1月11日(月)、エナジードリンクメーカーのレッドブル・ジャパンがこれからの社会を背負って立つ新成人を応援するため、オンライン成人式イベント「Red Bull 成人祭」を開催した。

新成人の代表として岡田結実、新成人の先輩としてヒップホップアーティストのAwich、プロクライマーの原田海、そしてシークレットゲストとして中田英寿が登壇し、それぞれの20歳の頃について語り合った。

多くの地域で成人式の開催中止や、オンラインに移行するなどの対応がなされている現状について、新成人を迎えた岡田は「地元の成人式は中止になったけれど、皆さんに祝ってもらえて楽しい」と笑顔を見せ、「大人の仲間入りなんだ、責任感を持ってと思いますが、相変わらずこんな感じで楽しんでいます」とコメント。

岡田に向けてAwichは「20歳って変化を迎える年だと思うけれど、自分らしくマイペースに」と自身の経験を振り返りながら語り、原田は「いつも通りにしていれば、気が付いたら21歳になっていると思います」とそれぞれに祝福しながらも、“気負わずに”というメッセージを伝えた。

イベントの後半には新成人を激励するために、シークレットゲストとして中田英寿が登場。弱冠20歳にしてサッカー日本代表の司令塔になり、日本を初のワールドカップに導くなどの輝かしい“20歳の経歴”を振り返りながらトークを展開。

「今でこそ海外には100ヵ国以上訪れているけれど、1人で初めて海外旅行をしたのは20歳の時でした」と懐かしそうに語り、「20歳は転換期だった」とコメント。同じく「僕も初めて1人で海外に行ったのは20歳の時でした、その時に世界観が変わった」という原田に、「それまではサポートがあったけれど自分で何もかもしないといけないから」と、互いに10代の頃から世界で活躍してきたからこその共感を見せた。

今まで、そしてこれからの人生設計について聞かれると、「20歳の時も今も変わらず、あまり長い先のことは考えない。今できることしか考えないし、逆に過ぎたことは一切考えない」と持論を展開。「そもそもサッカーはしていたけれど、大学に行くつもりで勉強をしていたので、最終的に選手としての進路を選んだのは高校の終わりに正式にオファーが来てからだった」と回顧した。

そして、「20歳でやり残したことはない」と即答する中田に、岡田は「かっこいい!やり残したことないですと言ってみたいです」と目を輝かせる一幕も。

しかし、挫折経験の有無について問われると、「サッカーを29歳でやめているので、それは“やり切った”というよりも“やめた”なので自分の中では挫折ですね」と胸の内を明かしつつも、「目標は達成するよりも向かっている間が楽しい、目標に向かって努力することが楽しいと思える環境があることが幸せだと思う」とメッセージを伝えた。

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