1月24日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、岡山県津山市の「干し肉とヨメナカセ」が紹介された。

「山本精肉本店」を訪れた松岡修造は、ショーケースに並べたら肉の中から「干し肉」を見つけると、店主の山本栄作さんに「どうやって食べます?」と尋ねる。続けざまに「“ヨメナカセ”は?」と聞くと、山本さんはどちらも焼いて食べると教える。松岡は「だったら、焼くしかないじゃん!」とテンションを上げる。

「牛肉の干し肉」について山本さんは、昔からある郷土料理で、ブレンドした塩を牛肉にもみこみ、天日干しすることで旨みが凝縮すると説明。「保存食として食べられていた」と、その歴史も明かした。

松岡は自らフライパンに干し肉を並べると調理を行う。山本さんから「熱を加えることで旨みが濃くなるので、赤みが無くなった時に仕上げでしょうゆを」とアドバイスを受け、かけたしょうゆが少しトロっとしたところで完成。

フライパンに直接箸を入れて、肉を口に運ぶ松岡。そのおいしさに「うーん」とうなると、「脂が溶けていくんじゃなくて、もっともっと噛み応えが出てくる」と感想を述べた。

松岡が「なんで東京とかに(干し肉)はないんですかね?」と言うと、山本さんは津山市には江戸時代から牛肉文化があり、農耕用の牛などを保存食に加工してきたと教えた。

「この食感、どんどん気に入っていくんですよね」と、箸が止まらない松岡は、「ハマっていきます。完全に」と、そのおいしさの虜になっていた。

続いて「ヨメナカセ」と呼ばれる牛の大動脈を、塩、こしょうのシンプルな味付けで焼く。松岡は一口頬張ると「すっごいサクサクです」と、その食感に目を丸くする。山本さんも「歯ごたえがクセになる」と特徴をアピールした。

「ヨメナカセ」という名前は諸説あるが、仕込みや下処理が大変で“嫁が泣く”ことからその名が付いたという。

松岡は「こんなコリコリした牛の部位って食べたことない」と言うと、「干し肉とヨメナカセ、このおいしさ“修造泣かせ”です」と笑顔で締めた。

次回、1月31日(日)の放送は、「瀬戸内の味」を紹介する。

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