11月14日(土)23時40分より、真矢ミキ主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『さくらの親子丼』第5話が放送される。

問題を抱えた子どもたちを受け入れる民間子どもシェルターを舞台に、温かい食事を通じて心を通わせていくヒューマンドラマ『さくらの親子丼』。

真矢ミキ演じる九十九さくらをはじめ、シェルターのスタッフの奮闘ぶりが「見ていて勇気が出る」と話題だ。

今回は、子どもキャストのうち、タロットカードで未来を占うのが得意な警戒心の強い少女・徳納朝子役を演じる倉島颯良に、撮影中の真矢とのエピソードやドラマの見どころを聞いた。

<倉島颯良 インタビュー>

――日々の撮影で、今感じていることはありますか?

同年代の俳優のみなさんが多い現場なので、いつも刺激をいただいています。私は、長いスパンでのお仕事は初めての経験で、みなさんが日々変化する姿も感じられてとても楽しいです。

私が演じる朝子は、タロットカードでハチドリの家の皆さんを占うシーンがあるので、タロットの先生から直接指導を受けました。ちょっとした仕草や配置を事細かに教えていただきましたが、私には占いの力はないので、気持ちや雰囲気を大事に演じています。

――これまでで印象に残ったシーンは?

雪乃先生(新川優愛)とのシーンです。第1話で警戒心を丸出しにする場面は、撮影2日目ということもありとても緊張していました。

第2話の雪乃先生が作ってくれたオムライスにフォークを突き刺すシーンは、消え物なので失敗できないという変な緊張感がありました(笑)。

――真矢ミキさんの印象を教えてください。

初めてお会いした時から、とても温かい方だと感じていました。最初にシーンをご一緒させていただいた時、私も真矢さんのセリフを覚えていったのですが、真矢さんが言葉を発すると温度を持ってセリフが出てくるような感じがしました。

休憩時間に「朝子は頭、小さいね」って頭をなでてくださったのですが、その手もとても温かくて。いつも同じ目線に立ってくださるやさしさを持った方だと感じています。

――2021年の目標、将来的な目標は?

来年は、もう少し自分の色を見つけて出していきたいと思います。

私は根がマジメ過ぎて少し固執してしまうところがあるようで…。自分の芯はぶれずにいろいろなことを吸収しながら、魅力的な人間像を生み出せていけたらいいですね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

「第2ハチドリの家」の子どもたちのような出来事が、世の中に実際にあるということを頭の片隅に置いて見ていただけたらと思います。

所々で目を背けたくなるような出来事もありますし、ハッピーエンドではないこともあります。この作品が今まで知らなかったことを考えるきっかけになるとうれしいです。

<第5話あらすじ>

岡林(鶴見辰吾)から、更生保護施設の建設反対運動に誘われたさくら(真矢ミキ)。ハチドリの家を続けるためにも町内の人とは対立しない方がいいと考えるが、徐々に立場や意見の相違を生み始める。

一方、真由子(井本彩花)は、過去のトラウマと、新たに始まりそうな大樹(細田佳央太)への思いとの間で葛藤することに。

再び傷つかないよう進言するみどり(hibiki)や朝子(倉島颯良)、そして秘密を抱えた子どもたち…多喜(山崎静代)はミットで、さくらは料理で、やさしく受け止める。