佐藤健が出演する、株式会社大林組の新テレビCM「つくるを拓く」篇が、1月1日(金)より全国でオンエアされている。
同社は「MAKE BEYOND つくるを拓く」というブランドビジョンの策定にともない、2021年より展開する新企業広告のイメージキャラクターに佐藤を起用。佐藤が多様なジャンルで圧倒的な存在感を放ち、自身の可能性を拓き続けているという理由から、起用に至ったそう。
今回のテレビCMでは、初めて「火」に遭遇した原始人と佐藤演じる謎の人物のやり取りを通じて、困難や恐怖を乗り越えて「拓く」ことこそが「ものづくり」の起点であり、人類の発展につながることを訴求している。
撮影は、原始時代を再現するロケーションとして、大きな川と海の狭間の広大な砂地で行われ、佐藤は自らのアイディアも取り入れた、グレーのタートルネックにオフホワイトのロングコートという“時空の旅人”風の衣装で颯爽と登場。
「微妙な存在感を意識した」という演技プランを基に、本番当日も監督とじっくり話し合い、撮影が始まってからも一緒にプレイバックをチェックして、お互いに意見を出し合いながら、特異なキャラクターを作り上げていたという。
<佐藤健 インタビュー>
――今回の撮影で大変だったエピソードや、印象に残ったことをお聞かせください。
今よりもずっと前の時代、実在するような、しないような不思議な役だったので、その微妙な存在感を表現するよう意識しました。あとは、原始人との共演。これまでさまざまな役を演じてきましたが、原始人に話すというシチュエーションでお芝居をしたのは初めてのことで、印象的でしたね。
すべてのはじまりに立ち戻って、広くものづくりや“つくる”ということを見つめ、超えていく。そんな作品に出演できてよかったなと思います。
――本CMのテーマにもなっている人類の歴史やものづくりについて、どのように感じましたか?
考えてみれば、いま身の回りにあるもの・ことはすべて誰かがつくったもので、つくることによって歴史は歩みを進めてきた。そのことに改めて気づかされたように思います。
驚いたのは、ものづくりのはじまりが火の誕生という説があること。今回はその場に立ち会い、人類の歴史を動かす重要な役ができて光栄でした。
――「MAKE BEYOND つくるを拓く」というブランドビジョンの第一印象をお聞かせください。
何かをつくることで超えていこうとか、あるいはつくることを超えていこうという前向きな勢いを感じました。未来を切り拓いてくれる、わくわくさせてくれる会社だなと感じますし、このビジョンをもって、さらにそうなっていくと思います。
あとはやっぱり、建設という枠に収まらないビジョンだなと。非常に共感できますし、僕自身としても見習っていきたい姿勢だなと思いました。
――お芝居や作品を“つくる”お仕事をする中で意識していることを教えてください。
凝り固まった方法論や常識、先入観のようなものを極力持たずに、常に目の前にあることへの最善のアプローチを考える、ということを意識しています。あとは仲間内で遠慮なく意見、アイディアなどを言い合える関係を築くことが大切だなとも思います。