今年デビュー20周年を迎えた氷川きよしが、12月16日(水)、東京国際フォーラムにて「氷川きよしスペシャルコンサート2020〜きよしこのよるVol.20〜」を開催。前日と合わせて全4公演、客席数を半分に削り、両日で計1万人を動員した。
コロナ退散を願い、“アマビエ”をイメージした青い衣装に青色マスクを装着して登場した氷川は、アレンジを替えた元気曲「大丈夫2020」を熱唱。
「未曾有の2020年、こうやってコンサートをさせていただくのが奇跡のような時間でして、今日も全員、お一人お一人の心に届くように魂を込めて歌わせていただきたいと思います。いろんな壁を乗り越えて、皆さんとは人として魂でつながっている、そういう思いで1曲1曲、歌の主人公に成り代わって歌わせていただきます。どうぞ最後の最後までお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます」と、挨拶を送った。
黒のタキシード姿で新曲「母」、アルバム収録曲から「残雪の町」「出発」、ヒットシングル曲「櫻」、 ニューアルバム「生々流転(せいせいるてん)」からタイトル曲「生々流転」やデビュー曲「箱根八里の半次郎」、深紅の洋装で「枯葉」「恋、萌ゆる。」、ピンク&ホワイトのスーツ姿で「Call Me Kii」「きよしこの夜」、自身が初めて作詩した「Never give up」、黒色レースをあしらったボディスーツに着替えて話題曲「限界突破×サバイバー」、そしてアンコールでは白色マントの洋装で「ボヘミアン・ラプソディ」など、全28曲を歌いきった。
その中で、「コロナ禍の中で、エンターテイメントの灯を消したくない。こういう夢のあるショーを見ていただきたいという一途な思いで、今回開催させていただきました」と目を輝かせながら、「私にしかできない伝えたいことがいっぱいあるので、これからもそういう人生を自分らしく歩んでいきたい」と語っていた。