フジテレビュー!!編集部おすすめ!“目の保養”となるような麗しい男子を紹介する「眼福♡男子」。Vol.39となる今回は、あどけない表情と芝居で見せる儚さが魅力の南出凌嘉が登場。
連続テレビ小説「あさが来た」、映画「キングダム」、「ザ・ファブル」、「糸」など、数々の作品で、メインキャストの幼少期や少年期を演じ注目を集めている南出。12月22日(火)に最終回を迎えるドラマ『姉ちゃんの恋人』では、有村架純が演じる桃子の末の弟・朝輝を演じている。
実際は弟がいる兄である南出は、末っ子の朝輝をどんな思いで演じたのか。また、現場で見かけた有村や兄・和輝役を演じる髙橋海人の素顔、将来の夢などを聞いた。
有村架純のまさかの“つながり”無視(!?)な、目玉焼きセレクトに感心
──これまでの撮影で一番印象的だったことは?
ずっと楽しくて、どれも印象的だったんですけど、第1話で僕が演じる朝輝がサッカーをするシーンは、一番思い出に残っています。僕、サッカーはやっていなかったので、練習してからクランクインしたんです。
──どんな練習をしたのですか?
少しの間だけ、地元のサッカーチームに入れてもらって、劇中で使う技などを教えてもらいました。
──安達家のシーンで思い出に残っていることはありますか?
ケールを食べるシーンは思い出に残っています。ケールって結構苦いんですけど、「おいしい」って言うシーンで。だから本番中はみんなで「おいしい」って言いながら、カメラが止まると「苦いね」と言っていました(笑)。
──毎回、食卓は華やかですごくいいですよね。
食べ物がたくさn置いてありました。撮影の合間も結構食べていて、パンの消費量がすごかったです(笑)。同じシーンをカメラの角度を変えたりして何度も撮るので、前後のつながりを考えると僕は、パンが一番食べやすかったんてです。でも、(有村)架純ちゃんは、目玉焼きなどを食べていたので、「そのタイミングで目玉焼き…すごいな」と思っていました(笑)。
──有村さんや髙橋さんの印象は?
架純ちゃんは本当にいい人で、めちゃめちゃ優しくて、いるだけで場が和む人です。海ちゃんはすごく真面目。その真面目さがとてもかっこいいんですよ。
現場では、本番以外はフェイスシールドをしていて、撮影の直前に回収されるんですけど、海ちゃんは演技のことを考えていると、声をかけられても、全然聞こえていなかったりするんです。この前は、「あ、ちゃんと聞こえてた!」と思ったら、持ってたお箸を渡していて(笑)。すごく面白かったです。
──南出さんは、弟がいると聞きました。お姉ちゃん、お兄ちゃんに囲まれた今回の撮影現場はいかがでしたか?
末っ子役はすごく新鮮です。僕は親戚の子どもの中でも一番年上なので。末っ子の“甘えてる感”を満喫しています!
──具体的には、どんなふうに満喫しているの?
例えば食器を運ぶときとかも、「兄ちゃん、これやっといて」と言って、自分はさりげなく楽なほうを運ぶみたいな。僕がいつも弟にされてることをそのままやっています(笑)。
──桃子さんみたいなお姉ちゃんが実際にいたらどうですか?
桃子の優しさというか、三兄弟、“大中小”に対する愛情は、弟としてはうれしいなと思います。三兄弟のためだけに生きているし、そういう姉ちゃんが現実にいたら、心強いだろうな。
──実生活で、参考にしたいなと思う部分はありましたか?
僕は…弟とは、よくけんかをしているので、参考にはできないかもしれません(笑)。いつもけんかしながら家事をやっているんです。でも、こんな兄弟になれたらいいなとは思いました。
「よく『眠い?』って聞かれる。今日も7回聞かれました(笑)」
──演じている朝輝と、自分の似ているところはありますか?
いや、正反対ですね。朝輝はサッカー部で、エースで、かっこよくて、末っ子で、悩みも少なくて。僕はどちらかというと、インドア派で、映画とか読書とかのほうが好きなので、家にいることが多いですから。
──自分自身の長所はどんなところ?
諦めが、きっぱり効くところですかね。電車を逃したりしたら、「あ、行っちゃった。じゃ、次」っていう(笑)。でも、それは短所でもあって。欲が少ないというか、執着がないので、「あれがしたい、これがしたい」と思うことがあまりないんです。
学校の先生にも「意欲がない」「覇気がない」とよく言われますし、あとは「眠そう」とも言われます。今日も、バッチリ目が開いているのに、7回ぐらい「眠い?」って聞かれちゃいました(笑)。スタッフさんと、架純ちゃんと海ちゃんに。
──そんな南出さんが、最近一番テンションが上がったことは?
僕、「デュエル・マスターズ」というカードゲームにすごくハマっていて、時間があるときによくやっています。今年の初めくらいですかね、大会で優勝した時は「やったー!」って、テンション上がりました。店舗大会なので、15、6人くらいの規模だったんですが、うれしかったです。
──すごいですね!カードゲームは、友達の間でも流行っているんですか?
流行っていますね。ただ、僕、同じ年の子よりも、年の離れてる人と仲良くなることが多くて。今、下は一番小さい子で小学2年生の子と遊んでいて、上の方だと、架純ちゃんぐらいの年の方と楽しくしゃべったり、カードゲームをやったりしています。
──自分の中で譲れないこだわりはありますか?
うーん…そうだなぁ…。あ、僕はパソコンをよく使うんですが、マウスとか周辺機器は絶対Bluetoothがいいです(笑)。コードがあると、マウスが絡まって、充電器のコードも絡まって…っていう感じがイヤだから。パソコンって、もともとコードが多いのに、周辺機器のためにコードがさらに増えると、もうたまったもんじゃない(笑)。
──南出さんが、今、“眼福”しているものは?
この前、カラオケ店で撮影したことがあったんですけど、その帰りに見た空がすごくキレイで。思わずパシャって撮っちゃいました。晴天って感じではないんですが、雲がポポポンッとあるのがすごくキレイだなと思って。
──空がキレイだと思えるのは、心がキレイだからでは?
キレイだといいな(笑)。その日から、空をよく撮っています。あとは、スタジオからの帰り道に、自販機が二つ並んでいる場所があって、そこが夜7時ぐらいになるとすごく“映える”んです。そういう風景も好きですね。
そもそも、写真に興味があるんです。こういうお仕事をしているので、仲良くさせていただいているカメラマンさんもいて、その方にカメラのことを教えてもらっていますし。だから、これからカメラが趣味から特技に変わっていけたらいいなと思っています。
──先ほど、欲がないとお話していましたが、将来の夢などはありますか?
悪役がやってみたいという夢があります。あとは、リアルタイムサスペンスって言うんですかね?画面の下に数字で何分何秒という文字が出ている中で展開していく、疾走感のあるドラマにも出てみたいです。序盤からちょこちょこ出るけど、実は悪役でしたっていう役で(笑)。
そういう役って、一番、見ている方々をびっくりさせられるじゃないですか。それが楽しそうだなと思うんです。いつかできたらうれしいです。
──最後に読者へメッセージをお願いします。
『姉ちゃんの恋人』は、すごく心が温まって、うれしくて泣ける作品です。いつどのシーンを見ても、ホッコリするドラマなので、ぜひ最終回も楽しみにしていてください!
撮影:YURIE PEPE