12月15日(火)、映画「さんかく窓の外側は夜」の完成披露試写会舞台挨拶に、岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一、森ガキ侑大監督が登壇した。
本作は、累計発行部数100万部を超えるヤマシタトモコによる原作コミックスを実写映画化。“除霊”という特殊能力を使って事件解決へと挑む、新感覚ミステリーエンターテインメント作品だ。
ステージ中央の光るさんかく窓が開き、登壇者が一斉に姿を現すと観客からは大きな拍手が。本作は10月に公開予定だったが新型コロナウイルスの感染拡大に伴う延期を経て、無事に公開が決定。登壇した全員が口々に喜びを表し、この日を迎えたことについて感謝を述べた。
映画のテーマになぞらえて、「私が知っている“内側”について」を司会者から聞かれると滝藤は、「監督がここで涙が欲しいというシーンで、本番一発で涙を流した」と志尊を褒めると、岡田も「集中力がすごい」と続けて褒めた。
褒められた志尊は照れながらも「演技がしやすい素敵な環境だった」と周囲に感謝しつつ、「気絶をしてパッと目を覚まして涙をツーっと流さなければいけない難しいシーンで、監督マジですか?と思った」と難シーンについて語った。
岡田は、滝藤について「滝藤さんは筋肉自慢がすごくて、『すごいんだよ岡田くんコレだよコレ』って、バキバキの筋肉を見せてくる」と言うと、平手も「奥さんに見てもらっても何も反応がないから、『平手ちゃん見て』と写真を見させられる」と、その披露が平手にまで及んでいたことを明かした。
滝藤の筋肉美について感想を改めて聞かれた平手は、「…すごかったです、あんまり男性のそういうの見たことなかったので」と困りながらもはにかんだ笑顔を見せた。
森ガキ監督は平手について、「劇中で使用する死体の造形がすごくリアルで、『怖い怖い』と言いながらもツンツンしていて、肝が据わっているなと思った」と、意外な一面を知ったと語ると、「リアルさがすごくて、いつの間にかさわっていました」と、平手は落ち着いた受け答えで返答。
岡田と志尊はともに共演の感想を語った。岡田が「淳くんは熱量が高い、一緒にお仕事ができてよかった」と志尊に語りかけると、「まーくん(岡田)は、おおらかで天真爛漫、でも熱い芯がある。多くを語らずにこちらが好き勝手やっても寛大、役者としても大好き」とベタ褒めし、「まーくんとバディ役ができて良かった」と笑顔を見せた。
続いて、「自分がコワイもの・こと」を聞かれると志尊は、「池の中でオバケに足を引っ張られるシーンで、『水の中って怖い』と思いながら撮影用の深いプールで1日かけて撮影したのに、完成を見たらカットされていた。一番怖いのは森ガキさん」と監督がコワイと言及。
岡田も、「淳くんと手を繋いでぐるぐる回るシーンを1日がかりで撮ったけれど、全カットされていた」と続け、笑いを誘った。
平手はコワイと思うものを、「自分は大きな音が苦手なので…はい、以上です」と短めに披露。「日常生活の中で?」と聞かれると、「全ジャンル」とつぶやく。すると岡田と志尊が話を広げようと、「花火とかも?」「クラクションは?」と質問を矢継ぎ早にする様子に、「お兄さんたちがワードを広げようとしてる、やさしいな」と監督が笑う一幕が。
そして滝藤は、「二週間後に公開する映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021年2月5日公開予定)がコワイ」と、本作と公開時期が近く、平手が出演している映画を話題に。思わず平手が笑って後ろを向いてしまう微笑ましい場面も見られた。
イベントの最後に岡田は、改めて無事に公開が決定したことの感謝を伝え、「身が引き締まる思い、1月の公開までまだ時間があるので、みなさんに知ってもらって、愛される映画にしたい。よろしくお願いします」とコメントして、締めくくった。
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Ⓒ2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会ⒸTomoko Yamashita/libre