2021年4月より、フジテレビでは、竹野内豊主演の月9ドラマ『イチケイのカラス』が放送される。

民放連続ドラマとしては初となる、刑事裁判官が主人公の爽快リーガルエンターテインメント。このほど本作の撮影がスタートし、自由奔放で型破りな主人公・入間(いるま)みちお役の竹野内豊、みちおと真逆の堅物タイプな裁判官・坂間千鶴(さかま・ちづる)役の黒木華がクランクインを迎えた。

抜けるような青空の下、まずは黒木がクランクイン。スタッフから「坂間千鶴役を演じる、黒木華さんです!」と紹介され、拍手が起こる。そして、いよいよ撮影スタート。

最初の撮影は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)に異動してきた坂間が裁判所に足を踏み入れる、彼女のファーストシーン。髪をきっちりまとめ、ビシッとしたスーツを着こなした黒木は、監督と共に段取りを入念に確認し、坂間のキャラクターを詰めていく。

現場は、なごやかな雰囲気で、撮影の合間にはスタッフと談笑する姿も見られたが、カメラが回ると一転、きりりと引き締まった表情に。背筋を伸ばし、パンプスの足音を響かせ、きっちりとした坂間のキャラクターを印象づけた。

そして本作の主人公、入間みちお役の竹野内が登場。スタッフから紹介され大きな拍手が巻き起こると、黒色の法服に身を包んだ竹野内は爽やかな笑顔を浮かべ、両手を振って応えてみせた。

竹野内が最初に撮影したのは、みちおが坂間の制止を振り切って、法服のまま昼食を買いに行くシーン。2人のテンポの良い掛け合いが見どころだ。今回が初共演となる2人は、一緒に段取りを確認し、心の距離を縮めながら丁寧にお互いの呼吸を合わせていく。

カメラが回ると軽やかに走ったり階段をジャンプで下りたりと、みちおらしいコミカルな動きで現場を笑わせる一幕も。自由奔放なみちおと、超ド真面目な坂間。撮影初日から対照的なバディらしさがうかがえた。