超本格的スパイス探求番組『スパイストラベラー』CS放送フジテレビNEXTで放送中。

番組では音楽業界きってのカレー好きとして知られる、Dragon Ashの櫻井誠とBiSHのセントチヒロ・チッチが、昨今のカレーブームをけん引する名店の数々を紹介していく。

2020年12月19日(土)放送のスパイストラベラーで2人が訪れたのは、東京・中目黒。

櫻井:馴染みのある街ですよ、中目黒。

チッチ:はい。

櫻井:見てください、この服。

チッチ:なんか、言いたくないな。

櫻井:あはは。ちゃんとテレビを意識して。

チッチ:もしかしてですけど、クリスマスですか?

櫻井:季節を忘れない男、櫻井でございます(笑)。

櫻井:さて、今日は、SOI 7 (ソイナナ)さんという、タイカレーが食べられるタイ料理屋さんに行きます。タイカレーは、好き?

チッチ:タイカレー、好き好き。

櫻井:初めて行くので楽しみです。クリスマス気分で行ってきます。

櫻井:中目黒はよく来るけど、こういう角を曲がったところには、来たことなかったな。

チッチ:路地に入らないですよね、なかなか。

櫻井:あ、LEEさん。こんなところに。

LEE:こんばんは。

今回も二人を案内してくれるのは、 “カレーおじさん \(^o^)/ ”こと、 AKINO LEE (アキノリー)。

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家で、生涯で食べたカレーは15000食を超える。テレビや雑誌など様々なメディアでカレー情報を発信するカレーのプロだ。

LEE:住宅街の中に、突然、現れるお店。

櫻井:知らなかった。かわいいですね。

チッチ:きらびやか。

LEE:今日のお店はこちら。SOI 7 (ソイナナ)さんです。雰囲気のいいお店です。

LEE:タイ料理って、スパイストラベラーでは初ですよね?タイ料理というとタイカレーを思い浮かべると思うのですが、今のカレーブームのなかで、タイカレーは別の位置にいるんです。インドカレーとかスリランカカレーが流行っているのですが、タイカレーはその流れにあまり乗れていないんです。けれども、タイ料理やタイカレーにもたくさん魅力的なものがあります。グリーンカレーやレッドカレーが有名ですが、それだけではないということを今日はご紹介したいと思います。

櫻井:おぉ~、楽しみ。

チッチ:やった~。楽しみです。

LEE:いっぱい食べましょう。

チッチ:食べるぞ。

いざ、「SOI 7」の店内へ

チッチ:カラフル。すてきな空間で、中目黒にこんなお店があるのを知れて、うれしいです。

「SOI 7」オーナーとシェフにご挨拶!

LEE:オーナーの及川さんと、シェフのオンさんです。

及川さん・オンさん:よろしくお願いします。

櫻井・チッチ:よろしくお願いします。

LEE:オープンして、何年目でしたっけ。

及川さん:17年になります。

LEE:今のカレーブームが来る前からやっているお店ですね。及川さんは、このお店を始めたきっかけは、どのようなものだったのですか?

及川さん:飲食店の経験は無かったのですが、タイ料理がすごく好きだったので、お店を始めました。

LEE:中目黒と恵比寿にお店があるんですよね。

及川さん:はい。

及川さん:タイ料理の炭火焼きが、すごく好きなんです。炭火焼きのメニューを中心にしています。

LEE:オンさんは、いつから料理しているのですか?

オンさん:小さい時から、お母さんの屋台を手伝っていました。

LEE:ベテランシェフですね。

「SOI 7」の魅力

LEE:タイ料理にもいろいろあるのですが、タイの北部の料理から南部の料理まで味わえるというのが、魅力の一つです。またシェフが腕利きで、タイ料理マニアのなかでも評価の高いシェフです。オリジナルのアレンジを加えているタイ料理が味わえます。

オンさん:バンコクのレストランで働いていたときに、日本人のお客さんもよく来ていました。もっと日本の方にタイのハーブやスパイスを使ったヘルシーで美味しいタイ料理を食べてもらいたいと思い、日本に来ました。

本日の料理選び

LEE:おいしいものがいっぱいあるんですよ。鶏の「ガイ・ヤン」とか豚トロの「コム・ヤン」があります。どちらにします?

