1月9日(土)、映画「大コメ騒動」の公開御礼イベントが行われ、井上真央、室井滋、鈴木砂羽、本木克英監督が登壇した。
1918年(大正7年)、富山県の貧しい漁師町で起こった「米騒動」。本作は、この日本の女性が初めて起こした市民運動ともいえる出来事で活躍した女性たち(=おかか)にスポットを当てた“大痛快”エンタテインメント。
日々の暮らしを守るため、井戸端から沸き上がった女性たちの声が、社会を大きく変えていく「笑いあり!涙あり!」の実話をもとにしたストーリーだ。
この日のイベントは当初、映画館での舞台挨拶として開催予定だったが、情勢を鑑み中止に。そんな状況ながら、主演の井上を中心としたキャストが「メッセージを伝えたい」と願い、トークイベントとして開催されることに。
同日20時から、映画公式YouTubeでイベントの模様が配信される(視聴URLは、映画公式サイト、公式Twitter、Facebookにて公開)。
登壇した井上は、「今日は舞台挨拶をやるはずでしたが中止になり、私もとても残念だったのですが、このような場を設けていただいてうれしい」と、まず、イベントが開催されたことを喜んだ。
しかし、続けて「思いがけずユーチュービュデビュー?ユーチュービュ…」と、「YouTube」が言えず、隣の室井から「ユーチュー“ブ”!」とツッコミを受け、さっそく笑いを誘う。「思いがけず、YouTubeデビューすることができたので、今日は今日で楽しみたい」と意気込みを語った。
そんな井上は、本木監督が緊急事態宣言が出されたことによる、エンタメ業界への打撃に落ち込んでいる様子が気になったようで、「そんなに落ち込まないでくださいよ」と、はげます場面も。
本木監督は「家に閉じこもってニュースを見ていると、次々と(映画の公開などが)延期や中止になって。『これ、どうなるんだろう』という気持ちになる。今日は、女優さんたちの顔を久しぶりに見て、少しは前向きな気持ちになろうかなと思っています」と、笑顔を見せた。
すると、室井から「今日は砂羽さんは派手ないでたちなんですよ。スケスケで」と報告が。ぱっと見ではジャケットを着ているため、分かりづらかったが、この日の鈴木の衣装は、シースルーのトップスで、インナーがスケスケのセクシーなもの。鈴木は「監督のために、モチを…(笑)」と、胸を寄せてアピールして、爆笑を起こした。
室井は、米が題材となっている本作の公開に向けて、縁起を担ぐ意味で、「12万2000円の電気釜を買いました」と告白。「全国の銘柄を炊き分けるという優れもので、これで(映画の舞台になっている)富山のお米を炊いてみたところ、気絶しそうなくらいおいしかった。103年前の“おかか”たちに食べさせてあげたかった」と大興奮で明かし、「そんな思いで自分がたくさん食べて、去年より太ってます(笑)」と、オチをつけて笑わせた。
最後に井上は、コロナ禍であることや、舞台となった富山県が現在、豪雪に見舞われていることに触れ、「映画は、撮影から公開まで期間が空くので、その間に何事もなく無事に公開してほしいといつも思うんです。この映画は特にそれを願ったというか。本当にみんなの思いが詰まっていたので、『なんとか見てもらえたらな』とすごく思っていましたね。だから、自分にとっては忘れられない作品になりました」と、思いを明かした。
イベントの様子は動画でチェック!
最新情報は、映画「大コメ騒動」公式サイトまで。
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
配給:ラビットハウス、エレファントハウス