2021年1月3日(日)、4日(月)21時より、フジテレビでは、木村拓哉主演のスペシャルドラマ『教場Ⅱ』が、二夜連続で放送される。
このたび、今年1月に放送された『教場』のラストに199期の生徒として出演していた上白石萌歌が出演することが決まった。上白石は、199期では休学しており、200期の生徒として復学してくる風間教場の生徒を演じる。
さらに、199期の生徒役として・三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸の出演も決定。前作のラストに彼ら199期の生徒がサプライズ登場すると、視聴者の間では「続編ではこの生徒たちが見られるの!?」と話題を呼んでいたが、その期待に応えるべく、199期生徒役の豪華若手俳優陣が、『教場Ⅱ』を盛り上げることに。
また、前作にも登場した小日向文世、佐藤仁美、和田正人、高橋ひとみらの出演も決定した。
上白石演じる石上史穂(いしがみ・しほ)は、199期では休学しており、200期の生徒として復学するという役どころ。史穂は、1年前に199期の生徒たちの中で起きたとある出来事をきっかけに休学するようになった。
その出来事に関係しているのが、浦美慶介(うらみ・けいすけ/三浦貴大)、佐久野みゆ(さくの・みゆ/佐久間由衣)、小嘉竜一(こが・りゅういち/嘉島陸)の3人。
史穂は、佐久野が苦手な勉強を教えてあげたり、一方で、成績優秀な浦美には試験の問題を出してあげたりと、切磋琢磨(せっさたくま)していたのだが…。199期の生徒たちの間で何が起きたのか。
上白石のフジテレビ系ドラマへの出演は『幽(かす)かな彼女』(2013年4月期)、『フラジャイル』(2016年1月期)以来、『教場』が3作目。また、主演の木村とのドラマでの共演は、前作が初めてとなる。
三浦は、木村とは、映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年)以来となり、10年ぶりの共演。佐久間、嘉島は、木村とは前作の『教場』が初共演となる。
そして今作でも、木村演じる“風間公親”を支える小日向文世、佐藤仁美、和田正人、高橋ひとみらベテラン俳優陣が続投。
小日向文世は、本作の舞台、神奈川県警察学校の学校長・四方田秀雄(よもだ・ひでお)を、佐藤仁美は、風間教場の副教官で座学を担当する服部京子(はっとり・きょうこ)を、和田正人は、風間教場の副教官で術科を担当する須賀太一(すが・たいち)、高橋ひとみは、神奈川県警察学校で事務員を務める小野春江(おの・はるえ)をそれぞれ演じる。
<上白石萌歌 コメント>
――『教場Ⅱ』の出演が決まった時の思いを聞かせてください。
前回の『教場』のラストのワンシーンに出演させていただいて、見られた方の中には「ん?」と疑問に思われた方もいると思います。
でも、今回は私たちの199期ではなく、さらに先の200期の物語ということで、きっと今回私の出演が発表されて、さらに「どういうこと?」と思っている方が多いのではないでしょうか。
前回、一瞬でもこの作品に携われたことが、とてもうれしかったので、今回はたっぷり教場の現場を過ごせることがすごく楽しみです。
――前回の『教場』第1弾への出演はいかがでしたか?
すごく驚いたのは、あのワンシーンの一瞬のために、ものすごく時間をかけて撮影したことですね。
1日で所作訓練も撮影もすべてを詰め込んで撮影したのですが、それが凝縮されて、緊迫感のある、あのラストシーンが生まれたので、本当にうそがない作品だと思いました。
――今回の『教場Ⅱ』の台本を読んでの印象は?
警察学校って、なかなかイメージのつかない場所ですが、警察官の方は街を歩いていたらたくさんお見かけするので、ものすごく厳かで、完璧な人という印象を抱いていました。
でも、そういう方たちも、最初から完璧な人間ではなく、そこに至るまでに悩みや葛藤、屈折があったり、一人ひとり人間らしい部分がある。そういった人の心理や心の動きを細かい部分までくみ取っている作品だなと感じました。
――撮影現場の雰囲気は?
『教場』の現場は、普通のドラマとは少しちがっていて、撮影に入る2ヵ月前くらいから、訓練が始まるんです。ドラマの撮影というよりドキュメンタリーのような感じで。
なので、厳しい訓練を通じて、自然と役への意識が生まれてきました。今では、警察官が体力的にも精神的にも大変なお仕事だと痛感しています。
訓練の期間があったので、クランクインが全くクランクインという感じがしなくて、そこにはすでに仲間意識が生まれていて、休憩時間も時間さえあればみんなで自主的に練習したりするなど、意識の高い仲間と一緒に撮影できていることをすごくうれしく思います。
『教場』の面白いところは、男性も女性もあまり区別がつかないところだなと。「女だから弱い」「男だから強い」とかそういうことではなく、同じ制服、同じ帽子をかぶって並んでいれば、みんな同じで、だからこそ団体としての意識も生まれていますね。
――ご自身が演じる石上史穂の印象は?
私が演じる史穂は、とある理由で警察学校を休学し、でも強い気持ちがあってまた警察になるために奮闘する女の子です。
多くを語らないキャラクターではあるので、たたずまいやまなざしでいろんなことを表現できるように意識しています。
――木村拓哉さんとの共演はいかがですか?
カメラが回っている間は、木村さんという要素は一つもなく、“風間教官”でしかないという印象です。
「カメラが回っていないときも、常に風間教官なのかな?」と思っていたんですが、実はすごくチャーミングな方で、私がクランクインの日に、少し緊張していたら、無言で大きいカマキリを背中に付けられたんです(笑)。
まだそのときは、風間教官の印象が強かったので、すごくびっくりしたんですが、撮影が進むにつれて気さくに話しかけてくださったり、緊張をほぐしていただいたりして、木村さんとしての一面が垣間見えるたびに魅力的な方だなと思います。
現場にいらっしゃるときに、どれだけ人がいても、木村さんの周りだけ光って見えるので、木村さんがどこにいるのかすぐにわかるんです。
「スターのオーラってこういうことなんだ」と思いましたね。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
私と同じように、テレビの前でかじりつくようにこの作品を見ていらっしゃったみなさんに、『教場Ⅱ』も同じように愛していただけるように、全身全霊で頑張っていきたいと思います。
テレビって日常の中のひとつの娯楽で、特に今はSNSなどほかにも生活の中でやることがたくさんあるなかで、テレビだけをずっと見ることは、なかなか難しいと思うんです。
でも、前回の『教場』は、すべての動きを止めて、ずっと見させてしまう力があったので、そんな作品をまたこのメンバーで作れたらと思っています!