岩田剛典が主演、新田真剣佑が出演する映画「名も無き世界のエンドロール」。本作でヒロイン・ヨッチ役を演じる山田杏奈のメイキング映像とコメント動画が公開された。
「名も無き世界のエンドロール」は、2013年に単行本として発売され、予想外の結末が話題を呼んだ人気作。親がいないという共通点を持ち、互いに支え合いながら生きてきたキダ(岩田)とマコト(新田)が、ある事件で感じた不条理な世の中に復讐していく物語だ。
キダとマコトの幼なじみで物語の鍵を握るヒロイン・ヨッチを演じる山田は、佐藤祐市監督が実際に会ってキャスティング。いつもはマコトとともにキダにドッキリを仕掛け、無邪気な笑顔で周りを明るくする太陽のような存在のヨッチだが、ふとした瞬間につらい過去が垣間見える。
山田は、自身の役柄について「キダとマコトとヨッチの3人で本当にかけがえのない時間の中で、ヨッチも2人との関係をすごく大事にしている。自分の中の信念を強く持っていて、キダとマコトといるときはお姉ちゃんみたいなところもある魅力的な人」と語る。
撮影現場では、強い信念を持って幼なじみの2人を愛情深く見守るヨッチを次々と表情を変えて演じきり、スタッフの度肝を抜いた。
特に、山田をキャスティングし、その表現力の高さを間近で見ていた佐藤監督は、「山田さんはまだお若いですが、自分の役どころを明確に掴んでいて、最初にお会いした時から質問してくるところもすごく的を得ていました。それと同時に、監督としては一番怖い存在でもありました」と、恐れを抱いていたことを告白。
その上で、「繊細な表現力が必要なシーンでも理解が早く、さらにお芝居に入ると自分の意見もハッキリと伝えてくれる頼もしい存在。これからどういうふうに成長していくのかすごく楽しみです」と、唯一無二の表現力に最大級の賛辞を送り、彼女の未来にエールを送っている。
1月8日(金)に20歳の誕生日を迎えたばかりでありながら、芸歴はすでに10年目に突入した山田。20歳を迎えることについて、「社会人の役も増えていくと思いますし、役を通じて色んな職業のことを知ったり、お芝居をすることが増えると思うので、楽しみにしています!」と、華々しい未来に期待をのぞかせた。
2021年は1月29日(金)に本作が公開されることを皮切りに、翌週2月5日(金)には主演映画「樹海村」、「哀愁しんでれら」と続々出演作が公開される予定。その才能溢れる山田の勢いが止まらない。
映画「名も無き世界のエンドロール」は、2021年1月29日(金)全国ロードショー。
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©️行成薫/集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
最新情報は、映画「名も無き世界のエンドロール」公式サイトまで。
<あらすじ>
クリスマス・イブの夜。
日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた―。
複雑な家庭環境で育ち、寂しさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし、20歳のときに、訳あってヨッチは2人の元から突然いなくなってしまう。
そんな彼らの元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、まったく相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその理由を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。
以来、キダは<交渉屋>として、マコトは<会社経営者>として、裏と表の社会でのし上がっていく。
そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。