11月7日（土）に予定されていた、『2020ＪリーグYBCルヴァンカップ決勝 柏レイソル×FC東京』は開催中止、延期が発表された。
だが、ルヴァンカップ決勝を盛り上げるべく、フジテレビでは5夜連続の事前番組『ルヴァンカップ決勝直前！Message 君に伝えたい言葉』が放送となる。
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＜番組テーマ＞
友達や仲間に恥ずかしくって言えなかった言葉がある。
恩師や両親に黙っていた思いがある。
アスリートは、その熱いメッセージをそのプレーだけで表現してきた。
でも、今、最も大事なこの時、
たまには、恥ずかしがらず、その思いを大きな声で伝えたい。
『ルヴァンカップ決勝直前！Message 君に伝えたい言葉』
放送日時：
11月2日（月） 24時55分～
11月3日（火）～5日（木） 24時25分～
11月6日（金） 24時55分～
第1夜 渡辺剛編 （FC東京）
第2夜 大谷秀和編 （柏レイソル）
第3夜 森重真人編 （FC東京）
第4夜 江坂任編 （柏レイソル）
第5夜 聖地・国立.決戦前夜編
ナビゲーター：内田篤人
今年のルヴァンカップ中継のテーマ は「届け！フットボールのチカラ」。選手たちは今、何を思い、何を誓い、この決戦に挑もうとしているのか――今回は、第4夜となる江坂任編 （柏レイソル）を紹介する。
＜第4夜 江坂任編（柏レイソル）＞
今シーズン、柏レイソルの絶対的存在にまで登り詰めた江坂任（えさか・あたる）選手、28歳。
「一番はチャンスメイクです。チャンスメイクとゴールに向かっていくプレーが、自分の一番のストロングポイントだと思います」。
小学校時代から、兵庫県の選抜チームに選ばれるなど周囲からは一目置かれる存在だった。そんな江坂選手には、いつも自分の前を走るライバルがいた。
小川慶治朗（おがわ・けいじろう）選手。現在、ヴィッセル神戸のエースナンバー13を背負う快速フォワードだ。
江坂選手は「物心ついた時からずっと争っていて、練習とかもよくケンカしていたので。負けず嫌いで常に自分が1番でいたくてっていうのが似てたので、そこでバチバチやっていましたね」と振り返る。
中学生になると、小川選手はヴィッセルのジュニアユースに入団。一方、江坂選手はそこに入ることができず、初めて、ライバルと離ればなれになることとなった。「その後も、慶治朗はアンダー世代の代表とかにも選ばれて、僕は何も選ばれず。一番負けたくない相手なので、そこをずっと思いながらプレーしていました」。
「負けたくない。絶対に追い抜いてやる」――それが、江坂選手の原動力となった。「（小川選手が出場した）U₋17ワールドカップ（「2009 FIFA U-17ワールドカップ」）も、深夜にやっていたんですけど、わざわざ起きて見てました」。
大学進学前、みんなが書いてくれた寄せ書き。そこには、小川選手からの「代表で会おうぜ！！」とメッセージが書かれていた。「プロでじゃなく、代表でなって書かれたところに、グッときました」。
2010年、小川選手はヴィッセル神戸に入団。クラブ最年少出場記録を樹立するなど、すぐに頭角を現した。一方、大学に進学した江坂選手。Jリーガーを夢見るも、なかなかオファーは届かず…。ようやく入団できたのが、J2のザスパクサツ群馬だった。
その後、地道な努力を続け、大宮アルディージャに移籍。ようやく小川選手と同じJ1の舞台に立つと、翌年には柏レイソルへ。江坂選手に用意された背番号は、エースナンバーの10だった。
そんな江坂選手には、小川選手に伝えたいMessageがある――。
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