玩具メーカー・マテル社のブランド「フィッシャープライス」と株式会社サンリオのベビー向けブランド「Sanrio Baby」のコラボ商品が、11月14日(土)に発売。

それを記念して、11月13日(金)に、りゅうちぇるのインスタライブ「#おもちゃに性別いるのかな」が開催された。男の子向け、女の子向けなど、性別で分けられることが多いおもちゃについて、改めて考えることをテーマに行われた。

笑顔でインスタライブをスタートしたりゅうちぇるだが、開始早々音声がうまく入らず、視聴者からの「?」を受けて、一度仕切り直し。再スタート後、りゅうちぇるが話し始めると、ライブ画面には視聴者からハートが次々に送られた。

幼い頃、「かわいいおもちゃで遊びたい」と思いながら、周囲の目線が気になって遊べなかったというりゅうちぇる。クリスマスにも本当は「バービー人形」が欲しかったそうだが、「親が悲しむのが嫌だから、遠慮して、顕微鏡って言ってみた。顕微鏡なんて興味なかったのに。でも(人形遊び中に)親が心配する表情を、子供ながらに読み取っていたんだよね」と当時を振り返った。

りゅうちぇるは、「子供のほうが傷つきやすいし、他者との違和感に気付きやすい」はずなのに、「CMも女の子向けのおもちゃだと、女の子しか出てこない。無言の圧力が子供の頃から植え付けられている」「おもちゃ売り場も男の子向けと女の子向けで場所が分かれている」と指摘。

「子供の頃に大人から『おかしい』と言われたら、受け止めざるを得ない。でもそれは、個性を踏みにじる行為だし、才能が開花する可能性を邪魔している」「会社は(ユーザーの性別を)決めたほうが楽だけど、(商品や企業の)可能性もせばめているよね」と問題提起した。

ライブでは、視聴者からの「娘が(男の子向けの)ヒーロー好き。私も好きだった」「女子だったけど青い上履きを履いていた」などのコメントも紹介された。

りゅうちぇるは「人と同じだと抜きん出られないし、大人になると人と違うことが武器になる。親が愛して受け止めてくれたから僕はこんなふうに育つことができたけれど、もし親に否定されていたら今より優しくないと思う」と自らの体験を振り返り、「いろんな世界を見て、自分で選べる子に育てるべき」と子育てで大切にするべきことも語った。

「人と違うことも続ければ“文化”になる」というりゅうちぇるの名言を受けて、視聴者たちは「りゅうちぇるは強い」「“こうあるべき”を取っ払いたい」など感銘を受けた様子。

14日に発売される新生児向けの新商品の紹介中には、視聴者から「2人目?」とツッコミが入ったが、「ありがとうございまーす!2人目ではありませーん!」とりゅうちぇるは笑顔を!

そして、「大学生だけど(新生児向けの商品を)買ってもいいですか?」という問いかけには、「性別どころか年齢にも縛られる必要はない。今回のイベントが、自分が何に縛られているのか考えるきっかけになってくれれば」と応え、りゅうちぇるは濃密なインスタライブを締めくくった。