混沌として、まいりましたッ!!

いや、混沌って、もうすでに混沌とはしてたし、なんなら第1話から混沌としてたっちゃあ、してたけどもね、今回の第6話はね、もう何て言うか最上級の混沌!!あの点と点、繋がった!って思ったら何が繋がったんだかわからなくなるし、はいはい、それわかった!とかイキった瞬間わからなくなるし、誰がいい人か悪い人かもわかんないし、誰が誰を騙してて、それも、何を、どう、何のために騙そうとしてるのか?全然わかんない上に、“家族最優先”の世界で、“本当の家族って何?”的な哲学も相変わらずぶっこんでくるしさ…。うん、つまりね、それは…、

わけわからーーーーん!!!

なのに、わけわからんのにどうしても見ちゃう、かぶりついちゃうように見ちゃう、なんなら見終わった途端、もう一回見ちゃう、もう一回見たところで、やっぱ謎深まって、結局、わけわからーーーーん!!…ってなんなのこのドラマッ!!!(きっと褒めてる)

っというわけで、一旦、そんな自分の気持ちを整理するために、先週のハイライト(多分違うけど)、中村俊介さん演じるファッショナブルマフラー如月(命名、僕)の“寝床”について振り返りたいと思います(なぜ)。だって、みなさん、見ました?前回のラスト。羽田美智子さん演じるママが、懲罰室に送られた娘、陽菜ちゃん(久間田琳加)をどうか出して欲しい…と“秘密の無線機”を通じて、ファッショナブルマフラー如月に懇願するんだけど、その会話の中で、ほんのり、さりげなく明かされる、ママとファッショナブルマフラー(もはや如月すら付けない)との関係性、因縁…っていう超重要シーン…。そこで座っている…、ファッショナブルマフラーがどっさり座っている、あの…、ベッド!!あの、高級感あふれる、つやつやの木枠のベッド!!!でもって、そこに覆いかぶさってるふっかふかの布団(おそらく羽毛)!!!この第七支部では、保健室にある、無機質なパイプベッドですら、その寝心地を求めて争奪戦になる世界、引っ越しの時に冷蔵庫カバーにするレベルのボロッボロ毛布ですら争奪戦になる世界…だってのに、あんなゴージャス木枠ベッド&毛布(おそらく羽毛)で寝てる!!ことが明かされるファッショナブルマフラーの絵面!!(もうファッショナブルマフラー言いたいだけ)…会話の中身、入ってこなかったよね…(僕だけ?)。しかも、“こんなとこで寝てます☆”みたいな、いやらしい描写じゃなくって、“え?ここで寝てますけど何か?ファッショナブルマフラー?はぁ?如月ですけど?”みたいに、平然と、煽りゼロで、あまりにもナチュラルに、なんならロングショットで見せちゃう演出だったもんだから、こちとら余計に興奮しちゃったよね。いわゆるチラ見せの手法だよね!?(変態か)あの見せ方、天才的だったよねッ!!!

って、ついつい、気持ち整理するとか言っときながら、結局のところ、あの中村俊介さんで、ファッショナブルマフラー関連だったもんで、案の定興奮してしまいました。大変失礼いたしました。もちろん今回のお話、ファッショナブルマフラーの寝床問題、物語になんの影響も及ぼしません。ですので、改めて、気を取りなおして、これまでのお話と、今回の第6話、キーとなる要素を整理して、みなさんをより混沌の渦に巻き込みたいと思います。

【これまでのお話】

・ママ(羽田美智子)は詐欺師で、如月(中村俊介)と繋がっている

・長男の大輝くん(結木滉星)もどうやら如月に因縁があるっぽい

・因縁あるっぽい描写(なんらかの講演会?)に、現第七支部の班長で元刑事の黒崎(篠原篤)の姿も…

・大輝くんの元恋人は、如月関連で痛い目にあってる?

・それにママも実は関わってる?

・謎の老婆(銀粉蝶)、実は長女・陽菜ちゃんのおばあちゃんだった

・陽菜ちゃん、本当の母親に捨てられていた…って過去もありつつ、大輝くんに♡

・ママの本当の息子?が遠く離れた小屋にいる?らしい!?

・パパはずんのやす、多分何もない(雑)。何かある風に見せてはいるけど、多分何もない。(ですよね?…って意外と自信ない)

【第6話のあらすじ】

・政府との新たな交信で、救出できるのは“8人”のみと判明(ひどい)

・しかも、家族優先ではなく“子どもと技術者”が優先(でしょうね)

・だが第七支部では優良家族が救出されると疑わない(そうなるよね)

・疎外されていく主人公一家(怖い)

・そんな中起こる“連続殴打事件”(怖い怖い)

・はて、それは、だれが、なんのために…?(怖すぎるー!!!)

っというわけで、今回はというと…。“連続殴打事件”というサスペンスフルな出来事をきっかけに、ママと如月との関係、如月と大輝くんとの関係、大輝くんの過去、“偽装家族”木村家の成り立ち、そんな中で大輝くんの陽菜ちゃんに対する“惚れてまうやろー!描写・エピソード0”などなど、てんこ盛り。

で、それらがわりかし詳細に明かされたりなんやしながら、びっくりしたり、ほっこりしたり、大輝くんのあまりのナチュラルイケメン描写に嫉妬したりで、そんなこんな前半は『#コールドゲーム』の全体像、もう読めたぜ!!みたいな気分になるんだけど、後半、そういえば“連続殴打事件”の真相どうだったけかな?とか、そんなことを思い出し始めたその瞬間…、とんでもない真相が明かされて、結局のところまたわけわからなくなって、犯人は?ママは?如月は?黒崎は?なんならパパは?何を企んでる?ってぐちゃぐちゃになって、迎えた次回予告見てさらに、え!?そういう方向に?!って、もうてんやわんやの正味45分!!見てる方、きっとね、はいはいそれはこうだよね、こういうことだよね…ってなると思うんだけど、その予想、絶対覆してきます!予想以上の、超意外過ぎる展開を迎えること間違いなしです!!必見!!!

…てかこれ、あと2回なはずなんだけど…。確かに今回、クライマックス感、とてつもなかったけどさ、終われんのかな…?…そういうとこも含めて、もうなにもかも、次回が気になりすぎる!!!

text by 大石庸平(テレビ視聴しつ 室長)