12月26日(土)、「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい展」のイベントに、声優の花澤香菜、杉田智和、金澤まい、漫画家の松本ひで吉が登壇した。

漫画家の飼い主と、天真爛漫な「犬くん」とクールな「猫さま」が繰り広げる日常を描いた漫画は、SNSから火が点き累計300万リツイート&1000万いいねを達成しアニメ化も果たした人気作品。

犬くんを演じた花澤は、キャラクターの魅力を「優しいところですね。演じていて犬くんが優しいなと思ったところは、ひで吉先生と一緒に寝ていて先生が追いやられてしまった時に『どうぞ~』って寝ながら譲るところ(笑)」とにこやかにコメント。

そして、「おじいちゃんの家で犬を飼っていた時に、悲しいことがあって泣いていたら寄ってきてくれてずっと横にいてくれた」と自身の思い出とともに犬の魅力を語った。

猫さまを演じた杉田は、「存在そのものが人の表情を緩くさせる魅力がある。僕は殺人鬼とかストーカーの役を演じることが多いので、こういう温かいホームコメディに出られて嬉しいです」と、猫さまのぬいぐるみを優しく抱きながらコメントした。

原作者・松本ひで吉役を演じた金澤は、「ご本人前にして話すのは緊張するのですが、テンションの乱高下がすごいというか、それがひで吉先生の魅力だなと思いました。犬も猫も飼ったことがないので、先生を降ろす気持ちで挑みました」と作者本人を横にしながら緊張の面持ちで伝えていた。

展覧会の感想を聞かれると、「たくさん見どころがあって、ずーっと見ていられる」と言う花澤に続いて、杉田は表情を変えずに淡々と「(開催場所が)銀座だと聞いて怖かったです、埼玉県出身なので。もし銀座のセレブたちが陰で笑っていたらどうしようかと思いましたが、その不安を乗り越えてまで来る価値があります」と笑いを誘いながらアピール。

金澤は「私も埼玉の北部出身なので『わあ~!銀座!』と思いました」と杉田の後に続きながら、「書き下ろし漫画もあって、すごい楽しませてもらいました」と見どころを語った。

杉田は、「いつも『キン肉マン』のエコバッグを使っていると笑われるんですが、猫さまのトートバッグを出しても笑われたので、持ってる人に問題があるんだなと思いました」と、最近は猫さまのトートバッグを愛用していると明かし、「自分が出演しているのを忘れるくらい好き」と“猫さま愛”を語った。

展示内容から「犬くんの朝ごはんの時間が7時」だと知った花澤は、「いっぱい寝て10時くらいに起きちゃいますね、見習わないと」と笑顔を見せた。それに対し杉田は、「猫さまは『深夜に運動会』と書かれていて、確かに僕もそれくらいの時間に動画を買ったりするから…運動会と言えば運動会か」と意味深なコメントをし、「やめてください、もう(笑)」と花澤がツッコむ一幕も。

金澤はそのまま話を振られ、焦りながら「2匹がうらやましいな、こんな生活がしたいな。そしてこんな2匹と生活してる先生がうらやましいな」と、ぬいぐるみの猫さまをそしらぬ顔でなで続ける杉田に代わって場を収めていた。

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Ⓒ松本ひで吉・講談社/犬と猫製作委員会