「イスなのに座れないイスってなーんだ?」答えはライスですが、これとは別に、人を腰掛けの体勢までさせておいて、全く快適でないのが「空気イス」です。
ちなみに対義語はアーロンチェアです。
若い読者の方にとっては馴染みのないことかもしれませんが、昭和時代に生まれた方で、部活動のご経験をお持ちの方なら、一度くらいはやらされた人も多いのではないでしょうか?
下半身を鍛える有用なエクササイズであるにも関わらず、そのキツさから、先輩からのシゴキで多用されるため、この世代にとっては良いイメージがありません。
かつての部活動では「ケツバット」や「先輩のポカリを濃いめに作らされる」など、3年を頂点としたヒエラルキーの中で、様々な理不尽な行いが横行しておりました。
そんな当時を懐かしむ気持ちで、例文を学んでみてはいかがでしょうか。
優先席付近での空気イスはお控え下さい。
これを英語で言うと…
“Please refrain from sitting in invisible chairs near the priority seat.”
Point: 空気イス = Invisible chair
例文の空気イスのような「不可視」なものはInvisibleで表現する一方、ガラスなどの「透明」なものはTransparentで表現します。
日本語では透明なものをシースルー = See-through という名詞で表現する事もありますが、英語ではTransparent の方が一般的です。
ハイフンをなくしたSee (○○) through ~ は名詞ではなくなり、~を通して(○○)を見るという全く別の意味になります。
口頭では See-through と See through は判別しにくいため、透明はTransparentを使う方が良いでしょう。
「Invisible chair」、使い方に注意しながらぜひ使ってみましょう。
それではまた次回!
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