櫻井:せっかくなら、豚トロ、食べたいです。

チッチ:豚トロ、食べたーい。

LEE:では、「コム・ヤン」にしましょう。

本日の料理 1品目「コム・ヤン」

オンさん:コム・ヤンはタイでよく知られている料理で、イサーン地方では青パパイヤと一緒に食べたりします。

及川さん:お待たせしました。コム・ヤンです。SOI 7スタイルなのですが、このホーラパーというタイのハーブと野菜と豚トロと一緒に召し上がると、すごく爽やかでおいしいです。

チッチ:ハーブを一緒にたべるんですか。

LEE:ホーラパーの香りがいいんです。

櫻井:おいしそう。

櫻井・チッチ・LEE:いただきます。

チッチ:んー。おいしい。

櫻井:ホーラパー、香りがいいですね。

LEE:ここのホーラパーは、良いものを使っているので、すごく香るんですよ。

チッチ:パクチーを載せると凄くバランスが良いですね。大トロにワサビを沢山のせても美味しいのと同じ感覚です。パクチーと豚トロが共存しているから凄く美味しいです。

櫻井:コム・ヤンとビールで、100点でしょ。

LEE:インド料理はスパイスが特徴なんですが、タイ料理はハーブが特徴です。ハーブの香りの爽やかさがタイ料理の魅力で、いろいろな料理に生きています。

本日の料理 2品目「カオ・ソイ」

オンさん:カオ・ソイはチェンマイの伝統的な料理です。チェンマイへ旅行した日本の方に「カオ・ソイないの?」と言われたのが、料理を出すきっかけになりました。「チェンマイのカオ・ソイとSOI7のカオ・ソイは全然違う」などと言われないように、おいしいカオ・ソイを提供できるように心がけています。

及川さん:お待たせしました。カオ・ソイです。

櫻井:うわ~。うまそう。

LEE:カオ・ソイは、揚げ麺と茹で麺が両方入っているんです。

チッチ:そうなんだ!

櫻井: 2種の麺が入っているのがいいですよね。

チッチ:なかなか味わえないですよね。

櫻井:いただきます。

櫻井:うまーい!麺を上げた瞬間にスープの甘辛い香りがふわっと。甘みもしっかりあるのですが、しつこくない。濃厚さ、香りの良さのバランスがいいですね。

チッチ:中に入っているものは、何ですか?

及川さん:鶏肉です。

チッチ:ホロホロしていて、おいしい。

櫻井:鶏肉の火の入れ加減も、すごくいい。

本日のカリー 「プーニン・パッポン・カリー」

オンさん:出てきたときに、玉子がクリーミーで、きれいなことが大事です。見た目の美しさが重要視される料理です。

櫻井・チッチ:いただきます。

チッチ:おいしい!大好物です。ソフトシェルが、から揚げみたいになっていて、味がぐっと染み込んでいるから、ごはんと一緒にバクバク食べたいです。なんで、こんなにおいしいんですかね。

櫻井:これは、うまい。やさしい味ですね。

本日の料理 4品目「クワクリン・ガイ・カオ」

オンさん:クワクリン・ガイ・カオはタイ南部の料理です。ガパオとは違う料理です。とても風味豊かでヘルシーなのが特徴です。

LEE:僕のイチオシのクワクリン・ガイ・カオです。

櫻井:ガパオみたい。

LEE:ガパオみたいな見た目なんですけど、味は全然違います。しっかり辛くて、うまいです。

櫻井:香ばしい香りがしますね。まずは、お肉の部分だけ、いただきます。

櫻井:うん、うん。辛い!

LEE:辛いけど、うまいでしょ。

櫻井:一貫して、香りがすごいですね。見た目は軽やかで、全然辛そうには見えなくて、ごはんと相性が良さそうだなと思っていたんです。実際、食べてみたら、いい香りで、食感もサクサクしているなぁ・・・なんて思っていたところ、辛っ!となりました。後からピリッと。直線的な辛さの刺激が来ました。でも、おいしい。ずーっと食べ続けられます。

LEE:今回はごはんと一緒のタイプなんですけど、お肉だけおつまみで食べるということもあります。それも、おいしいです。

櫻井:そうなんですか。あー、ホット、ホット!辛い。

櫻井:でも、カレーが好きな人なら、好きですね。

LEE:チッチ、そんなにこわがらなくて大丈夫よ。

櫻井:そこまで、辛くないよ。後からじんわり来る。

チッチ:いただきます。んー、いい香り・・・辛い(笑)。

本日のスイーツ 「タロイモ・プリン」

LEE:激辛を食べて、汗をかきましたね?口の中が熱くて痛いのを「タロイモ・プリン」が、なおしてくれます。

櫻井・チッチ・LEE:いただきます。

チッチ:めっちゃおいしい。

LEE:甘すぎない程よい甘みがいいですね。

櫻井:不思議な感触。

チッチ:プリンとスポンジケーキの味がします。

櫻井:うん、うん。あー、そうだね。スポンジケーキにじゅっと染み込ませたみたいな。

櫻井・チッチ・LEE:タイ料理を堪能しました。ごちそうさまでした!

【SOI 7(ソイナナ)】
住所:東京都目黒区上目黒2-12-7
アクセス:東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩3分
電話:03-3760-6620
定休日:不定休
営業時間:11:30~14:30(L.O)、18:00~23:15(L.O)
※営業時間や定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。