11月7日(土)23時40分より、真矢ミキ主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『さくらの親子丼』第4話が放送される。

民間子どもシェルターで働く九十九さくら(真矢ミキ)が、傷つき大人に絶望した子どもたちに、温かい食事を通じて向き合う苦難と希望のヒューマンドラマだ。

回を重ねるごとに、シェルターの子どもたちの熱演も話題となっている。ケンカっ早く暴れん坊の高野みどり役を演じるhibikiは、初めてのドラマ出演に加え、今回の主題歌(「sign」lol-エルオーエル-)も担当している。

そんなhibikiに、役との向き合い方や、真矢ミキとのエピソード、ドラマの見どころなどを聞いた。

<hibiki インタビュー>

左から)片桐隼人(遠藤健慎)、高野みどり(hibiki)、徳納朝子(倉島颯良)

――みどりを演じてみて、いかがですか?

私が演じるみどりは、とてもケンカっ早くて口が悪い子で…。普段の私は、争いごとや怒ることも苦手で、自分の性格と真逆の役を演じることに最初は不安もありました。

ただ今は、わからない感情を生み出す難しさとともに、自分と真逆だからこそ楽しく演じることができているように感じています。

みどりは「第2ハチドリの家」が大好きで、とても正義感が強い子なので、ほかの子どもたちのことも「私が守らなくては!」という気持ちがあるからこそ、怒ったり、キツイ言い方をしたりしてしまう。

みどり自身は気がついてはいませんが、愛の大きな人だと私は思っているので、そういう部分を意識して演じています。

不器用な中にもやさしさや愛もある子なので、みなさんに愛されるように演じていきたいですし、「hibikiが演じるみどりだからよかったね」とみなさんに言っていただけるよう『さくらの親子丼』の世界観を自分でも探しながら一緒に成長していけたらと思っています。

左から)高野みどり(hibiki)、門倉真由子(井本彩花)

――真矢ミキさんとの印象、エピソードなどがあれば教えてください。

ケンカのシーンで真矢さんと共演させていただくことが多いのですが「みどりはいつもケンカしているね。女の子なのにすごいよ、よくやっているね」と励ましていただいています。

真矢さんとお話させていただいていると、時にさくらさんじゃないかと錯覚することがあります。本当にドラマのさくらさんのまま、とても自然体で心のあたたかい方です。真矢さんの存在が心強くて、真矢さんに励まされると、安心して素で涙が出る時もあります(笑)。

左から)浅尾希望(清水香帆)、室井拓真(後藤田しゅんすけ)、西川夏美(西本まりん)、門倉真由子(井本彩花)、高野みどり(hibiki)、片桐隼人(遠藤健慎)、宮部雪乃(新川優愛)、徳納朝子(倉島颯良)

――主題歌「sign」について教えてください。

作品と向き合い、寄り添いながらメンバーと新しい曲を作らせていただきました。

歌詞に「なんで、生まれてきたんだろう」、「なんで、愛してくれないの?」というフレーズがあり、それはハチドリの家の子どもたちが口には出さないけど、心の中で思っている感情を表現しています。

ストレートにメロディに乗せたことで、作品のさまざまなシーンにリンクできればと思い、この曲が完成しました。世界観、歌詞が心の裏側を出している分、トラックは逆に明るくしているので、曲だけ聞いていると不思議な感じがするかもしれないです。

私たちは、今までこのような世界観の曲がなかったので、新しい曲を生み出すきっかけになった『さくらの親子丼』に感謝しています。

「第2ハチドリの家」の子どもたちの役柄とほぼ同年代の私たちが歌うことで、若い方にもこのドラマのメッセージや意味を伝えることができるのではないかと信じて、歌わせていただいています。

『さくらの親子丼』を見て、曲のことも好きになってくださるとうれしいです。

左から)高野みどり(hibiki)、門倉真由子(井本彩花)

<第4話あらすじ>

大樹(細田佳央太)に借りたリストバンドを自分で返したいと真由子(井本彩花)から相談されたさくら(真矢ミキ)。

人を信じてみようと行動を起こす真由子を応援したいと、大樹が出場するバスケの試合に同行することに。そこには真由子らしい姿が…。だが一方で、真由子が子どもシェルターに来るきっかけとなった壮絶な過去が明らかになる。

また、さくらは岡林(鶴見辰吾)から折り入って相談があると言われ…。