7月9日(金)、映画「100日間生きたワニ」の初日舞台挨拶が行われ、神木隆之介、中村倫也、新木優子、ファーストサマーウイカ、監督を務めた上田慎一郎、ふくだみゆきが登壇した。

きくちゆうきの4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」が、タイトルを改め「100日間生きたワニ」としてアニメーション映画化。主人公・ワニ役を神木、ワニの親友ネズミ役を中村、ワニが憧れる先輩役を新木、イヌ役をウイカが、それぞれ声を担当する。

MCより、「ついつい欲してしまうもの」について質問が飛ぶと、神木は「毎日なんですけど、ゲームのコントローラーですかね」と答え、中村は「ふふふ…。触りたい?」と微笑んだ。神木は「そう、大体ゲームのBGMを聞くと分かるんですよ、今どこで戦っているのか、今走ってるとか、この音楽が始まって何秒経つとこの地点にいるとか頭に入ってるんで」と、うれしそうに熱弁。

さらに「面白いのはコントローラーを持っているときは、無意識に指が動いていて、考えてやろうとすると技の出し方とかが分からなくなる。でもコントローラーを持つと考えずに無意識でできるので、無意識を意識化すると人って分かんなくなっちゃうんだなって学びました」と結論づけると、新木は「ゲームが好きだと、この域まで達するんだなと学びました」と笑顔で答えた。

中村は「大変良い話でしたね、深い。哲学、禅問答…」とコメントすると、神木が「知ってる単語、言ってるだけでしょ」とツッコミを入れた。

「欲してしまうもの」について、中村は「バナナマンのコントライブかな。バナナマンさんが好きなんですよ。全巻家にあるんですけど、午前中家にいられるときとかは、とりあえずディスクを入れていますね」と、ルーティン化していることを告白。

「コントの台詞だったり、音楽だったり、聞いているだけで『今ここだ』って分かるんですよ。それで段々指が動いて、『あっこっちだ』って…」と、聞き覚えのあるフレーズを組み込むと、神木は「なんで指が動くの!どうやって動くの」とツッコんだ。

それでも止まらずに「コントローラーを持ってるときは考えてないんだな…って僕も」と言い切り、中村は「良い話でしたね、哲学、禅問答で」と、神木のエピソードをリピートするという、デジャブのような空間を作り出し、会場を沸かせた。

映画「100日間生きたワニ」は、全国公開中。

配給:東宝 ©️2021「100日間生きたワニ」製作委員会

最新情報は、映画「100日間生きたワニ」公式サイトまで。