11月4日(水)、映画「水上のフライト」(11月13日公開)の舞台挨拶が行われ、主演の中条あやみ、小澤征悦、兼重淳監督のほか、スペシャルゲストとしてスポーツ庁長官・室伏広治氏が登壇した。
この作品は、不慮の事故に遭って二度と歩くことができなくなってしまったヒロインの遥(中条あやみ)が、未来を閉ざされた中でカヌーと出会い夢を実現させていくという、実話から着想を得たサクセスストーリーとなっている。
小澤征悦が明かすカヌーの難しさ「すぐにひっくり返ってしまいました!」
カヌーに乗る中条の姿が印象的なこの作品。
中条は「競技用カヌーに乗るためには体育大学の学生でも1ヵ月はかかると言われていましたが、カヌーの迫力は自分で乗ったほうが絶対にスクリーンで伝わるので、早く上達できるよう一生懸命練習しました」と苦労話を明かした。
室伏長官は、「中条さんはカヌーの経験がないと仰っていたが、バランス感覚も良く本当に未経験なのかと驚きました。カヌーだけじゃなく、ハイジャンプのシーンも素晴らしく、才能もあって努力されているのだと感心しました」と称賛。
アテネ五輪陸上男子ハンマー投げの金メダリストでもある室伏長官に褒められた中条は「室伏長官に褒めていただけて、この映画は金メダルですね!」と喜びを表現した。
一方、コーチ役を演じた小澤は「私が乗っていたカヌーと中条さんが乗っていた競技用のカヌーは全然違うんです。私も一度乗せてもらったんですが、すぐにひっくり返ってしまいました!」とエピソードを披露した。
兼重監督は、「今年はコロナ禍で公開延期になったり、いろいろと大変な年でしたが、それがあったので、この舞台に立つことができ、とても嬉しく思っております。自分の作品は、観た人みんなの背中を押せる作品であってほしいと思っています」と思いを語った。
室伏長官は、「スポーツの映画を取り上げてくださって、ありがとうございます。この作品は、人生の苦難を多くの仲間と乗り越え光が見える、スポーツの素晴らしさが印象に残るシーンがたくさんあり、とても感動しました。多くの人に見ていただきたいです」とアピール。
「この映画は、新たなチャレンジで可能性を見い出した例ですが、スポーツ庁では、その人に適した競技を探り、競技転向を促したり、発掘・育成支援をするJ-STARプロジェクトと言う取り組みを行っていて、パラ競技でも多くの人の新たなチャレンジが始まっているんです。ぜひ、みなさんもスポーツに触れあってみてください」と呼びかけた。
動画はこちら!
映画「水上のフライト」は、11月13日(金)より全国公開される。
©2020 映画「水上のフライト」製作委員会
配給:KADOKAWA
最新情報は、映画「水上のフライト」公式サイトまで。