11月7日(土)23時40分より、真矢ミキ主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『さくらの親子丼』第4話が放送される。
民間子どもシェルターで働く九十九さくら(真矢ミキ)が、傷つき大人に絶望した子どもたちに、温かい食事を通じて向き合う苦難と希望のヒューマンドラマだ。
回を重ねるごとに、シェルターの子どもたちの熱演も話題だ。シェルター外の高校生との恋に悩み、展開が気になる門倉真由子役の井本彩花は「第15回全日本国民的美少女コンテスト」のグランプリにして、8日(日)放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で時代劇デビューを果たす若手注目株。
そんな井本に、役との向き合い方や、真矢ミキとのエピソード、ドラマの見どころなどを聞いた。
<井本彩花 インタビュー>
――真由子を演じてみて、いかがですか?
最初は、真由子の性格や周りとの距離感が全然つかめなくて、クランクインまでとても悩んでいました。撮影を進めていくうちに、真由子はほかの子に比べて喜怒哀楽がしっかりしている子だと感じましたし、大樹(細田佳央太)くんと出会ってからの心の変化や感情の部分もとても意識して演じています。
――真由子と大樹の淡い恋では、切ない部分もあります。
大樹くんは「第2ハチドリの家」の子ではないですし、お互い思いを寄せていても、すれ違ってしまうシーンが印象的です。
真由子の立場で考えると、大樹くんのことが好きなのに過去の思い出や記憶というトラウマのせいで葛藤してしまう姿がとても切ないです。
――真矢ミキさんの印象、現場でのエピソードなどあれば教えてください。
真由子は泣く演技が多くて、真矢さんに率直に相談すると「泣くと深く考えなくていい。とらわれなくてもいい」「しっかり感情を持っていたら解き放たれる」とアドバイスをいただきました。
真由子と自分自身を重ね合わせることで、難しいシーンも乗り越えています。
今年はいろんな役をいただいて、とてもうれしかったです。今回も、真由子という難しい役に挑戦させていただいていますが、真矢さんにも「真由子をやり遂げたら泣く演技も怖くなくなる。大丈夫だから安心して」という言葉をいただいたので、2021年は泣くと台本にあったらポロッと綺麗に涙を流せるようになりたいですし、自信を持って泣く演技に臨めるようになりたいです。
――ドラマにおける “親子丼”のような、思い出の料理を教えてください。
母の玉子焼きが世界一美味しいと思っています。砂糖多めに白だしを加えた味付けで、今も学校のお弁当に必ず入れてくれます。
焼いてからしっかり煮込むハンバーグもとても柔らかくて、肉汁がジュワ―と出てジューシーで美味しいです。夕飯に出てくると、うれしくてテンションがあがっちゃいます(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
『さくらの親子丼』は、日本の現状を伝えていて、メッセージ性のある作品だと思うので、幅広い年齢の方に見ていただきたいです。
「第2ハチドリの家」の子たちも、ひとりひとり個性があふれているので、この子たちがこれからどうなっていくのか楽しみにしていただければと思います。
<第4話あらすじ>
大樹(細田佳央太)に借りたリストバンドを自分で返したいと真由子(井本彩花)から相談されたさくら(真矢ミキ)。
人を信じてみようと行動を起こす真由子を応援したいと、大樹が出場するバスケの試合に同行することに。そこには真由子らしい姿が…。だが一方で、真由子が子どもシェルターに来るきっかけとなった壮絶な過去が明らかになる。
また、さくらは岡林(鶴見辰吾)から折り入って相談があると言われ…。