警察庁による「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜(通称SOS47)」プロジェクトチーム決起集会2020が、12月14日(月)、都内で開催され、プロジェクトメンバーである杉良太郎、伍代夏子、飯豊まりえ、川栄李奈、城島茂、橘慶太、秋元真夏、新内眞衣、松本利夫、向井地美音、武藤十夢が出席した。
2018年に発足されたSOS47は、全国47都道府県警察と連携し、オレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や防止策をわかりやすく伝えるなどの活動を行なってきた。
<プロジェクトメンバー コメント>
城島:この2年で、平成から令和に変わり、詐欺の手口も本当に多種多様化してきました。警察の方も、我々の呼びかけの方法としても、いろいろな対応を迫られた2年間だったように思います。これからまた2年、啓発活動ができるということをありがたいなと思いつつ、コロナ禍で派手なプロモーションは出来ませんが、これからも地道に、地に足につけた活動をしてまいりたいと思います。
松本:引き続き、このプロジェクトを少しでも多くの方に届けたいと思っています。2年の活動期間中、自分は大阪の方にも行かせていただいたのですが、地元の方々と接して感じたことは、1人1人の自覚が必要なのではないかということです。若者の意識ももっと高めていくことも大切だと思いました。これからも自分の力で、そしてSOS47のメンバーの力で、1人でも多くの人を救えるように頑張っていきたいです。
橘:2年間で、たくさんのことを学びながら、いろんなことを伝えてきましたが、改めて本当に難しい問題だなと感じました。プロジェクトに参加する前は、「自分が引っかかるわけない」なんて思っていましたが、そういったと気持ちが、むしろ被害に遭いやすくしてしまうのだと気付きました。ですので、自分は大丈夫と思わず、周りの大切な人を守るためにも、気を付けてもらいたいということを、今後改めて呼びかけていきたいと思っています。
川栄:私はこの2年間、ラジオや動画で呼びかけてきましたが、未だに被害に遭われる方が多いと聞いて、胸が痛みます。活動してきた中で一番印象に残っているのが、私の写ったポスターを見かけた友達のおばあちゃんが、「詐欺に遭わないように気を付けようと改めて思った」と言ってくれたというエピソードです。そういうふうに知ってくれたというのがとてもうれしいですし、今後も気を引き締めて頑張っていこうと思います。
飯豊:私が印象に残っているのは、去年、伍代さんと一緒に撮影させていただいた啓発動画での「あなたがいれば、詐欺は防げる」というナレーションです。今年はコロナで人と会いづらかったり、人との距離ができてしまったと思うんですが、今一度、巧妙な詐欺を防ぐため、私たち若い世代が、家族や親戚、周りの人を守っていってほしいと思います。
秋元:乃木坂46のメンバー間でも特殊詐欺に対する危機感や意識がすごく高まっていて、そういう話題が出ることもあります。家庭での会話が、詐欺を防ぐ第一の手段だと思っているので、家族のコミュニケーションが希薄になってしまっているご家庭は、連絡をマメに取り合う心がけを、ぜひしていただけたらと。若い世代が危機感を持って、私たち自身もアイドルグループとして、親世代、祖父母世代を守っていきたいです。
杉:我々SOS47のメンバーも、警察職員と同じ気持ちで話し合い、活動に取り組んでまいりました。しかし今年は、新型コロナという世界的なウイルスが発生し、目に見えた行動が取れなくなりました。
皆さん、自分は騙されないと思っているかもしれませんが、騙されるから、これだけの被害が出ているんです。特殊な話術を用いて、私たちのような人間でも「なるほどな」と思わせる手段をとるんです。ですから、家族がしっかりしなければ、被害が出た時、一生の傷を心に追う危険性があります。
コロナ予防で手洗いうがい、マスクをするように、同等の意識を、特殊被害に対しても持っていただけると。家族に電話を入れておく、家族間での合言葉を決めておく、それだけで被害がずいぶんと防げます。このチームは今後、これまで以上に啓発活動を行なってまいりますので、今後もご協力をよろしくお願いいたします。