1月7日(木)22時より、大倉忠義が主演、広瀬アリスがヒロインを務める木曜劇場『知ってるワイフ』がスタートする。

本作は、夫婦関係に悩む主人公がタイムスリップという奇跡がきっかけで妻を入れ替えたことにより“本当に大切なことは何なのか”を模索するファンタジーラブストーリー。

韓国の有料ケーブルテレビチャンネル・tvNで、2018年8月~9月に放送された原作ドラマは、有料放送にも関わらず、同時間帯ドラマの視聴率1位を獲得(視聴者調査会社ニールセンコリア調べ)している。

初回放送を迎えるにあたり、大倉忠義、広瀬アリスからコメントが到着した。

<大倉忠義&広瀬アリス コメント>

――初回放送を迎えるにあたっての心境は?

大倉:新しい年の始まりというタイミングで放送を迎えることができてうれしいです。昨年の夏から秋にかけて撮影していたので、今の時期にご覧いただく視聴者の方の気分にマッチするといいな。あと、僕としては撮影から時間がたっているからか、なんだか恥ずかしい思いでいっぱいです(笑)。

広瀬:コロナ禍の中で今、テレビをご覧になる方が特に多いと思うので、テレビに出演する人間として頑張りたいと思っています。新年早々、連続ドラマに出演することができてとてもありがたいです。でも、大倉さんがおっしゃるとおり、私も恥ずかしいですね。撮影と連動して放送があれば、役のモードに入っているので自然に見られますが、今作の撮影を終えてほかのお仕事をさせていただいていたので、時間が経って改めて見ると、恥ずかしかったです。

――第1話をご覧になって、いかがでしたか?

大倉:撮影はシーンの順番ではなく、バラバラに撮影していましたし長期間に渡っていたので、よく画(え)がつながるもんやな、と(笑)。特に印象に残っているのは、お互いの不満が爆発してケンカしているシーンですね。

広瀬:1話でもシーンによっては終盤に撮影していましたよね。後半戦で体力的にも精神的にも踏ん張りながら撮っていたことも思い出しました。

大倉:僕が演じた元春(もとはる)は、いい具合に腹が立ちます(笑)。でも、実際にはこういう男性は多いんじゃないかな。

かっこつけなくてはならなかった大学時代のシーンは、キラキラしたやり取りが多いので恥ずかしいです。広瀬さん演じる澪(みお)は、タイムスリップの前後でのギャップがすごいと思います。

恋人同士の時はかわいらしい子が、結婚して何年もたつと自分を怒鳴ってくる。元春も気遣いができなくなってくるので一方が悪いということではないのですが、奥さんに「おい!」と言われたり、ゴミ出しの日を確認するシーンで「今日だよね?」「は?火曜だろ」と返されたりするのはビビりました。僕は結婚していないのでわからないですが、リアルなやりとりなのかな。

広瀬:ご覧になっていただいた女性陣からは「広瀬、よく言った!」と言っていただけるのではないかなと思っています。最近Twitterで、旦那さんに怒っている主婦の方の投稿を見ているんですが、1話の澪のセリフはまさにその方々を代弁していると思います。

放送が始まったら、そんなみなさんの投稿に『知ってるワイフ』の話題もでてくるのかなと楽しみにしています。

――撮影前に大倉さんは、「広瀬さんがどのくらい罵倒してくれるのか、M心がうずく」と冗談をおっしゃっていましたがいかがでしたか?

広瀬:そんなことおっしゃっていたんですか(笑)!

大倉:はい(笑)。でも、実際はそれどころじゃなかったです。ケンカするシーンはカットを割らずに一気に撮っていたので、テンションを維持することや、セリフをかまないようにしなきゃとか意識することが多くて、M心どころではなかったです(笑)。

広瀬:私もケンカしているシーンが印象に残っています。今回、いちばん緊張感のあるシーンだと思います。

――関ジャニ∞が歌う主題歌も作品を盛り上げていますね。

広瀬:関ジャニ∞さんの曲、やばいです!(笑)。見事に盛り上げていただきました。

大倉:ありがとうございます!今回関ジャニ∞で担当させていただけてうれしかったです。ご覧いただく方の気持ちを盛り上げられたらと思います。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

大倉:ご時世的に家族と過ごす時間が多い中で、距離感やバランスがくずれてくることも多いと思うので、このドラマをご覧いただき“コロナ離婚”が減るといいなと思います(笑)。

タイムスリップというファンタジーの要素もありながらもリアルな夫婦の心情描写もあるストーリーなので、自分事としてハマっていただけたらなと思います。「タイムスリップしたら、あの子と結婚して…」とか考えて…それはダメだ、ケンカしちゃいますね(笑)。

まだまだ緊張感のある毎日が続くと思いますので、深く考えず楽しんでいただければうれしいです。

広瀬:夫婦のリアルな距離感と問題が1話で描かれていて、そこから過去に戻って物語がスタートします。共感していただきつつ、ファンタジーの要素もあるので、純粋にストーリーを楽しんでいただけたらうれしいです。

恋愛ドラマにでているイメージがあまりないと思いますので、新鮮に見えるかもしれません。そのあたりも楽しんでいただけたらと思います。ぜひご覧ください!

<第1話あらすじ>

『あおい銀行』に勤務する剣崎元春(大倉忠義)は、大きな悩みを抱えていた。それは、妻の澪(広瀬アリス)との関係。二人の子供もいて順風満帆にみえるが、悩みは澪の自分への態度。

一方、澪もファミリーレストランで働いているが、家事、育児に非協力的な元春にいら立っている。ある日、急な仕事で保育園に子どもを迎えに行けなかった元春は、怒った澪に物を投げつけられ、家から追い出されてしまう。

大学時代の親友、木田尚希(森田甘路)が経営する居酒屋に駆け込んだ元春は、銀行の同僚、津山千晴(松下洸平)を呼び出し、澪と離婚したいと愚痴る。

そんな矢先、商談に出かけた元春は、大学時代の後輩、江川沙也佳(瀧本美織)と再会。食事に行くと、元春は沙也佳から「学生時代に好きだった」と明かされる。沙也佳は巨大企業・西急グループの令嬢で、マドンナ的存在。当時、元春も憧れを抱いていたが、まさか自分を好きだとは思っていなかった。

しかし、思い当たることがある。大学時代に元春は沙也佳からコンサートに誘われたことがあったのだ。その当日、バスに乗って出かけた元春は、車内で女性が財布を落としたのを見て拾い、途中下車して交番に届ける。財布を落とした女性こそ、高校生の澪だった。結局、沙也佳との待ち合わせに遅刻してデートはできず、この出来事が澪と結婚するきっかけとなっていた。あの時、バスを降りなければ…。  

その後も、相変わらず澪の冷たい態度に辟易しながら、外回りの仕事を終えて公園で一息つく元春。すると、目の前に奇妙な男・小池良治(生瀬勝久)が現れる。ぶつぶつと何かを呟く小池。“過去に戻ることが出来る”という言葉に反応した元春に、小池は500円硬貨を渡した。その硬貨が元春の人生を大きく変えることになり――。