1月21日(木)映画「すばらしき世界」のプレミアイベント上映が行われ、主演の役所広司、仲野太賀、長澤まさみ、監督を務めた西川美和が登壇した。
西川監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ作品。
イベントでは、劇中でテレビディレクター役を演じた仲野とプロデューサー役を演じた長澤による、役所への質問タイムが設けられた。
リポーターの仲野から「ぶっちゃけ、仲野太賀はどうでしたか?」と聞かれ、「仲野太賀くん、出てたっけ?」とおどける役所。しかし、「彼はね、映画小僧ですね、映画が大好き。なかなか素晴らしい俳優さんだと思いますよ。愛されキャラですよ、普段から可愛がられるタイプの役を普段から演じてますね」と真摯に語ると、仲野は「本人も相当喜んでいると思います」と笑顔を見せた。
長澤が「逆に便乗させてもらって、長澤まさみはどんな女優でしたか?」と聞くと、役所は「キレイですよ、ものすごくキレイです」と即答。「劇中でハイヒールを履いて走るシーンがあるんですけど、ハイヒールであのスピードで走るのはすごいなと思いました。そこから仲野太賀くんに啖呵(たんか)をきるシーンは、素晴らしかった」と称賛。長澤は「ありがとうございます」とうれしそうに答えた。
それぞれの質問を終え、仲野が「こちらからは以上です」と伝えると、役所は「失敗だね、この企画は」と、バッサリと斬り捨て会場を笑わせた。
映画「すばらしき世界」は、2月11日(木・祝)全国公開。
最新情報は、映画「すばらしき世界」公式サイトまで。
©️佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画