8月15日(日)18時から放送される『ちびまる子ちゃん』の「~まるちゃん大好き!8月のゲスト声優まつり~」第3弾ゲストに、井上清華フジテレビアナウンサーが登場。
フジテレビュー!!は、井上アナのアフレコ収録の現場を取材。博多弁を話す小学生・井川せい子ちゃん役を演じた井上アナに、『ちびまる子ちゃん』の世界を体験した感想や博多弁のエピソードを聞いた。
<井上清華アナ アフレコレポート>
アフレコスタジオに到着した井上アナは、「今回初挑戦です」とやや緊張気味な様子。台本を受け取ると、収録が始まるまで真剣に目を通していた。
今回、井上アナが演じるのは、まる子やたまちゃんたちがトランシーバーを使い、町をパトロールしているときに出会う、博多弁の小学生・井川せい子役。恥ずかしがり屋のせい子(井上)が、偶然出会ったまる子たちと一緒に遊ぶことになるも、あることをきっかけに機嫌が悪くなり…という物語。
井上アナは収録スタッフと挨拶を交わすと、打ち合わせの時間に。今回、博多弁のセリフであることを伝えられると、井上アナは「福岡出身です」と返答。セリフについて話す中で、台本に「私」とあったものを井上アナの発案で、「うち」と修正。より博多弁に近いセリフに近づけていった。
普段は、フラットで落ち着いた声のトーンの井上アナだが、せい子を演じるときには、不機嫌なシーンでは実際に頬をふくらませたり、笑顔で笑い声を当てるなど、シチュエーションごとに声を使い分けていた。収録中、監督からは「とてもいいですね」などの声が上がり、終始和やかな雰囲気の中、進行していった。今回の挑戦について「声色を変えたり、世界観に溶け込むことが難しかった」と振り返った。
<井上清華アナ インタビュー>
──『ちびまる子ちゃん』の世界はいかがでしたか?
幸せでした!「こんなに幸せでいいのかな」ってくらいに楽しかったです。小さい頃から見ていたまる子ちゃんの世界と、声優さんたちの中に自分の声が乗っていくのは不思議な感覚で、いまだに信じられないです。
走っている時の息づかいとかも、ちょっと恥ずかしかったのですが、ひとつひとつの表情に合わせて声を乗せていくのって大切なことなんだなと感じました。そうやってシーンに合わせて声を変えているからこそ、見ている私たちが、スッとアニメの世界に入り込めるんだなと思いました。
──『ちびまる子ちゃん』について、どのような印象をお持ちですか?
私が1995年生まれで、『ちびまる子ちゃん』も同じ年からアニメが始まっていたので、物心がついたときから大好きでした。これからもずっと、自分の子どもや孫にも見てほしい「日本の宝だな」と思うアニメです。
──『ちびまる子ちゃん』の中で、ご自身と近いキャラクターは?
(声を演じた)井川せい子ちゃんですかね(笑)。モジモジしたり、かと思えば急に元気になって、そのうちふくれてしまったりとか…そういうところがそっくりでした。私もひとりっ子で、みんなの中に溶け込むのが難しかったり、自分から声をかけるのが苦手な子どもだったので、「どなたか私の小さい頃を知っていたんですか?」ってくらいに似ていました。もう完璧に、せい子ちゃんは私です。
──博多弁のセリフはいかがでしたか?
福岡が大好きなので、博多弁を披露できるというのはすごくうれしかったです。普段は出さないように意識しているので、「こんなに博多弁を話していいのかな?」と感じるほど、思いっきりやらせていただきました。上京して8年経っているので、ちょっと忘れかけている部分もありましたが、自分の子ども時代や10代の頃を思い出しながら挑戦しました。