも、トータル15分ぐらいで作ったりしていますね。
それは、僕が昔、中華料理のチェーン店で2年近くバイトをしていて、自分でもまかないを作ったり、そういうバックボーンがあるからだと思います。「このときには寸胴のお湯が沸いてなきゃいけない」とか、できあがりから逆算して段取りを考えるのがすごく好きになりまして…これが能力というのかはわかりませんが(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
高槻と尚哉は、本当に面白いコンビだし、第1話の最後に意味深なセリフもあり、そういう終わり方も楽しみだし、スリリングな展開にコメディの要素も少しあります。監督もしっかり時間をかけて撮影している骨太なドラマ。その記念すべき第1話に出演します。
「この人(真鍋)にも何か謎がある?」とか「ひょっとしたら今後も出てくる!?」なんて思うような怪しい雰囲気で出ています(笑)。楽しみにしていてください。
<第1話あらすじ>
過去の怪異体験から人の嘘が歪んで聞こえるようになってしまった大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)が、何となく受講した民俗学の講義で出会ったのは、完全記憶力を持ち、怪異現象にしか興味のない准教授・高槻彰良(伊野尾慧)。
変わり者だが言葉に嘘がない高槻に、尚哉は興味を持つ。そんな中、近所の小学校のとあるクラスで「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。
担任の平原まりか(志田未来)と副校長の真鍋和夫(温水洋一)が困り果てる中、尚哉はなぜか高槻と助手の生方瑠衣子(岡田結実)と共にその謎を追うことに…。