三雲華(深田恭子)は、杏(小畑乃々)に三雲家の稼業が泥棒だと知られないか戦々恐々。華は足を洗うつもりで、杏も善良な娘に育っているが、尊(渡部篤郎)たちの泥棒熱は止まらない。

一方、北条美雲(橋本環奈)は“Lの一族”と桜庭和馬(瀬戸康史)の関係を疑い桜庭家へ。典和(信太昌之)と美佐子(マルシア)も巻き込んでの大わらわとなる。“Lの一族”とのつながりをなかなか掴むことができない美雲だったが、和馬に恋していることに気づいてしまう。

尊たちは悪徳歯科医が所持する美術品“翡翠の王冠”に目をつけた。しかし、美術品は何者かに先に奪われてしまう。

和馬たち警察もその事件を追っていた。同じ手口の窃盗が立て続けに発生していると聞いた美雲は連続窃盗を疑うが、蒲谷隆太(松尾諭)に決めつけるのは早いとたしなめられる。

華はママ友たちから、同じ学校に子どもを通わせている親が窃盗被害に遭ったことを知る。被害者が悪徳歯科医と噂される家だと聞いた華は、尊たちの犯行を疑う。

杏から華の元気がないと聞いた渉(栗原類)は、華の悩みの一因が自分にあるとし、“Lの一族”を継ぐことを決意。家を出て駐車場の車に籠り、再びマッチングアプリで婚活を始めた。

喫茶店で華がママ友たちとお茶をしていると、尊たちがやって来た。セレブを演じていい加減な作り話で盛り上がり、ママ友たちのパーティにまでお呼ばれされてはしゃぐ尊たちに辟易する華。

新たな泥棒の計画の一環でママ友に接触したのだろうと尊たちを責めるが、尊たちのターゲットはママ友ではなかった。実は、喫茶店は連続窃盗犯のアジトだったのだ。尊たちが仕掛けたてんとう虫の映像を見ていると渉が店に入ってくる。

渉は婚活相手に喫茶店のオーナー、雨宮翔子(矢島舞美)を選んでいた。翔子と初めて会った時、自ら制作した音声変換てんとう虫“声”を忘れた渉。杏が持って来てくれたため、なんとかその場を乗り切ることが出来た。

しかし、自動車に戻った渉は、翔子が泥棒だと知って喫茶店を訪ねたのだ。渉は翔子に自分も泥棒だと明かして告白までするのだが、一瞬でフラれてしまう。それどころか、渉は翔子の蹴りを食らって昏倒してしまった。渉の持ち物を調べた翔子は杏が渡したママ友たちのパーティ会場を知って、どこかに電話をかけた。

その頃、華は和馬から残業で遅くなるとの電話を受けていた。しかし、電話の向こうから女の声が聞こえる。華の脳裏に和馬の浮気がよぎった。その女の声は美雲で、連続強盗犯を調べていたのだが、華は不安になる。

次の日、華はパーティでママ友たちに和馬との電話の件を話す。すると、ママ友たちに悪徳歯科医の浮気と同じパターンだと言われ、具合が悪くなった華は部屋を借りて休むことになる。

同じ頃、喫茶店に忍び込んだ尊たちは、渉がさらわれたことと、杏の危機を知って華に連絡する。顔を見られた翔子は、杏の命を奪おうとしていたのだ。華は尊に届けられた泥棒衣装に身を包む。

一方、和馬と美雲は連続窃盗の裏に警察官が関与していることを突き止める。

華を探していた杏に、翔子の狂気が迫る。間一髪で杏を守る華。翔子を撃退し、渉の居処を聞き出そうとした時、華は何者かに倒されてしまう。それは、縛り上げた渉を連れて来た蒲谷だった。蒲谷は警察官という身分を利用して翔子たちを操っていた黒幕だったのだ。

蒲谷が華に拳銃を向けた時、和馬が飛び込んで来る。格闘の末、蒲谷を倒す和馬。だが、その部屋に華の行方を探す杏が来てしまう。自分が泥棒だと杏に気づかれたくない華をかばったのは、喫茶店から急行した尊たち。泥棒衣装の華と渉は到着した警察の目をかすめながら逃れ出る。

和馬は今回の手柄で、刑事部長から警視庁捜査一課へ推薦しても良いと言われる。刑事部長はその代わり、自分の娘と見合いして欲しいと和馬に迫る。華や杏、家族がいると言えない和馬が答えに逡巡していると、盗聴していた美雲が来た。美雲は和馬と交際していると刑事部長に告げる。

一方、尊たちは“Lの一族”の危機が迫っていることを知る。泥棒衣装で逃げる華と渉の姿が何者かに撮影されていたのだ。