1月17日(日)、ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」の開幕直前取材と公開稽古が東京建物BrilliaHALLで行われた。
本作は、“コメディ界のビートルズ”と称されるイギリスの人気コメディ・グループ「モンティ・パイソン」の大ヒット映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(1975年)をもとに製作されたミュージカル作品。
映像からミュージカルまで幅広く手がける福田雄一が演出を担当し、主人公のアーサー王に山田孝之が扮するほか、賀来賢人や矢本悠馬、シソンヌなどの福田組常連から、日本ミュージカル界を牽引する実力派・新妻聖子、そして、ミュージカル俳優として進境著しい小関裕太、三浦宏規ら各界の豪華俳優陣が結集している。
この日は18日(月)の初日を前に、キャストが本番への意気込みを語った。
山田孝之
見どころは賀来賢人のお芝居です。
賀来賢人
さんざんくだらないことをやり、そして、明るいダンス、歌。2時間後ぐらいには「あー、楽しかった。で、何の話だったんだろう?」で終われる、とても素敵なミュージカルになっていると思います。
小関裕太
2021年が始まって、この作品が今年初めての観劇になる方も多いと思うので、笑いで始まるいい作品なんじゃないかなと思います。大爆笑がとれるように頑張ります。
三浦宏規
どのシーンも本当に面白いんですけど、一番は僕が稽古場で何回も泣きそうになった新妻さんの歌唱シーン、これが見どころだと思います。オケ付きで初めて観た時はマジで泣きそうになりました。
矢本悠馬
僕は1人だけ9㎏~10㎏ぐらいの荷物を背負って本番をやってるんですよ。相当、汗と疲れが出ると思うので、そういうものを背負いながらコメディをやってるんだなと思いながら観てほしいです。
じろう(シソンヌ)
僕は歌を一生懸命歌っているんですけど、先ほど新妻さんにからも「歌を始めた頃の私を見ているみたい」っていう言葉をいただいたので、そこで勝負していきたいと思います。
長谷川忍(シソンヌ)
相方の声が新妻さんに褒められたんですけど、よくよく聞いてたら「若い頃の、ただがむしゃらに無謀に歌っている頃の私の声と一緒だ」って言われたので、褒められてるわけではないんだなということに気づきました(笑)。うちの相方のハイトーンボイスもなかなかいい目立ち方をしていると思いますし、自分にいたってはどうやって足を引っ張らないようにするかということ、歌も踊りも一生懸命やっていますので、そこは評価していただきたいです。
新妻聖子
これぞブロードウェイミュージカルという華やかで楽しいシーンが満載の楽しいミュージカルです。このような豪華なお衣装、ウィッグをつくってくださったスタッフさんをはじめ、素晴らしいスタッフの皆さんに支えられ、キャストの皆さんも粒ぞろいで素敵。今、舞台に上がっていないキャストの皆さんのソング&ダンスも素敵で、オーケストラの皆さんの演奏も素晴らしいです。「あぁ、楽しいミュージカルを観たな」と思っていただけるように、皆様に笑顔で帰っていただけるように一丸となって頑張りたいと思います。
福田雄一
ミュージカルとして締めるところは締める、自由なところは自由に遊ぶという。まだこの時点でもセリフが決まっていないところが何ヵ所かあります。フワフワしておりますが、そこを思う存分楽しんでいただければと思います。
最後に意気込みを尋ねられた山田は「よし、やるぞ!」と力強くガッツポーズ。そして、「いろいろありますけど、ここにいる時間ぐらいはイヤなことを忘れて笑ってもらうことを目標に、スタッフ・キャスト全員頑張って稽古してきたので、僕らはそれをぶつけるだけ。本気で受け取って、笑ってもらえたらと思います」とメッセージを送った。
ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」最新情報は公式サイトで。